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プレデター絶景を歩く「プレデター:バッドランド」感想

 どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。

 エイリアンがDisney+のドラマで蘇った2025年、プレデターも蘇ります。しかもスクリーンに!いや、実際は既にDisney+で蘇った大傑作があるのでそれも見ておきましょう。本作の母星のシーンが似ている場所に見えるんだけど、分からん。

 いっぱい喋っているエル・ファニングが大変頑張っていました。表情芝居、大変素晴らしかった。

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WATCHA4.0点

Filmarks4.0点

(以下ネタバレ有)

 

 評価をめちゃくちゃしづらい。端的に言ってこちらのアガる要素を刺激し続けるエンタメ。成人の儀式として勝てるはずのない相手に挑もうとする身の程知らずのデク。一族の恥と父に殺されそうになる出来損ないの弟を庇って兄は死に、弟は未知の惑星でボスの首を持って帰るクエストに。木が襲ってきてタネの毒爆弾が飛び、カミソリの草原で出会った上半身だけのエル・ファニング演じるアンドロイド、ティアと出会って孤高の狩人は道具として彼女を扱うという理由づけで一緒に旅をすることになるのだ…という感じ。

 アガる要素はいっぱいある。この大CG時代でありながら、プレデター同様に突き出して口が開くタイプの捕食様式ながら多様なモンスターたちを出現させて飽きさせない世界設計、背中に上半身だけのエルファニングを背負って絶景を歩くだけの「プレデター〜世界を歩く〜」の美しさ。白ファニングと黒ファニング、2体の感受性を与えられたアンドロイドによる反目。相対するボスは再生能力持ちで、勝ったか!?からの絶望。相手を利用するために感受性を与えられたと語る白ファニング、プレデターの武器を利用する中で迎える決戦は、もはや頑張れって感じのデクがこの星で出会った脅威からDIYして装備を整え、序盤で示されたそんなものを、な兄との絆の仮面でついに闘いの時。挙句、巨大ロボまで出てくるわ、脚ファニングと上ファニングの華麗な連携によるアクションシーン、親父と蹴りをつけに戻って序盤の兄との訓練、父との戦闘をリフレインする決闘。そして形成される黒ファニングとボスの子との血縁よりも疑似家族。でも黒ファニングは最後は白ファニングの服を来てる。例えばガーディアンズ・オブ・ギャラクシー第1作目を見事にプレデターに落とし込んだような美しさ。いや、ガモーラとネビュラ、グルート、そこにクィルすぎるだろう、と言われればそんな気もするがまあいい。不死生物カリスクを相手にした時からそうだけど、その場にあるテクノロジーを使って戦闘することはしっかりできてるデクの面白さと、彼の未熟さが顕になる会話や捕まった時の傲慢さ。描写として完璧である。見事に現代映画で求められるものをプレデターに詰め込んでいる。

 そう、プレデターに落とし込んで、プレデターに詰め込んでいるのだ。ここがこの映画の最も難しいところだ。孤高の戦闘民族、いや戦闘狂として描かれてきたプレデターたち。その中の弱者を主人公にしてトンデモ星とアンドロイドを敵に置いたことで、狩る狩られるを設定上で入れ替える。結果的に狩る・狩られるの逆転はシュワちゃんでも何でもいいが起きているので、文法上はデクが人間に置き換わっているだけでもある。そう、なんかこうめっちゃ代替可能であり、そしてプレデターを人間と代替可能な作品ってそれはプレデターでいいのだろうか、という疑問が浮かんでしまうのだ。そのープレデター毒親とかいらんというか、キミらは最強を求めてやっててくれればいいというか。ジャンル映画の中でも独立したキャラ映画に近い立ち位置になっているプレデターというIP、しかもネイティブ・アメリカンとやり合ったザ・プレイ、ヴァイキングに忍者、戦闘機乗りと3連バトルで圧倒した最凶頂上決戦と続いているので、ダン・トラクテンバーグという才能もプレデター大喜利に飽き始めて「逆に」の札を劇場復活作で使った感じがする。「逆に」を使わないと配信スルーされる、というのもまた事実だろうし、難しいところである。

映画として100点満点で100点に近いのだが、プレデター映画としては80点満点で30点ぐらい。プレデターというジャンルを現代で語り直すにあたって必要な処置のはずなのに物足りない.プレデターに問い直しとかして欲しいわけではないのだよなぁ。先行作品が根付いているから商売になるのだが、それだけに難しいと痛感する。ヤクザ映画を語り直して『ホウセンカ』だとドンパチ足りないと思われるだろうし、『ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス』は見事にジャンル映画を徹底した上で現代の映画で考えうる最高点を見せたと思うのだが、ゾンビ×宇宙侵略とか先行が全然無いから納得してるだけだろうしなぁ。結局のところ、欲しているのは『プレデター:最凶頂上決戦』なんですよ。プレデターは孤高で相手を認めて死んでくれる、それが美学だよ。

 それはそれとして、ダン・トラクテンバーグさん、ゴジラの新作か、パシフィック・リム2に興味はないかい?パシフィック・リム2だ、3じゃあないよ?




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