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オハナ「リロ&スティッチ」感想

 どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。

 ディズニーの実写化映画、大変久しぶりに足を運びました。超実写ライオンキング(1作目)以来でしょうか。

リロ&スティッチ (オリジナル・サウンドトラック)

WATCHA3.0点

Filmarks3.2点
 (以下ネタバレ有)

 まずもってスティッチが可愛い。可愛いったらない。マルセルのディーン・フライシャー・キャンプ監督なので間違いないとは思っていたが、けむくじゃらの名探偵ピカチュウ及びソニックメソッドで実写化したエイリアンが可愛すぎてたまらない。現実とアニメーションの混同は完全に監督の持ち味。

  最初の宇宙のシーンは完全に実写であることを忘れていてハワイに移動したら若干脳がバグったことは事実。で、ここに製作側もかなり自覚的で、スティッチを実在感あるものにしようとしているのだろう、ガントゥの存在をオミットし、リロも宇宙に行ってしまう展開を無くして基本的に地球で済む話にしている。それ自体は全然問題ない、というか実写化にあたってそこまでやっちゃうと実写とは…?になる気はする。どうせこの後モアナを実写化するんだからきれいな海の実写映画じゃなくて宇宙に行ってもいいじゃないか、という気持ちはあったが、まあ冒頭の感じになってしまうとそこから地球に帰ってくるとなんかがっかりしそうでもある。

 問題は、更に長編化させていく過程で現代社会に適応させようとして膨らんだと思われるナニに関するエピソード。アニメ版でも、ナニとリロによる生活は明らかに福祉の接続を必要としている状態であり、コブラ・バブルスも怖い見た目でリロの生活を脅かすが、至極真っ当な福祉課の人物として描かれた。その結果、リロとスティッチの物語において、ナニ自身の人生というのはリロを世話することで収まっているのではないか?という批判自体は確かに成り立つだろう。そこへの解答として、今回はナニ自身がハワイを離れて大学の海洋生物学科で奨学金給付で学ぶ希望はあるんだけど、リロと一緒にいる為に断念している、という設定が追加されている。彼女には彼女自身の人生があることを示すことは、結果的に福祉の重要性を浮きあがらせることに成功しているし、ナニ自身も救われる対象としての必要性を説いているが、その結果スティッチの影が抜群に薄くなっているし、リロもナニのことを邪魔する分からん坊としての描写が増えすぎている。スティッチの悪い子レベルの図解が他所の店の黒板使ってるのとか、正直最悪な改変の一つだと思う。リロ&スティッチというより、リロ&ナニに近いのが正直なところ。ナニが自分の将来をどう考えているのか、といったことに関しても別に中盤の仕事探しでしっかり掘る訳でもなく、っていうか勉強したいのかサーフィンしたいのかよくわかんねぇし、当然リロが行方不明になることで棚上げも棚上げである。

 おまけに、そうしたオリジナルでの問いにどう応答するのか、という解決策が実写で突然生えてきた(アニメーションでは描かれなかっただけだが)隣人のおばさん(にしてスティッチ以上に影が薄くなったデイヴィッドのおばあちゃん)が里親となることで解決する、という身もふたもない方法で正直ガッカリする。コブラ・バブルスもCIAにしてしまって、福祉課の担当者が女性になったことで福祉への接続への抵抗感は無くしているのだが、でもなんというかコブラ・バブルスのキャラを殺しているようにも思える。単に業務上追いかけているだけの雑なMIBのキャラになっている。

 そうした改変が気に食わなくなっている現象に関しては、原作厨的な誹りを受けても仕方ない、とは思う。ただ、吹替版を見た結果としては「誘ってんじゃん!?」的な感想になる。アニメ版の知名度だけで商売しようとしているじゃないか、と。そもそも製作自体がディズニーによる実写化プロジェクト=金稼ぎたいだけ、に思えるのは昨今ずっとそうだが、吹替にしてもスティッチが山寺宏一続投はもうしょうがない。唯一無二過ぎる。だが、リロやナニ、議長もかなりオリジナルを意識させる声の演技にさせており、しれっとプリークリーも続投させている。そこまでやってんなら、ジャンバの吹替がシソンヌ長谷川は無いだろ。別にすんごいヘタクソじゃないんだろうが、明らかに一人だけ浮いているうえに、ガンドゥもオミットされたことで飯塚昭三石塚運昇のもたらしていた渋みを全部彼が担う必要がある。中途半端にアニメ版に擦り寄っておいてタレント吹替は別よ、はちょっといただけなさすぎ。あとファーストコンタクトものの要素を華麗にエンドロールで回収して見せるところも大好きだったんですが、中途半端に結婚式場に乱入したせいでその辺の要素もよくわからないことになってましたね。バレてるのか、バレてないのか。スティッチも6本脚を白状するシーンをきちんと作ってほしかった。

 うん、ジャンバ結構好きだったからこんなにシンプルなクズ悪役にされて悲しいだけかもしれません。




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