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選択「シビル・ウォー アメリカ最後の日」感想

 どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。

 今回は最も信頼する映画監督としてニール・ブロムカンプと並んで崇め奉っているアレックス・ガーランド最新作です。そう言えば記し損ねたけどIMAXでした。

 ジョエルを演じたワグネル・モウラさん、ちょっと存じなかったけど『長靴をはいた猫と9つの命』のウルフ役らしいので実質ツダケン。そう思うと俄然応援したくなる。

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WATCHA4.5点

Filmarks4.3点

(以下ネタバレ有)

 アメリ南北戦争を意識した内戦に相応しい作品に。リー・スミスってめっちゃ南軍名前だよね。カルフォルニアとテキサスという真っ赤な州と真っ青な州が手を組むというしれっと言ってるけどまじでそれどういう意味ですか?な内戦の中、N.Y.からD.C.までを大統領に取材するために進むロードムービー、というべきだろう。

 軍と市民が混乱し、ニューヨークでさえ停電が起きてエレベーターが落ちる危険があるからと階段を勧められる現実は容易には起こらないと信じたいが、でもそれもあなたの選択です、を示したエレベーターシーンは非常に示唆的だったと思う。あとよくわかんねえ家から射撃されてるとこ。あっさり撃ち殺せたけど結局誰が撃ってきたのかよく分からないし、でもその説明を求めると「あんたバカなんだな」が返ってくる。

 ジェシー・プレモンスによる極悪真っ赤サングラス虐殺のシーンが話題ではあるが、あそこは正直ノイズで、戦場ハイになったバカが招いた惨事なので戦場メディアとして未熟なケイリー・スピーニー(でも絶対死なない)殺されそう要員にしか見えなかった二人のせいなのは間違いないし、それが唐突だったから邪魔。そしていい人要員で死にそうなスティーブン・ヘンダーソンが案の定いい人として死んだだけ。まあ割とこの映画死にそうな人が死んで生きそうな人は生きてますよね。役割上、最後に大統領にインタビューするジョエルは生き残る。で、ジェシーと役割が被るのでリーは死ぬか怪我するのも想定の範囲内ではある。ホワイトハウス入る前とか死相凄かったし。

ただ、そういうある種の分かりやすさがちゃんと「あなたの選択」に帰結するように作ってあるのもその通りではあるし、っていうか勿論映画の先の現実に訴えるタイプの映画ですからね、これぐらいがちょうどいい。エンド・オブ・ホワイトハウスとかとは話が違うんだ。

 A24史上最大の資金を投入したという割には、地味なロードムービーだなぁっていう中盤までに対して、はい、ここからは地獄の黙示録=アポカリプスです!っていうワシントン突入以降は市街戦をきちんと本気でD.C.でやるっていうフレッシュさと豪華さを感じました。ここに一点投入パターンだったか。ま、これも『ソウルの春』で観たやつの規模でかいバージョンと言えなくもない…いや一応別種か

 そういうフィクショナルの強さ、ある意味での面白さが強くなっていった後半。故に、今年を代表し、且つ戦場報道という意味で間違いなく比較するべき『マリウポリ20日間』に対しての弱さが気にはなる。これを実地でやってる記者がいるんだってこと。そしてその記者の撮った映像は、書いた記事は紛れもなく現実だということ。ここでだから『マリウポリ20日間』の方が面白い、とか凄い、みたいな消費をしたいわけじゃない。映画だから点数をつけて優劣はつける。つけるけど、そうじゃなくて、じゃあどう選択するかを考えよう、もっと知ろう。ずるいかもしれないけどそういう考えです。

 きっとジェシーは、リーの魂なんてちっとも継承せずにそんなところで?ってところで死ぬと思う。そういう過ちしか犯さなかった。今回は守られたけど、これからはそうはいかない。でも、守ったのも、戦場に取り憑かれて無謀なのもあなたの選択だ。そう、辞世の句を求められて「私を殺させるな」と言った大統領も。殺させたアメリカも国民も。じゃあ、アメリカってどこからどこまでなんでしょうね。

 さあ、大統領選を睨んで作ってなかったら嘘みたいな映画。ハピネット・ファントムスタジオを日本のA24だとか勝手に言ってたら本当にA24と独占契約して公開時期をアメリカ大統領選直前に持ってきやがりました。しかしなんとまあ偶然、日本の総選挙=首相を選ぶ選挙もまた被るタイミングとなりました。あなたの選択です。まさかミズーリの農場で知らないふりしませんね?




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