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6月に見た過去作の記録

 どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。

 今月は予習の嵐!『MaXXXine』に向けたタイ・ウエスト×ミア・ゴス2本。ガンの『スーパーマン』に向けてクリストファー・リーヴ版をちょこっと。実写版に向けてリロ&スティッチの関連作。予習リストは溜まりに溜まっており追いついてない事山の如しです。

 

フォーエヴァー・ヤング

WATCHA3.0点

Filmarks3.0点

ナディア・テレンスキーヴィッツが演じた裕福な家の生まれの女性が演劇学校に入る。
これまで出会ったことのない層と触れ合いながら、ナーバスな頃合いの若者たちを多層的に描こうとしてちっとも上手くいってない感じ。若者の悲哀を汲み取ったり、演劇学校におけるブラックスワン的な侵食でもなければ、濱口竜介のような演じることへのアプローチも特になく、世間知らずのお嬢様がちょっと世間を知って、少し喰らってしまった社会勉強映画にしかならなかった

X エックス

X エックス(字幕版)

WATCHA4.0点

Filmarks3.9点

スタンダードサイズかな…?と思ったら違う。かつての話に思えて、時代を越える話であることを示唆する始まり方であり、形式そのものがテーマであることを意味している。
ポルの映画撮影にやってきた若者たちが殺されていくスラッシャーであり、殺人鬼の正体(泊まったところの管理者夫婦が殺人鬼はAnotherで読んだなぁ)も含めてふつーに知ってるのでかなーり前半の溜めが長く感じてしまったのだが、滲み出るテーマはかなり良かった。老夫婦が殺す理由がアバズレであることというか、ある種の夫婦愛であり若さへの嫉妬は、すなわち可能性への嫉妬でもあり選択肢を全潰しする命を奪う行為への正当性を高めている。
パールとマキシーンの鏡像的な関係性、サイコを話題にしてからサイコになりそうな絵にしてみたり、シャイニングな戸の破り方を試みたり、するホラーへの敬意と、ファイナルガールが清廉潔白でないことだったり、ホラー映画でスクリームクイーンとして活躍すること自体がハリウッドでのフックアップにつながるという外側の典型例を自己言及的にやったり。そしてファウンドフッテージの作品でもある。じゃなきゃポルノ映画としての編集はおかしいから。うん、すごく映画の映画であった。

Pearl パール

Pearl パール

WATCHA3.5点

Filmarks3.7点

前作Xの殺人鬼である人物の過去を描く。
あの舞台になった家やワニの住む沼?池?なんかが引き続き出てくるので、これがのちの惨劇に使われたアレだな、みたいな面白さは一定程度担保されている。
殺人鬼がXにおいて執着した若さと可能性。どうしてその執着が生まれたのか、その始まりの話はケアと親とのコミュニケーションの話ではあるのだが、そこに映画史におけるブロンド美女という扱いをうまくリンクさせることはできていないように思えた。映画史の話と彼女の話は別というか

人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版

人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版

WATCHA3.5点

Filmarks3.6点

アジア人として初めてピオレドールの生涯功労賞を受賞した日本人クライマー山野井泰史さんのドキュメンタリー。ピオレドールは登山界のアカデミー賞らしい。
数々の新ルート踏破、単独だったりで指は凍傷で失い、夫婦ともどもクライマーとして死線をくぐってきた人の語りはそれだけで価値があるのだが、この人の言葉に何よりも感動するのは撤退できる人だから、な気がした。しっかりと強行せずに撤退して、それでもやる気をなくさずに炎を燃やし続けられる。ある種の業なのだが、でもこの映画に多く登場する死んでいった登山家たちと共通する山への愛とそんな彼らを語る言葉への説得力が凄まじい。
映画としても、ヒマラヤ最後の課題"マカルー西壁"の撤退が大きく扱われるのだから面白い構成だ。ただ、ドキュメンタリー映画としては登山家の話と人生フルーツ的な終わりを迎えつつある生の総括とどっちつかずになってしまった気はする。

リロ&スティッチ(2002)

リロ アンド スティッチ (字幕版)

WATCHA4.0点

Filmarks4.0点

ひっさしぶりに見た。クリス・サンダースとディーン・デュボア2人で監督脚本って、今見ると恐ろしいね。そして結構野生の島のロズっぽいやん
スティッチ、オハナ、とか言い出してほっこりする可愛い話だと覚えていたんだが全然洒落にならない話であった。そういえばいたな、一つ目お茶目。ということでがっつり異星人のマッドサイエンティストが作り出した新生物がスティッチであり、それを永久追放しようとしたらなんか地球に逃げられたので捕獲しようとする宇宙人たちのドタバタコメディと、スティッチと現地の皆さんの交流を描こうの二本立て。つまりカルチャーギャップコメディ、モンスター飼育、MIB、そして貴種流離譚なんかが組み合わさってる訳だ。
普通こういう話なら、リロとナニの姉妹は普通にいいやつのはずだが、どう考えだったて福祉に接続されるべき状況であり、かつきちんと福祉も介入をしようとしている状況が描かれるのが驚き。宇宙人側も悪そうに見えないし、実際そんなに悪い人たちじゃない。
そして何より恐ろしいのは、宇宙人とのファーストコンタクトものかのようにスティッチも犬に擬態して不思議なパワーを使うわけで、天然を超える鈍感さでそれを許容しているのはともかく、その他の人類との接触はかなりゆるくふわっとエンドロールで溶け込ませるという。すごい手腕である

スティッチ!ザ・ムービー

スティッチ ! ・ザ・ムービー [DVD]

WATCHA3.5点

Filmarks3.7点

スティッチこと試作品626番。故にこれまでに625の試作品がありそれらを巡る物語。
リロ&スティッチ2より先に作られてるのにナンバリングではない。何故だ。
スティッチを作り出した博士の元同僚ハムスターが前回クビになった大尉を遣わせて試作品の残りを奪い取ろうと画策する。地球側にとってはオハナであるジャンバのために試作品を引き渡そうとするが、リロにとっては大切なスティッチのイトコであり、どっちも渡さんぞ!となる。電気を操る能力を持つスパーキー、ほぼスティッチと同能力らしいがサンドイッチ大好きな625といった可愛い仲間たちがたくさんだし、何よりこのサンドイッチくんのことを記憶しているのでこの作品も見ていたのか!?と驚いていてる。自分に。

スーパーマンⅡ 冒険編

スーパーマンⅡ 冒険編(字幕版)

WATCHA3.0点

Filmarks3.1点

軽い!
スーパーマンエッフェル塔に仕掛けられた水爆を宇宙へ逃がして爆発させると、クリプトン人が封印してたゾッド将軍始めとした3人が囚われの身から解放されてしまう。彼らによる地球侵略と時を同じくして、クラーク・ケントは正体がロイス・レーンにバレてスーパーマンとしての能力を失って人間として暮らすことを選ぶ。当然、連中に歯が立たないのでもっかい力を取り戻して彼らを倒すのだ!
この話に全く必要なさそうなレックス・ルーサーの脱獄なんかも描きながら、スーパーマンクラーク・ケントの二重生活を苦悩するどころかあっけらかんと反復横跳びしながら、最後は人間モードでボコされた相手をスーパーマン状態で意趣返しするという、ヒーローとは精神性の真逆をいくやり方。結局ロイス・レーンの記憶を消す方向で解決するのもなんじゃそれ、ってなる
クリプトンが手に負えなくて封印したとは思えぬゾッド将軍たちのお間抜けも笑えるというよりムカつく

虹色ほたる〜永遠の夏休み〜

虹色ほたる ~永遠の夏休み~

WATCHA4.5点

Filmarks4.7点

アニメーションうますぎて引いた。全手書きでかぐや姫の前にこれを達成してたのね、なんでもっと騒がれてないんじゃい、って感じ。
話自体はタイムスリップしてしまってダムに沈んだ村が沈む前の最後の夏休みを過ごす話。終わらない日常感と、それが確かに終わる喪失とが同居しながら、単にダムに沈むタイミングで元の時代に戻るというだけではない別れを描こうとしている。約束、遅刻、走って追いかける、まあしっかり御約束としての反復を真面目にやっているおかげで見やすい。
最後、手を取って互いにハッ、だけで終わってくれた方が嬉しかったが、設定導入も丁寧を超えて丁寧にやっていたのでまあこれぐらいやるのもわかる。

ラブライブ!虹ヶ咲スクールアイドル同好会 NEXT SKY

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY

WATCHA3.0点

Filmarks3.2点

完結編の第一章を1時間とは言え十分なボリュームで見ただけに、30分のOVAとはスカスカすぎて残念ではある。歩夢がロンドンで出会ったスクールアイドルを目指す現地の子が日本にやってきて一緒に観光したり、ライブしたりするのだが、そのライブをちゃんとやってくれなかったのは極めて痛恨。そりゃこの作品でしか出ないキャラのモデリングするのはコストかかりすぎるのは分かるんだが、じゃあ一緒にやる話をするなというだけで…

π〈デジタルリマスター版)

π<パイ> デジタルリマスター(字幕版)

WATCHA4.0点

Filmarks4.0点

ダーレン・アロノフスキーによる数字に囚われた男、天才マックスの世界
世の中の全てを数字と法則で理解できると確信する男が216桁の数字から市場経済ユダヤ教といろんな組織に追われたりしながらも純粋に真理に辿りこうとする。『サブスタンス』に引用されてそうな感じの洗面台前のショットも印象的だが、世界を何か単一のもので捉えようというある意味でのピュアさの危険性、陰謀論的な映画という読み取りもできるし、イカロスの翼のような決して触れてはならない真理というものがある、と仮定したときの悲劇にも読み取れる。




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