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AI発信が加速した2025年をふりかえる:技術広報の視点で読み解く「Bet AI」の一年

この記事は LayerX Tech Advent Calendar 2025 の13日目の記事です。

前日は、 yata さんの 「緯度経度からの住所検索!〜日本の住所に絶望し、希望を見つけるまで〜」でした。


こんにちは、すべての経済活動をデジタル化したい makoga です。今回は技術広報の視点で、2025年にLayerXのAI発信がどのように加速していったのかをふりかえります。

はじめに:2023〜2025のAI文脈と、技術広報としての「課題意識」

LayerXでは毎年末にCEOのnoteが公開されており、その内容の変遷に、会社としてのAIへの向き合い方がよく表れています。

経営レイヤーでは早期からAIを中心テーマに据えていた一方で、2025年初頭の社外の技術者の認知としては「LayerX=AI企業」というイメージはまだ強くありませんでした。

プロダクト開発ではAIエージェントやLLM活用が当たり前になりつつあり、明確に「AIの会社へ変わりつつある」手応えが社内にはありました。しかし、外から見るとその変化はまだ十分に可視化されていません。技術広報として、このギャップは小さくありませんでした。

そこで2025年1月、私たちは“AI領域の発信を、量と質の両面で重点強化する”という方針を決断しました。 ブログ、イベント、カンファレンスなどを連動させ、「AIに本気で向き合うLayerX」を立体的に示す必要があると考えたためです。

その後4月には、会社として行動指針を「Bet AI」にアップデートするプレスリリースを発表。プロダクト開発、業務プロセス、カルチャーをAI中心に再設計するという宣言は、技術広報としての方針とも完全に一致していました。

組織の意思決定と技術広報の準備が同期したことで、2025年のLayerXはAI発信が一気に加速する年となりました。

この記事では、その背景と成果を技術広報の視点で整理します。

2025年の外部発信全体像

“点”ではなく“面”でつくるAIブランド

2025年は、AIに関する発信が量・質ともに大きく変化した一年でした。その背景には次の3つがあります。

  • 行動指針「Bet AI」による全社的な後押し
  • 事業横断でAI活用が深まり、発信できる素材が揃った
  • 技術広報として「AI領域のブランド構築」を中心テーマに据えた

その結果、発信は次の5つの柱で展開されました。

  1. エンジニアブログ(55日連続リレー)
  2. 自社カンファレンス(Bet AI Day)
  3. 自社イベント(Meetup)
  4. 外部イベント協賛
  5. TechBook(書籍)

これらは最初からすべてを設計していたわけではなく、取り組みながら 「どこで反響が生まれるか」「何がLayerXらしい発信か」 を検証しつつ形成されていったものです。

結果的に、“地に足をつけてAIに取り組む企業としてのLayerXの立体像” が社外からも認識されるようになりました。


実践知を可視化した「AI Agentブログリレー」

2025年を象徴する取り組みが、9月から始まった AI Agentブログリレー です。

  • 55日連続更新
  • 実装・設計・運用の知見を幅広く公開
  • エンジニアだけでなく PdM、デザイナー、Biz も参加

これはあるメンバーの熱意から始まりました。

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技術広報としては、その提案を受けて次の3点を期待しました。

  • AIの取り組みが「一部のチーム」ではなく “組織横断で進んでいる” ことの可視化
  • 長期企画を通じた 継続的なAI存在感の醸成
  • 事業横断の知見を “つなげて見える化” する

結果として、扱われたテーマは AIエージェント開発、Agentic Workflow、AI Agentフレームワーク、Knowledge Graph など多様化し、「LayerXにはAIエージェント開発の深い知が幅広く存在する」という認知形成に大きく貢献しました。

最終回では推し記事も紹介されています。ぜひご覧ください。 tech.layerx.co.jp


初めての自社カンファレンス「Bet AI Day」

8月1日には、LayerXとして初めての自社カンファレンス「Bet AI Day」を開催しました。

テーマは LayerX 7周年にかけた 「7 Bets on AI」。AI時代の経営から、コーポレート業務の自動運転、金融、LLMプラットフォーム、セキュリティ、AIエージェント、MLOpsまで、7つの領域を横断的に提示しました。

技術広報としては次の3点を特に重視しました。

  1. 「なぜ今、AIなのか」を経営レイヤーが語る場をつくる
  2. プロダクト・技術・人を一体で語るためのプログラム構成にする
  3. 単発で終わらない“対話の起点”をつくる

また、平日お昼のカウントダウン企画「7Days LT」では、7人 x 7日間 = 49名の多様な職種が登壇する熱量の高いイベントになりました。

参加登録者数:

  • Bet AI Day: 2,268名
  • 7Days LT(7日間合計): 1,573名

カンファレンス当日および7Days LTのアーカイブ動画はこちらからご覧いただけます。

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自社イベントでの継続的な発信とコミュニティの立ち上がり

自社主催のミートアップイベントも、かつてない規模で盛り上がりを見せました。

www.youtube.com

  • AI Coding Meetup(計3回)
    • オフライン:300人以上
    • オンライン:2,200人以上

これらのイベントを、技術広報としては“AIコミュニティとの接点形成” と位置づけて設計。 定期開催により、「LayerXはAI技術の議論ができる場を提供する会社」という認知が確実に広がりました。


協賛によって外部コミュニティと共にAIを考える場を増やす

LayerXは2025年も多くの技術イベントに協賛しました。

AI、機械学習、Go、JavaScript/TypeScript、SRE、マネジメントなど領域は多岐にわたり、 登壇やブース企画、LTや投票企画を通じて、多くの参加者と対話が生まれました。

協賛は、単なる露出のためではなく、企業としての信頼を積み上げ、対話のきっかけをつくることを重視しています。


TechBook出版

11月の技術書典では、LayerXとして初めてのTechBookを出版しました。これも現場の声から進んだ企画でした。

CEO福島、CTO松本をはじめ、17名が寄稿し、AI・LLM・エージェント・MLOpsなど、LayerXが今年取り組んだAI領域や利用技術について幅広くまとめました。ブログやイベントとは異なり、「LayerXが何をどう考えてAIに取り組んでいるか」を深く語れる媒体として非常に大きな意義がありました。

また、技術書典という場を通じて、LayerXを初めて知っていただく読者にも届いた点が大きな収穫でした。当日会場では物理本が完売するほどの反響をいただきました。ご購入いただいた皆様、ありがとうございました。


活動サマリ

Bakuraku Engineering Team Deck - Speaker Deck

2025年を通じて積み重ねてきた活動は、定量的にも大きな広がりを見せました。 登壇数、ブログ投稿数、イベント開催数、技術書執筆など、多様なチャネルでの発信が 「AI企業としてのLayerX」という認知の後押しになったと感じています。

まとめ

行動指針「Bet AI」を軸に、ブログ、カンファレンス、イベント、協賛、書籍と多面的にAIの取り組みを発信した結果、社外からは「LayerXってAIの会社だよね」という声を多くいただくようになりました。

2025年は、“AIに本気で向き合う会社”としての姿が外へ立ち上がった一年だったと思います。

これらの成果は、現場の一人ひとりが常に好奇心を持って取り組んでいることで発信のネタがあること、経営陣の後押し、そして発信文化が根付いているLayerX全体によって生まれたものであり、技術広報だけで成し遂げられるものではありません。あらためて関係者の皆さまに感謝します。

2026年は、下記などを通じて、発信の質をさらに高めていく予定です。

  • AIエージェント/Agentic Workflowの実践知のさらなる深化
  • 海外含む技術コミュニティとの連携
  • プロダクトAI化の具体的なケーススタディ公開
  • 社内外の技術者をつなぐ新たな企画

LayerXの「Bet AI」は、これからも続きます。 引き続きブログやイベントでお会いできることを楽しみにしています。




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