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復讐のその先へSAGA「ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス」感想

 どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。

 本日は予定を変更して、昨日公開されたばかりのこちらを。鑑賞順は前後していますが、『ホウセンカ』の感想は明日になります。なんでかって?福岡生まれのSAGAだから!!武雄がメインだと!川登SAとか武雄北方ICとか、めっちゃ馴染みがあるよ!

 ちなみに、何故か宣伝にやたらと力を入れているのか、ジョニー志村を起用してMステ、笑っていいともの結構な尺のパロディ動画を作っている。これ貼っといてーが6人分聞ける。何の需要が。映画が決まった時は白竜と村井國夫に告知させていた。何の需要が。後者は佐賀生まれだが、ジョニー志村もタモリも佐賀人ではない。

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WATCHA4.5点

Filmarks4.4点

(以下ネタバレ有)

 

 単純な感想で言えば、面白いんかい!!!というのが一番シンプル。それも真っ当に面白い。これはすごいことですよ。

 なんといっても、MAPPAから生えてきた1話で大どんでん返し的にさっそく主人公が車に轢かれて死んでゾンビになって蘇るアイドルもの、というどうやって思いついたのか分からない設定、しかもそれが佐賀に根付いたご当地モノでもある、という枷しかない作品で、完全な飛び道具扱い。最初はゾンビホラーだと思ってもんね。それが楽曲の良さ、アイドルものとしてライブの力をちゃんと信じるという軸を置いた強さ、設定が意味わかんないんだからナンセンスよりのギャグをやっていいよねという山田たえの存在と宮野真守の暴走とも言われかねない演技。そこにぴたっと垂れた真面目な人情噺で人気を博したシリーズな訳です。そこが実を結んだ結果としての劇場版。彼女たちの活動も実を結んで万博アンバサダーになるんだけど、宇宙人に佐賀が襲われて、というSFパニックとして持ってくる映画がまともな訳がない、と踏んでいるんです。

 ところが。テレビシリーズを手掛けた境監督がMAPPAを離れたにもかかわらず、万博と同時開催する予定の佐賀アリーナでのライブをラストに持ってくる、ライブの力を信じた上で、侵略SFのパニック映画、ジャンルムービーを押さえた上で、飛び道具だった山田たえが喋る、という逆方向の飛び道具を使いながら、フランシュシュの中での結束、ゾンビと人類が佐賀を救うために一致団結して戦うという真っ当すぎるところに落とし込んだことで、テレビシリーズそのままの面白さというか、ゾンビランドサガに期待されるものを発揮したうえで破綻しない、いや100点満点をして見せる訳です。ジャンル映画だし、100点満点で100点というよりは、80点満点で80点タイプの映画なんだけど、でもそれをこのゾンビランドサガ、っていう舞台で成し遂げたことは100点満点で100点っていう評価にしたい。聞こえているか、名探偵コナンくん。

 やっぱり絶対に言うべきなのは、最後のライブ含めて楽曲が凄く良いよ、っていうこと。劇場を出る際には、「手を銀河に伸ばそう」がリフレインし続ける筈だ。この曲はとっても良い。すごくフランシュシュな曲だ。360度のステージのアイドルライブも色んなアニメーションを見てきた中で結構フレッシュに見えた印象だし、演出がかっこいい。ここに自信がちゃんとあるのも分かるし、ここに自信があるからこそ、ゆめぎんがで彼女たちが歌うことで注意を惹きつける、ゾンビィアイドルだから、ゾンビィアイドルじゃないと出来ないことをしてみせたところも説得力、音楽の力を信じているんだ、っていうのに繋がる。ライブのアニメーションとしても、テレビシリーズ同様質の高い3DCGととセルルックを併用しながらも、遠めの時の感じがかっこよかったし、山田たえが自我を失いながら踊っているという差別化の表現も見ていて分かる差分になっていて非常に満足度の高いものになった。結果的に、明治維新の中で戦ったゆうぎりから時代を超えて集まったフランシュシュの存在自体が、2025年、大阪で万博が開催された中で、佐賀万博を題材として2025年に映画で見える意味のある連帯を象徴しているんだな、って変に納得さえしちゃう。完全な飛び道具なのに、だ。

 佐賀、という縛りに関しても、まずこの数年の大きな佐賀をめぐる変化として佐賀バルーナーズの存在だ。佐賀アリーナ自体は登場したことがあるものの、アニメ「ゾンビランドサガ」と同期のこのB.LEAGUEチームは佐賀での人気の地位を確たるものにしており、佐賀アリーナとバルーンフェスタという本作でも重要な要素を間違いなく輝かせる、あるいは映画化までこれだけかかったゾンビランドサガに力を貸している。県立宇宙科学館ゆめぎんがも、映画公開日に来場者600万人達成らしく、なんかもう世界が佐賀を祝福しているようにしか見えないが、ゾンビという地から手を突き出す存在が宇宙に向けて飛び立つ気球という上下運動とセットになるのも映画の心強さを増している。

 なんか色々書いてきたが、この映画にこれだけ文字数を割いていること自体がまたなナンセンスなギャグに感じ、作品の一部になっている気もするからズルい。ロボもクトゥルフ感のある宇宙人も佐賀もパニック映画作法も、ジェームズ・ガン的横歩きも外しも全部丁寧なんだよ、本当に。丁寧なうえで、ゾンビだから死なないとか、帯電して攻撃する、みたいな無茶を通す。無茶を通しながら、徒花ネクロマンシーを楽曲としても映像としても再利用完遂するファンサービスも忘れない。なんで女子ーズのパロディがそんまま映画のクライマックスになるんだよ。

 大河よ共に泣いてくれ、も大好きなのでそっちも流れたら結構ヤバかったかもしれない。

 あと、シンプルに純子さんは好きすぎる。昭和アイドルを完全に理解した発声、河瀨さん本当に凄い。




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