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共生「羅小黒戦記2 ぼくらの望む未来」感想

 どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。

 今回は2025年の大本命。点数は苦痛の4.9。一作目を5.0としている時に、僅かながら軍配を上げたい、という点です。だからといって5.0点のF1®︎の牙城を崩さない、とも限らない。つまりどういうことかって?傑作だよ

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WATCHA5.0点

Filmarks4.9点

(以下ネタバレあり)

 


 今度は戦争だ!が二というものの宿命。それが続編。別にエイリアン2をリアルタイムどころか今も見たことないのに。というか念のためググるまでプレデター2だと思ってた。

 などという話がバカバカしい訳でもないのが本作、『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』となっている。まずはアバンである精霊の支部が襲撃されるシーンから始まるのだが、シンプルにここが凄い。特にやられる精霊たちの能力とか説明もないのにバンバン銃撃されて倒れていくシークエンス、アクションだけで説明になってるし、スナイパー描写もカッコいい。まずはターゲット側が撃たれ倒れ、追撃も忘れない。その後スコープ視点で狙っていき、動いていく先を狙っての狙撃でも仕留める。ここまで強さを見せた上でスナイパーを見つめ返す、見る見られるの逆転で強者関係を示しておいて、そんな彼がやられる。まーじでよく出来てる。めっちゃ楽しい海兵隊映画が始まる予感を思い出す。

 そしてこの事件の容疑者として無限が捕えられる…というか哪吒とゲーム地獄に閉じ込められることになるので、弟子の小黒と新キャラの姉弟子鹿野(ルーイエ)が調査に赴く…というストーリー。なんというか、味方サイドや主人公が陰謀に巻き込まれて犯人と疑われ潔白を証明しようと組織の追手から逃げたりするバディムービーってめっちゃハリウッド式です。そうしてその陰謀が行き着くのは人間vs精霊の大戦争であり、シャオヘイとルーイエはムゲンの潔白を示すために真犯人と喧嘩してるんだけど、その裏で無限もまた戦争を止めるために哪吒とバトル、というのもまた熱いし、全然普通に今度は戦争だ!してる。やってみたら戦争にならんレベルだったけど。

 まあなんと言っても今回はルーイエですわな。姉弟子で、全然感情を表に出さないわけだが、シャオヘイを連れてどんどん調査するする。転送の連続、みたいなパートはそれ単体でギャグとして成立させつつ、その後の飯を食ったタイミングで尾行を撒くフリになってるし、転送門自体が後半のメインの戦闘ステージになるし、こういうことがまさに羅小黒戦記のウェルメイドなところ、という感じだ。シャオヘイ同様に金属を操るルーイエは、感知系の持ち主でもあり、ムゲンに成り済ました敵を捕らえた上でわざと襲撃されて本拠地を炙り出しにかかる。ここの襲撃されるところが航空機が襲われ、山中に不時着する人命救助シーンとして普通にめちゃくちゃ面白い。強制的に金属を動かす力で飛行機のハンドルを握ってしまい、森の中を突っ切って着陸させるために乗客を客席の中央に集めて他を木っ端微塵にしちゃうというのもフレッシュ極まりない。『雪山の絆』なら座席の諸々がめり込んで死んでたぐらい航空機は回転していたが、尾行の甲乙コンビも羽と土遁で協力して見事な救助。客席だけにしちゃうのも燃料を捨てるとか、金属操作の範囲を狭めて救える可能性を上げる、とか理由はがあるんだろうけどべらべら語りはしない。

 ここらでルーイエとの人間観を対立させつつ、ルーイエを守るために本拠地に向かうシャオヘイもまた、良いし、金属を動かす能力をなんかわからん魔法陣で封じられたルーイエの解答が全部の陣に刺さってる刀的なやつをぶち抜いて能力再発動させようとする、なのがまたカッコいい。何よりすげーと思うのは、ルーイエ対敵チームの皆さんの段階でそれはもう凄まじいカメラワーク、強度のアクションアニメーションを見せているのにシャオヘイ到着で「重り外しまーす」ともっと凄くなるよ宣言をして、本当にすごくなるところ。空間転移系のアクションは、ともすればよく分からなくなる中でかなり整理していた方だと思うし、直感的な見せ場は指銃で予告してくれたりすげーとアガるーを両立してくれている。全然作戦をべらべら喋ったり相手がリアクションして画面が止まったりしない。そんな弛緩を許すことは決してない。

 人間と精霊の戦争になったら正しい方につく!というシャオヘイが、ルーイエが戦ってる相手だからボコしていい、ムゲンなら勝てないからボコす気でいっていい、と危うい暴力性を持っていることを示してもいるんだけど、重ねられた序盤のシャオヘイの修行と同じようなことをしていたルーイエの回想で、いやシンプルにここで泣くんだが、それとは別にルーイエの歩んだ道があるからシャオヘイだってきっと大丈夫と思える(実際Web版の後日談なんだから大丈夫なんだけど)。1で、島から出ていく時に反抗しまくってはムゲンに扱われてたシャオヘイを思い出させるルーイエの無視っぷりがもうさ、泣くったらない。それでいて、それはシャオヘイの新しいルーイエとの出会いと成長という側面を持っても描けているのだから大したものである。正しい側につく、というシャオヘイだが、人間にもいい人はいて、精霊にも悪い人はいる、と単なる人間と自然の対立の二項対立に持ち込むことはしないようにしている。

 しかし悲しいかな、今度は戦争だ!続編の道を歩んだら最後、シリーズは本当に戦争をしなくてはいけなくなる。銃弾の先につけることで精霊を殺せる物質が存在し、宇宙からのビーム照射すら一笑に付す存在を例え哪吒と誤認していようと(哪吒のシャツを着てるだけで哪吒と誤認させること、そして哪吒とのバトルが合意の上での茶番なことを示すこれまた説明しすぎないよさ)知った人間、軍は必ずそれを超えるための軍事増強を考える。目の当たりにしたら無理だ。そして精霊の側に、その人間を危機と捉え排除しようとする存在はまた生まれるはず。ムゲンは、シャオヘイは、ルーイエは、このグラグラを決壊させずに出来るのか。ああ、このシリーズのタイトルは羅小黒「戦記」なんだよなぁ…

 と!思ったあなた!かわいいシャオヘイがこの先もゆるゆる暮らしているのがわかるWeb版羅小黒戦記が現在テレビ放送中。ここのキャラもエンドロールの絵に出てきてました。




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