どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。
年の瀬総括。今回は配信映画、下半期。元が配信じゃないとか知らない、日本で配信オンリーだったらここ。それにしてもおかしい、もっとリストにいたはずなのに全然見れてない。
ドーターズ
WATCHA3.0点
Filmarks3.2点
アメリカの刑務所にいる父親たちが娘に唯一会えるのが一緒にダンスを踊るイベント。それにむけて10週の研修を受けながら、彼らの更生のあゆみを撮る。
オレンジの囚人服を纏ってはいるけど、彼らだって父親だ、という点にフォーカスしているので、どうにも被害者のことを考えたり、突然加害者家族になった残された娘と妻、囚人たちのちょっとマッチョな思想に、この人たちに感情移入はできないなぁという感覚になってしまった。対面の面会すら今はない、という事実には驚くし、出てくるのが皆黒人であることを考えても一定の社会の歪みが表出しているのかもしれないが、マクロでそう思うのと、ミクロでイマイチ乗り切れないことは両立するはず。
一応、父親の会いたいというわがままだけではない形で落としてはいるが、まあそうだろうという感じもしてしまう。これは自分の中の偏見なのだろうな
ジャックポット!
WATCHA3.5点
Filmarks3.3点
ポール・フェイグ最新作。
ジョン・シナと口から生まれたオークワフィーナで当選した人を日没までに殺せば総取りできる意味不明な宝くじに当たっちゃったので頑張って生き残ろう!という町中敵だらけアクションコメディ。
シム・リウとシンバルで戦うジョン・シナとか、ちょこちょこ楽しいパートはあるんだが、2人のトラウマ的な部分に関してはセリフで全部喋るだけだったり、そもそも金無いんだろうなぁと思っちゃうパートがあったり全体的にポール・フェイグがなんとか作った感じに見えた。アクションコメディだけど別にオークワフィーナは戦える人設定じゃ無いし、殺しに来るのも一般人なので骨がない。ジョン・シナにもっとボコボコにさせてあげれば良いのに。まあエンディングがNG映像ってこともあって、ジャッキー系統だからねー
キラーヒート殺意の交差点
WATCHA3.5点
Filmarks3.4点
島を牛耳るファミリーの息子がフリーソロの最中に転落死した。母、双子の兄、その妻。
依頼を受けた探偵は調べを進める…という『別れる決心』と少し似ている導入のノワール気味な作品だが、まあ割と淡白に進むのであの作品の持ってた異質な感じは出てこないで見やすい作品になっている。
事件自体は決して難解なトリックなどでもなく、予想はつく範囲内だが、ジョセフ・ゴードン=レヴィットの演じる探偵には一定の説得力は感じたので続きがあったら見るとは思う。
不都合な記憶
WATCHA3.0点
Filmarks3.2点
石川慶監督が『Arc』を作ったときに、ちっとも未来的なガジェットを出さずに未来を感じさせる日本型のSFを開花させられたのではなかろうか、と思ったのが懐かしい。しかも『Arc』は3幕目の撮影や前半の身体性など、多様なアプローチでそれを見せてくれた。
その点で考えて、そんまま宇宙!星間エレベーター!アンドロイド!みたいな本作はテーマも中身も思考も全部即物的過ぎて、いやあなたが予感させたSFから後退してるようにしか見えないですよ?となってしまう。監督は確かメッチャ理系、それも、物理系だったはずなので即物的なのはなんかイメージと違う。
これまでの原作付き作品のレベルの高さから考えるとベースがある方がいいのかもしれない。
マンガー・ブラザーズ
WATCHA3.5点
Filmarks3.6点
ジョシュ・ブローリン×ピーター・ディンクレイジの兄弟が激悪ママのグレン・クローズにも翻弄されながらエメラルドを回収しようとするクライムコメディ。登場する時のグレン・クローズがやけにかっこいい。
ゴルフ場でのカートとのチェイスやマリサ・トメイの家での顛末など、ジョシュ・ブローリンが堅気に戻ってお家を大事にしたいのを台無しにする話だと真面目に見てたらブチギレると思うが、よく考えなくても『パーム・スプリングス』の監督なので怒らないで欲しい。時折嘘みたいにチープなCGも使うが『パーム・スプリングス』もそうだっただろ?
追いかけてくる刑務官演じるブレンダン・フレイザーが輪をかけてやりたい放題しているが、これだけ楽しそうだとこっちも笑顔になる
本当にちょうどいいラインの90分コメディ。
ペドロ・パラモ
WATCHA3.0点
Filmarks3.1点
『百年の孤独』がなんか売れた2024年。偶然にもNetflixによってドラマかもされた訳だが、同じくラテン文学の双璧をなす本作もまたNetflixによって映画化された。
母の遺言で父の足跡を訪ねてやってきた主人公。だが、案内された町は既に廃墟と化していた。どうやら父を知っているらしい人に出会い、そして語られる父ペドロ・パラモと町の滅びゆくまでの話が夢が現か分からない感じで語られる。語る主体がコロコロ変わるし、全然時系列順でもなさそうなので非常に頭が混乱する。
イニャリトゥのつまんない時の映画とか、その辺の空気感を強く感じた。ラテン文学は独自の文化圏でもあるので、その辺の雰囲気が繋がっているのかもしれない




