以下の内容はhttps://tea-rwb.hatenablog.com/entry/2025/08/13/123000より取得しました。


#俺たちの21世紀映画ベスト100 インスパイア #俺の21世紀映画ベスト100

 どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。

 先日、NYタイムズにて21世紀の映画ベスト100が発表されました。

www.nytimes.com

 こういうのはそもそも25年しか経ってねえだろ、とか、アメリカ中心すぎるだろとか、あれがない、これがない、わーわーいうのが楽しいもんです。

 そんな試みを映画好きたちがするよ!ということでこちら。

 別に私は参加しません。したいけど仕事です。950本程度ものリストから選ぶそうです。最長10時間。正気じゃない気がしますね。

 ということで、作ってみました。先への影響と好き嫌いと。あれが無い、これが無いはあるでしょう。リストの中だと見てない映画も沢山あるのでそれよりは、と思ってリストになくても見ているのを優先させた作品もあります。1番入れるべきだと思ったけど見てないので辞めたのはアピチャッポンです。ジャンルとしては、ホラーは苦手で見てないのも多く、イーライ・ロスサム・ライミは言及できず。『スパイダーマン』は入れてもいいと思ったんですがアメコミ多いか、と。それでも私だけが好き、みたいな作品は入れてないつもりです。

 本当は1本ずつ選定意図を書き記したいところですが、まあ許してください。

 

ベスト10はこちら。

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1.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

2.マッドマックス 怒りのデス・ロード

3.ゲット・アウト

4.グラン・トリノ

5.ダークナイト

6.第9地区

7.17歳の瞳に映る世界

8.クレイジー・リッチ

9.ソウ/SAW

10.千と千尋の神隠し


11.イングロリアス・バスターズ

12.ラ・ラ・ランド

13.パシフィック・リム

14.6才のボクが大人になるまで

15.ドライヴ

16.スパイダーマン:スパイダーバース

17.ロード・オブ・ザ・リング

18.ウエスト・サイド・ストーリー

19.アトミック・ブロンド

20.ぼくのエリ 200歳の少女


21.トイストーリー3

22.アバター

23.ソーシャル・ネットワーク

24.ロブスター

25.メッセージ

26.レディ・バード

27.戦場でワルツを

28.アポカリプト

29.スナッチ

30.殺人の追憶


31.ブロークバック・マウンテン

32.ゾディアック

33.ハート・ロッカー

34.ズートピア

35.サウルの息子

36.ファントム・スレッド

37. バードマン(あるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡)

38.エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

39.ウーマン・トーキング 私たちの選択

40.インファナル・アフェア


41.ウォッチメン

42.TITANE/チタン

43.エクス・マキナ

44.レディ・バード

45.スリー・ビルボード

46.ROMA/ローマ

47.不都合な真実

48.別離

49.ホーリー・モーターズ

50.アベンジャーズ/エンドゲーム


51.エクスペンダブルズ

52.ヘレディタリー/継承

53.燃ゆる女の肖像

54.パンズ・ラビリンス

55.ザ・スクエア 思いやりの領域

56.シュレック

57.28日後…

58.ラブ・アクチュアリー

59.フランシス・ハ

60.悪の法則


61.アクト・オブ・キリング

62.仄暗い水の底から

63.わたしは、ダニエル・ブレイク

64.デス・プルーフinグラインドハウス

65.レゴ®︎ムービー

66.ウィッチ

67.LOGAN/ローガン

68.少年と自転車

69.セッション

70.ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日


71.君の名前で僕を呼んで

72.マインドゲーム

73.ノマドランド

74.モアナと伝説の海

75.存在のない子どもたち

76.カルテル・ランド

77.1917 命をかけた伝令

78.コロンバス

79.ボーダー 二つの世界

80.グランド・ブダペスト・ホテル


81.ムーンライト

82.薄氷の殺人

83.シチズン・フォー スノーデンの暴露

84.テリー・ギリアムドン・キホーテ

85.トランスフォーマー

86.シング・ストリート 未来へのうた

87.かぐや姫の物語

88.お嬢さん

89.トレンケ・ラウケン

90.ドライブ・マイ・カー


91.8マイル

92.パラサイト 半地下の家族

93.バーフバリ 伝説誕生

94.ハリー・ポッターと賢者の石

95.ノーマンズ・ランド

96.アナと雪の女王

97.華氏911

98.イカロス

99.ブルー・バレンタイン

100.FLOW

 

 せっかく考えたのに思考の跡を残さないのも勿体無いので追加で書き残しておこうと思います。

 まず、重要なのはベストであってフェイバリットではない、ということです。今回のベスト100を作るにあたって知っている限りの映画史における立ち位置は反映させています。日本国内でベスト100を作ったときに『踊る大捜査線2 THE MOVIE』を入れるのかどうか、という視点。私は入れる視点で入れています。(正直にいえばドラマの映画化を推し進めた点で踊るを入れたいのに1が2000年より前、という点はあります。)どこに出しても恥ずかしくない、シネフィルとかではないけど映画は割と見る、ぐらいの人の想定回のバリエーションのうちのいくつかは作れた気でいます。ベスト100当日参考にしてくれたっていいんだぜ。


 その上で、トップ10。21世紀の映画を考える際にハリウッド的なものに多様な観点が入り込んだこと、アニメーションを含めて作り方が多様になっていることを勘案する必要はあるでしょう。という意味で、『ゲット・アウト』と『クレイジー・リッチ』はまず絶対にトップ10と考えました。また、同様にミニマムな作り手を許容すること、そしてホラーを苦手としている私にとっての位置を考えて『SAW/ソウ』も上位におきたい、という目線があります。アニメーションからもトップ10を考えたときに、『千と千尋の神隠し』は日本とアニメーションの意味で上に置く意味があるでしょう。

 多様な視点が入り込んだことの重要視する点として、やはりフェミニズム的な視点は必要です。映画が女性を獲得する、というと言い過ぎかもしれませんが、『アトミック・ブロンド』や『17歳の瞳に映る世界』、『お嬢さん』『燃ゆる女の肖像』『ウーマン・トーキング 私たちの選択』』あたりは外すことができない感覚です。

 お待たせしました。21世紀の映画を語るには、アメコミ映画という文脈を外して語ることはあり得ないでしょう。集大成としての『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』は勿論。ここで結実を見る前の萌芽としての『アイアンマン』や『スパイダーマン』も入れたいところですが、ここは90年代の『ブレイド』を起点とする認識として外しました。黒人文化から『ブラックパンサー』を入れるかも悩みましたが、MCUから選ぶのであればそれ以降の音楽の使い方に大きな影響を及ぼした上で大好きな『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を外せないという結論になりました。更に、そうした本流から外れた存在として『LOGAN/ローガン』と『ウォッチメン』、そして勿論優勝候補筆頭としての『ダークナイト』という作品たちがやってきます。

 ビッグバジェットな作品として、『ロード・オブ・ザ・リング』トリロジーを代表して一作目、同じく雨後の筍のファンタジー作品を産んだハリー・ポッターシリーズから一作目をチョイスしています。

 そして勿論、ビッグバジェットとして語る必要があるのは『アバター』です。21世紀以降に生まれた3Dや4DX、IMAXといった体感型とでもいうべき映画鑑賞体験を含めて、キャメロンの行っている技術的な実験は外すわけにはいきません。同じような技術的な側面としては、アニメーションにおける技術的な革新である『スパイダーマン/スパイダーバース』、視覚効果賞受賞作の中で『エクス・マキナ』『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』をエントリーさせました。『ゼロ・グラビティ』『ジャングル・ブック』は苦渋の落選。

 アニメーションから選んだ作品には強く選定意図を持っています。宮崎駿から千と千尋を選ぶのであれば、日本アニメーションの到達点として高畑勲の『かぐや姫の物語』は必須。また、アカデミー賞長編アニメーション部門(2001年からなのでまさに21世紀的!)の初代覇者『シュレック』の存在は、アンチディズニーのイルミネーションとドリームワークスを代表する作品といえます。ディズニーが柱としてあるが故のカウンター。イルミネーションから選ぶなら『スーパーマリオ・ブラザーズ』か『SING/シング』でしょうか。

 ピクサーからは稀代の傑作『トイ・ストーリー3』、ディズニーからは多様性と新たなディズニープリンセス像を規定した『ズートピア』と『アナと雪の女王』を。また、音楽を担当しているリン・マヌエル・ミランダの文脈からも『モアナと伝説の海』を選定しました。『カールじいさんの空飛ぶ家』『塔の上のラプンツェル』『ウォーリー』など、多くのライバルも力強いし、『インサイド・ヘッド』も『ズートピア』さえ無ければ選んだでしょう。

 その上で、アニメーション製作が世界どこでも可能になった象徴として、最新の長編アニメーション部門の受賞作『FLOW』も選びました。また、アニメーションでドキュメンタリーを語るという手法として『戦場でワルツを』、実写表現との融合として『レゴ®︎ムービー』を選びました。ここまでやって湯浅政明は無視できないなぁと『マインド・ゲーム』を。カートゥーンサルーンや『ランゴ』を選べなかったのは痛恨。

 さあ、『戦場でワルツを』が出たのでドキュメンタリーの話をしてみましょう。21世的な国際問題として地球温暖化を挙げないのはブレてるでしょうを『不都合な真実』は映画として面白いかは甚だ疑問ですが、間違いなく重要なテーマとしてノミネートします。ドキュメンタリーカメラが捉えた、という側面で『イカロス』『シチズン・フォー スノーデンの暴露』『カルテル・ランド』を併せ、この時代を代表するドキュメンタリー監督いえるマイケル・ムーアから『華氏911』を選出しておきましょう。『13th 憲法修正第13条』はイカロスと非常に迷った作品でした。現代的な意味では、『ノー・アザー・ランド』あるいは『ナワリヌイ』は選んでもよかったなぁと後悔も。

 映画の担い手がアメリカを飛び出し、アカデミー賞が国際化していったことは忘れるわけにはいきません。インパクトの大きかった『パラサイト 半地下の家族』の受賞もですが、イニャリトゥ、キュアロン、デルトロのメキシコ三銃士の台頭は2010年代のオスカーに欠かせない要素としてそれぞれ。アジアの風として、アジア系アメリカ人の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『ノマドランド』を作品賞から。単純に『薄氷の殺人』『ドライブ・マイ・カー』『インファナル・アフェア』『存在のない子どもたち』とアジアの色々な国から。伸長著しいイラン映画からはファルハディ『別離』とイラン系の北欧映画としてアリ・アッバシも加えました。勿論、北欧の文脈がアリ・アッバシだけに囚われてはいけないので『ぼくのエリ 200歳の少女』も。インド映画においては詳しくないですが、『バーフバリ伝説誕生』が妥当と考えました。南米からはブラジル映画を入れたかったのですが、『トレンケ・ラウケン』の魅力から逃れられず。『シティ・オブ・ゴッド』を見ていないのが痛恨。

 音楽映画系はなかなから好きになれないので難しいが、ミュージカルの金字塔として『ウエスト・サイド・ストーリー』と『ラ・ラ・ランド』は確定し、チャゼル2本を悩みつつも『セッション』も。ジョン・カーニーから『シング・ストリート』も選出しました。あとは音楽伝記映画からは『8マイル』。ポップスよりヒップホップの世紀になっている…はず。

 アクションジャンルからは、デビッド・リーチの存在と前述の女性活躍を併せて『アトミック・ブロンド』、そしてかつてのスターが集う新しい形でのグランドホテル形式な映画『エクスペンダブルズ』は忘れたくないところ。当然、極北として『マッドマックス:怒りのデス・ロード』は当然トップ10を狙える位置に置いておく。

 その他、女性監督を選びたいと思いつつも、ジェーン・カンピオンには納得できなかったり、リンチは『マルホランド・ドライブ』どころか彼の作品に疎いため断腸の思いで選外。嫌いだけど、ウェス・アンダーソンは入れなきゃな、みたいに主要な監督を選んで行った結果このようになりました。(言いたいこと言い終わって面倒になったとか言わない)

 単なるSFではなく移民をしっかり描けたこと、そして何よりニール・ブロムカンプが大好きということを踏まえて『第9地区』をトップ10に忍ばせるのが私の個人の限界でした。




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