2014年に、Route53でドメインの取得ができるようになりました。 ということで、お名前.comなど他で取得していたドメインもRoute53に移管できます。
以前からやろうやろう詐欺をしていたので、やってみましょう。
お名前.com の事前作業
ドメイン移管ロックを未設定にする
お名前.comでは、移管作業をロックできます。*1
今回は移管するので、未設定になっていることを確認します。(もし未設定になっていない場合は未設定にします)

Whois代行の一時解除
プライバシー保護ともいわれますが、Whois代行を一時的に解除します。これは、移管処理においてAWSはWhoisからのメールアドレス取得するためです。
代行はWhois検索されでも自分の住所氏名が表示されないように個人なら必ず設定するでしょう。AWSでも設定できるので移管時だけしかたない。

ちなみにWhois代行解除まで少し時間かかります。もし、WhoisからAWSがメールアドレスを取得できないと次のエラーがAWSでのドメイン移管時に表示されます。
↓のはサンプルです。

管理アドレス確認
移管の確認などでメールに連絡が来ます。使ってないアドレスとかじゃないことを確認しておきましょう。
ドメイン詳細から確認できます。

AuthCode の取得
移管に使います。移管元で発行されたものを使うのでドメイン詳細から確認しておきましょう。

AWS 作業
NameServer 情報取得
移管するので、移管先でName Serverを取得します。
ふつーに、Hosted Zoneを作成すればName Serverが取得できるので確認しましょう。

移管開始
Route53 > Registered Domainに進むと、Transfer Domainがあります。

問題なくWhoisから情報取得できたら、Add Cartします。

Authorization Codeを聞かれるのでお名前.comで取得したAuthCodeを入力しましょう。

Name Serverの欄は、Route53にHostedZoneをすでに登録してあれば勝手に補完されます。

Contact情報をいれます。

ここでPrivacy Protectionをすれば、Whois代行と同様にコンタクト情報が隠されます。

最後に確認して完了です。

これで移管したドメインが表示されます。

一覧画面では移管ステータスが見られます。

移管認証
まずはAWSからTransferしますか? という確認メールがくるので問題なければクリックして認証します。
差出人メールアドレスはAmazon Route 53 <noreply@domainnameverification.net> 。件名は、Amazon Route 53 <noreply@domainnameverification.net>だったりします。


これで、認証確認画面がDomain Transfer in profressに変化します。

続いて、お名前.comから移管のメール認証が届くので認証します。



続いて、AWSからコンタクト情報が正しいか確認メールがくるので認証します。


これで、あとはAWSの移管作業が完了するのを待ちます。
移管完了
AWSから移管完了通知がきます。

お名前.comからも移管完了通知がきます。


AWSでPrivate Protectionを有効にしていれば、Whois代行のように所有者の住所などは隠されます。
これで全移管作業が完了します。
Azure DNS
記事を書いている最中、MS IgniteでAzure DNSが発表されました。
https://azure.microsoft.com/en-us/services/dns/
https://azure.microsoft.com/en-us/documentation/services/dns/

Route53は、ドメインレジストラになれますが、Azure DNSは現状なれなさそうですね。NS Recordの委譲までのようです。つまり、本記事のDNS移管はAzure DNSでは現状できません。

nslookupでrefreshやretry、expiireを見ます。

PS C:\> nslookup –type=SOA contoso.com Server: ns1-04.azure-dns.com Address: 208.76.47.4 contoso.com primary name server = ns1-04.azure-dns.com responsible mail addr = msnhst.microsoft.com serial = 1 refresh = 900 (15 mins) retry = 300 (5 mins) expire = 604800 (7 days) default TTL = 300 (5 mins)
TTLなどは、AWS Route53のAレコードデフォルトが300です。が、SOAは900 (15min)なので、かなり短めですね。これは、ちょっとどうかなぁ。感です。
とはいえ、Azure内部のDNSなどならRoute53をわざわざ使わなくていいのはいいことですね!
まとめ
ドメイン移管までやりたいなら、AWS Route53で。NSの委譲程度でいいなら、Azure DNSでもいいでしょう。
ぜひ使い分けましょう。
*1:デフォルト未設定