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1年間で80記事をリリースしてきたテックブログ運営から見えてきたもの

こんにちは、ファインディ CTOの佐藤(@ma3tk)です! ちょうどテックブログを始めて1年経ちましたので、今回はその振り返りと今後の方針についてお話します。結論としては、テックブログを始めて良かったと思います。

テックブログを始めるのは簡単です。そんな中で推進して継続することが大変でしたが、ファインディのエンジニア組織にとってポジティブな側面が多くありました。

それでは見ていきましょう。

なぜテックブログを始めたのか

我々ファインディは2024年2月にテックブログを始め、ちょうど1年が経過しました。

実は昔からテックブログは始めたい気持ちがあったものの、次の点で躊躇していました。

  • テックブログが途切れることで逆にエンジニア組織が微妙に見えてしまう可能性
  • 推進する人が少なく、やりたいと言ってくれる人が多くなかった

エンジニアリングとして高いレベルでプロダクト開発が行えているものの、個人のnoteの発信だけでは不十分で、組織的に技術広報をする必要があることを2023年に認識しました。

そして日々の目標設定をする上で、エンジニア個人でも実は「発信をして採用や技術広報にトライしたい」という意欲の高いメンバーが多かったことも相まりました。

このテックブログは単なる技術の紹介だけではなく、組織としてのアーキテクチャやツール選択の背景や組織としてのあり方に透明性を持たせて発信をすることを目的としました。

始めてからの実績

テックブログを始める以前の話ですが、カジュアル面談のタイミングでファインディについて「サービスは知っているが、エンジニアがどんなことをしているかはわからない」という声が多くありました。

テックブログを始めて1年で次のような実績になりました。

  • 80記事以上をリリース(週平均1.5記事以上のペース)
  • 延べ282,223人のユーザーにご訪問いただき、1記事あたり平均約3,500アクセス
  • はてなブックマーク合計4,622、1記事あたり平均57はてブ

2025年2月時点での情報ですが、「思っていた以上にアウトプットできた」というのが僕の感想です。

特に反響の大きかった記事などは 2024年ふりかえり!Findy Tech Blogの人気記事まとめ - Findy Tech Blog でまとめておりますのでこちらもご覧ください。

テックブログによって起こった変化

ファインディ応募者にとって理解の助けになった

テックブログを開始してから、カジュアル面談や選考の場で「ブログを読みました」という声を多くいただくようになりました。

実際に入社したメンバーからも「ブログを読んで、ファインディのエンジニア組織の考え方や業務の進め方にマッチすると感じて応募しました」といったポジティブなフィードバックをもらっています。

また、テックブログで過去の意思決定の背景が書いてあることによって、カジュアル面談でもファインディの未来についてお話する時間が多くなり、興味を持っていただける割合が増えたと感じています。

組織の意思決定プロセスや技術選定の背景や取り組みを伝えることで、入社前後のギャップを減らし、互いの期待値をすり合わせることができるようになったと感じています。

一方で、カジュアル面談で「ブログ記事を過去に読んだことがあるかどうか」を聞いても、テックブログの認知ができていないこともあります。まだまだ伸びしろがいっぱいですね。

チーム間の取り組みがよりクリアになった

ブログ執筆をきっかけに、社内のエンジニアが外部イベントでの登壇や技術発信に積極的になるという好循環も生まれました。

社内でチーム間での取り組みを共有していたつもりでしたが、テックブログの記事を公開することで異なるチーム間でのコミュニケーションも活性化し、「他チームがどんな課題に取り組んでいるのか」を知る機会が増えました。

「エンジニアの日常」が読まれることがわかった

予想していなかった効果として、「日常シリーズ」として公開している日々使っているツールや作業デスクなど直接の業務に関係しない記事がヒットしています。

なぜそれほど読まれるのかについては分かりきっていませんが、技術的な内容だけでなく、実際に私たちがどのように働いているかという「日常」を見せることで、どんなメンバーがファインディに関わっているのかの人柄がわかってくるのではないかと思います。

PV数においても、当初の予想を大きく上回る記事が複数あり、これからも様々なエンジニアの「日常」についてシリーズ化して出していきます。

社内でブラッシュアップして社外に記事を出せる

実はテックブログの記事の原案の一部は、社内のナレッジ共有ツールに投稿しています。

まず社内向けの情報共有を行い、その記事をベースに社外に向けてテックブログに公開するという流れも徐々に確立されつつあります。

社内では多少荒削りな内容でも投稿して言語化の強化を進め、そこでの反応を見ながら外部に発信したい記事を選定・ブラッシュアップすることで、効率的なコンテンツ作成フローになります。

テックブログを進める上で意識したこと

記事作成プロセスを初期から整えた

1年間の運営を通して、効率的な記事作成プロセスに仕上げることができましたが、初期は失敗が多くありました。

例えば、記事の方向性を揃えずに一気に書き上げてしまって、テックブログの方向性からズレてしまうことがあり、差し戻し・手戻りも何度か発生しました。テックブログとしていいものに仕上げたいこともあり、しっかりレビューをしてきました。

  1. 執筆前にサマリを箇条書きで提出し、方向性のレビューを実施することで手戻りを防ぐ
  2. 編集長やCTOが中心となり、記事内容をレビュー(ファインディ社として出すべき記事になっているかの詳細の確認)
  3. 運用会議や目標設定により、全員で継続的なコミット・スケジュールを確保する

上述の流れによってなるべく執筆者に差し戻しや多数のコメントがつかない状況を作りました。合わせて、技術的な内容だけでなく「なぜその技術を選んだのか」「どのような議論があったのか」という背景情報を必ず含めることで、単なる技術ブログではなく、組織としての考え方を伝えられるコンテンツになりました。

執筆者の思いや背景を盛り込んでもらう

これまで、執筆者の思いを積極的に取り入れた記事に仕上げることに注力してきました。「どんな記事を書きたいか」「どんな情報を発信したいか」をエンジニア自身から引き出すことで、意思決定の背景を理解できる記事が増えてきました。

また、技術解説と組織文化の両立を意識し、「技術的に面白いだけ」「組織論だけ」に偏らないバランスを取ることも重視しました。

定期的な運用会議での振り返りと、四半期ごとの目標設定により、一時的なブームで終わらない継続的な取り組みになりました。

2年目に向けた新しい取り組み

2年目では、これまでの技術領域に加えて、次のようなテーマにも挑戦していきたいと考えています。

  • 生成AIの活用事例と開発プロセスへの統合の発信
  • エンジニア組織のマネジメント方針と成長支援の仕組み
  • エンジニアの日常シリーズの拡張

などについてもトライしていきます。

その他にも、グローバル展開に合わせた英語での情報発信として、日本語記事の英語翻訳や英語でのオリジナル記事の作成などもトライしていく予定です。

より一層「働いてみたい」「技術の使い方で参考になった」と思っていただけるように、テックブログでファインディのエンジニア組織のリアルと技術を伝えていきます。

2年目も昨年と変わらない70記事を当たり前に公開し、様々な種類の記事に挑戦することで今まで以上に読んでもらえるテックブログへと進化させます。

おわりに

この1年間、多くの方にテックブログを読んでいただき、本当にありがとうございました。

これからも、単なる技術情報の発信にとどまらず、ファインディのエンジニア組織の考え方や文化、そして目指す未来を共有していきます。

「こういうチームで働いてみたい」「この組織と一緒に成長したい」と思っていただける方がいれば、ぜひカジュアル面談などでお話しできれば嬉しいです。

興味がある方はこちらから↓

herp.careers

これからも、より良いプロダクトと組織を一緒に作っていける仲間を待っています。




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