
はじめに
はじめまして!
2025年6月にUI/UXデザイナーとしてアンドパッドへ入社した、いしはらです。
ANDPAD Advent Calendar 2025 4日目の記事を担当します!
今年ももう12月を迎え、気がつくと入社から6ヶ月が経過していました。
たった6ヶ月、されど6ヶ月。
緊張しながら本社でエレベーターのボタンを押したあの日から、担当プロダクトにジョインするまでのオンボーディングを、リアルな体験記として皆さんにお届けしたいと思います!
- はじめに
- どうしてアンドパッドへ?
- 全社での新入社員研修(初日〜1週目)
- デザイナーオンボーディングとは
- 基礎オンボーディング
- 各プロダクトオンボーディング
- 4つのプロダクトで実務体験
- デザイナーオンボーディングを終えて
- アンドパッドのデザイナーによるブログ
「建築・建設業界は未経験だけど大丈夫?」
「中途デザイナーのオンボーディングって何をするの?」
そんな疑問を持っている方の不安を解消できる内容になれば嬉しいです。
どうしてアンドパッドへ?
私はアンドパッドへ入社するまで約5年間、主にtoCサービスのデザイン業務に従事してきました。
グラフィックやWeb、ゲームなどのデザイン領域からフロントエンドまで、広く担当する中で「UI/UX領域を極めたい!」という思いが、日々強くなってきていました。
そんな折、世の中では生成AIの活用が急速に進み始め、私は"AIを活用したtoB業務効率化システムのUI/UXデザイン"を担当する機会に恵まれました。
この経験から、ユーザーの課題解決に深くコミットできるUI/UXデザインを自分の専門領域にしたいとさらに強く感じ、転職活動をはじめました。
アンドパッドのデザイナーは、ただ画面を作るだけでなく要件定義フェーズから関わり、デザインシステム「Tsukuri」を運用しながら高品質なプロダクト提供を目指しています。 ブログでその取り組みを知り、さらに面接でデザインチームの熱意を感じ、「ここなら自分のやりたいデザインができるかも!」と感じ、入社を決めました。
全社での新入社員研修(初日〜1週目)
アンドパッドでは、毎月月初の5日間に全社共通のオンボーディング(新入社員研修)が行われます。
アンドパッドのミッション「幸せを築く人を、幸せに。」へ共感しつつも、建築・建設業界が未経験の私には「どんな人が、どんな問題に直面しているのか?」が正直想像できていませんでした。
そんな業界への解像度の低さを一気に補ってくれたのが、この5日間です。
↓ 主なアジェンダはこちら。
- アンドパッドとは?
- 新入社員同士で自己紹介
- 各部署の説明
- 業界の説明
- プロダクトを操作してみる
- 就業にあたっての各種オンボーディング
- 新入社員紹介Live
- プロフィール写真撮影
- 稲田CEOへの質問
- グループワーク
↓それがぎゅっと5日間に。

一緒に学ぶ同期は、配属部署や地域もバラバラ。様々な経歴を持つ人たちが集まっており、グループワークではその視点や視座の多様性に多くの学びがありました。
また、これまでの経験で中途入社では同期という意識を持つことはなかったのですが、アンドパッドでは配属部署や地域の垣根を超えて、中途入社の同期を持つことができます。(みんなでランチに行ったり、飲みに行ったり、研修後も集まったりできる!)
しっかりとアンドパッドで活躍していくための土台を育てつつ、まるで新卒時代に戻ったような、少しホクホクする5日間でした。
デザイナーオンボーディングとは
全社研修を終え、いよいよプロダクト本部デザイン部に配属。
即戦力が求められる中途入社の場合、丁寧な研修というよりは「じゃあ、とりあえずこのタスクから」といきなり実務でキャッチアップしていくスタイルも珍しくありません。 しかし、アンドパッドでは約2ヶ月間かけて、体系立てられたデザイナーオンボーディング期間が設けられています。
ざっくり以下のスケジュールでオンボーディングは進行していきます。

- 基礎オンボーディング(1週目)
- 業界について
- 業務について
- デザインについて
- 各プロダクトオンボーディング(2週目〜3週目)
- プロダクト解説
- 顧客セグメント
- ペルソナ
- 主要ユースケース
- ウォークスルー
- 4プロダクトで実務体験(4週目〜11週目)※スケジュール画像ではブランド名を省略しています
- ANDPAD施工管理(アプリ)
- ANDPAD施工管理(工程表)
- ANDPAD黒板
- ANDPAD図面
- その他
- デザイナー All Handsで自己紹介
- 各デザイナーと1on1
- デザイナーに必要な環境整備
少し長く感じるかもしれませんが、あるとないとでは大違いの2ヶ月間でした。
アンドパッドのデザイナーはプロダクト単位で業務を行うため、常に主体的に動く姿勢が求められます。
今回のオンボーディングは、そのための土台を築く上で、非常に効率的かつ実践的なカリキュラムだと感じました。
さて、次はそのオンボーディングの詳細をご紹介します!
基礎オンボーディング

1週目の基礎オンボーディングでは、部長とプリンシパルデザイナーが担当となり、業界やデザインをメインに講義やワークが行われました。

部長から学ぶ「業界とアンドパッド」
同じ業界説明と言っても、全社研修との違いは「デザイナー視点」が入った業界説明が聞けるという点です。
例えばセグメントによってのユースケースの違いや、アンドパッドの強みとデザイン方針の関連性などを知ることができます。
都度質問の時間も取ってもらえるので、疑問を持った部分は即解消でき、気持ちよくインプットしていけます。

このようにさまざまなハテナから、ANDPADがどういう経緯で今の形になっているのかを知ることができます。
また、ANDPADはtoBプロダクトなので、ユーザーにとっては趣味嗜好で選ぶものではなく、業務遂行のために「利用が必須となるツール」です。 だからこそ、いかにストレスを取り除き、本来の業務に集中できる体験を提供できるかが重要だと再認識しました。
そうした体験を生み出す「作り手」の皆さんが、ユーザーやプロダクトに対して強い愛を持っていることがわかりました。
この愛情、私も持たねば…!
さらに、デザイン部がどんな業務を担い、何を責務とするのかを教えていただき、いよいよ「デザイナーとして本格的にプロダクトへ関わるんだ」という現実味を帯びた実感を得られました。
靄がかかっていたアンドパッドの稜線がだんだんと見えてきました。
プリンシパルデザイナーから学ぶ「アンドパッドのデザイナー」
「UI/UXデザイナーとは?」とGeminiに質問すると、以下のような答えが返ってきました。
“UI/UXデザイナーは、デジタル製品(ウェブサイト、アプリなど)の使いやすさや見た目を設計する専門家です。”
いや、広いな…
正直、私もこれまでの経験で「意外と会社によってUI/UXデザイナーは職務範囲や定義が違うなぁ」と感じていました。
この講義では、必須スキルやデザインシステム「Tsukuri」を含むUI/UXデザインの考え方を学び、アンドパッドのデザイナーとしての視座を高い精度でチューニングすることができました。
担当プロダクトや得意領域で異なることもありますが、アンドパッドのUI/UXデザイナーは、要求理解からリリース確認まで、幅広い領域を担当します。

- 要求理解
- 要件定義
- 体験設計
- 情報設計
- UI設計
- デザインチェック
- リリース確認
その中で、このコンポーネントがTsukuriにあるといいかも?と思ったら、コミットする機会もデザイナー全員にあります。
デザインシステムが、時にデザイナーの自由度を制約すると捉えられることもある中、Tsukuriは合理的かつ柔軟な印象で、プロダクトや世の中と一緒に成長していくタイプのデザインシステムだと感じました!
各プロダクトオンボーディング

この期間で、アンドパッドのほぼ全てのプロダクトをウォークスルーしていきます。 各プロダクトの担当デザイナーが、ペルソナやAs-Is / To-Beを説明してくれた後、メインケースの操作を見せてくれます。

この段階でのウォークスルーは、インプットとしてとても役に立ちました!
- 全社研修 > デザイナー基礎研修 > ウォークスルーというように、理解が深まっていくのでよりスムーズに内容を理解できる!
- この頃にはANDPADの操作にも慣れてきていたので、担当者と一緒に画面を操作できる!
- プロダクトによってセグメントや難しさが様々で、ANDPADと一言に言っても多様な思考の元、制作されていることが理解できる!
このあたりから、「どのプロダクトを担当したいかな?」と妄想がふくらみ始めました。 緊張が徐々にワクワクへ変化してきた気も…。
4つのプロダクトで実務体験

さて、オンボーディングの集大成として、実際のプロダクトに入って業務を行う「実務体験」へと進みます。
今回は以下の4つのプロダクトを、それぞれ6日間ずつ(計24日間)体験しました。
- ANDPAD施工管理(アプリ)
- ANDPAD施工管理(工程表)
- ANDPAD黒板
- ANDPAD図面
その中でも黒板と呼ばれているプロダクト、ANDPAD黒板での体験を詳しくご紹介します!
実務体験1〜3日目「Figmaのマスターデータを更新しよう」
"ANDPAD黒板"とは、建設現場などで使われている物理的な黒板をデジタル化し、管理業務を効率化するSaaSです。
ANDPAD黒板チームは毎日朝会を行っています。 その日のメンバーの業務を共有したり、ボトルネックになっていることや確認点を共有し、できるだけ解消して1日の業務にのぞみます。
その朝会に参加しチームの雰囲気などを掴みつつ、 実務として初めてのタスク「マスターデータの更新」に着手しました。
ANDPAD黒板は、他のアンドパッドのプロダクトと比較して歴史の深いプロダクトです。 そのため一部のマスターデータが画像のまま運用されているページもありました。

そういったマスターデータとして最適化しきれていないページなどを、画面を見ながら制作していきます。 そうするとどこにどんなページがあって、どんな機能が格納されていて…ということが理解でき、結果そのプロダクトの理解が深まるという何とも効率的なタスク!
さらにTsukuriを適用していくことで、Tsukuriの使い方も理解できます。 何とも効率的なタスク!(2回目)
Tsukuriの適用に悩んだり、操作に悩んだりしても、毎日夕方に新入社員と担当デザイナーの夕会もスケジュールされており、質問することでスムーズに進行できました!
実務体験4〜5日目「難題”黒板AI作成”」
4日目と5日目は、過去の業務を体験するということで、"黒板AI作成"機能の開発当時の機能要件を元にデザインする課題に着手しました。
担当デザイナーの「当時の難題感を追体験してほしい」というテーマの元、要求を拝見すると…これはなかなかの難題!
実現したいことは「図面からAIが黒板を作ってくれる」という機能なのですが、
「図面の読み込み」「AIによる情報抽出」「ユーザーによる修正」「黒板の生成」など、要素が複雑に絡み合っています。
一つひとつ分解していこうと思い、以下を実施。
- ユースケースとペルソナを整理
- ユーザーアクションを簡単な言葉でまとめる
- ユーザーアクションの並び替え
- 具体的な画面の候補を作成

この流れで、担当デザイナーに相談を繰り返しながら、2日間でなんとかプロトタイプまで完成させることができました。

2日間で結構きついのでは?と客観的に見ると思うところですが、 担当デザイナーは、ペルソナやユースケースを考える時も「このユースケースは少し違うかもしれない」「ここの優先順位はこっちの方が優先」など確度の高い部分は明確に、まだ思考の余地がある部分はあえて選択肢を残してフィードバックをくれるので、スピーディかつ着実に前に進めることができました。

アンドパッドのデザイナーはみんな落ち着いた雰囲気なので、和やかかつ冷静なフィードバックをいただけ、心強かったです。 こうして4つのプロダクトを経験した頃には、デザイナーの業務フローや業務範囲が、おおよそ理解できたという手応えを得られました。
デザイナーオンボーディングを終えて

元々アンドパッドのオンボーディングは手厚いと知っていましたが、想像よりもはるかに手厚く、逆に建築・建設という専門性の高い業界で、ユーザーにとって価値あるものを作るためには、この手厚さが必要なんだと今は感じています。
入社した頃は梅雨真っ只中でしたが、気がつくと季節はお盆を迎えていました。
かくして入社3ヶ月目、私は実務を体験したANDPAD黒板チームに配属となりました!
歓迎会や総会などを通してチームメンバーとも親睦を深められていたので、スムーズに実務をスタートすることができました。
また、オンボーディングを終えて街を散歩する時にも、じっと工事現場を見るようになり、身近にある現場へ思いを馳せたりしています。
私たちの生活を支えてくれているユーザーの幸せを築くために。
モチベーション高く、アンドパッドのデザイナーとしてこれから頑張ります!
アンドパッドのデザイナーによるブログ
部長と、オンボーディングを担当してくださった後藤さんのインタビューはこちら↓
プリンシパルデザイナーかわかみさんのインタビューはこちら↓
デザインシステム”Tsukuri”についてはこちら↓
アンドパッドのデザイナーについてはこちら↓
もしアンドパッドの UI/UX デザイナーに興味を持っていただけたなら、ぜひカジュアル面談や応募ください!