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力でねじ伏せる「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」感想

 どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。

 爆轟&轟の戦闘みたいなロジカルな戦いだけ見ていたい。

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WATCHA3.0点

Filmarks2.9点

(以下ネタバレ有)

 基本的な感想としてはお粗末、がいいでしょう。正直体感の点数はもう0.1~0.2点下げても良かったんですが、今年ワーストにするほどではないか、と思って今んとこワーストのデデデデ後章と並べる点数にしました。

 じゃあ、なにがそんなにひどいと感じたのか。シンプルにまずタイミングが悪い。ヒロアカの原作が完結したタイミングでの公開ではありますが私のようなアニメ勢からしますと、爆轟が死んだか!?と彼の歴代の悪行の数々にまだ許さないぞ!と怒りの拳を握りしめ続けていた私ですらちょっと泣きそうになるところ、そしてそこにデクが到着、いよいよ彼の大活躍か?という非常に重要なシーン。そのタイミングで最終決戦前の死柄木さんが一旦回復しているタイミングで起きたことという設定。結果として後述する悪役のショボいのに強い、というしょうもなさのせいで最終決戦にパーフェクトで臨めたのだろうか?という疑問が生まれちゃう、ましてやポストクレジットに死柄木さん準備完了!みたいなの出されたらダメですよ、ええ。エンデヴァーさんとか火力ヤバそうだし、みんなそこそこボロボロじゃん。それで最終的にヒーローが勝つんだろう、と考えるとAFOも死柄木さんも格が落ちちゃうじゃんっていう。別時空っていう言い訳は分かるんだけど、と。

 まあ、別時空なんでいいです。じゃあ別で。酷いのは悪役ダークマイトですね。こいつがまず何にも面白くない。オールマイトのファンで、彼の「次は君だ」を自分に勘違いしているのかと思ったら、イタリアのマフィアで親父を殺してファミリーを乗っ取って、力こそ正義、力で支配して次の象徴になるぞ!という非常に雑な悪役。個性も「錬金」とは申しますが、仕組みがよう分からん個性でどういうロジックでどういうものなのか、アニメーションだけで説明する気ならええが、終盤にしれっと言葉で説明しようとしてる辺り。正直「デッドプールウルヴァリンが組んでマドンナが流れたら無敵だろ!」より説得力ないものを見るとは思わなかった。うーん。ついでに言うと自分が凄いんじゃなくてエンハンス能力のある今回のキーパーソンの力を消費しているだけだったし。悪役にも格ってもんがあるだろ。

 そんな彼がオールマイトを模倣し、後継を謳う悪役ならば、正当な後継であるデクと演説して思想的に勝ってほしいわけです。ところが、残念ながらそうした演説は特にデク側からは出て来ることなく、力こそが重要とのたまうダークマイトさんに対して、よりパワフルに打ち破りましたよ、でしかない。確かに、ここの最終バトルのアニメーションは凄まじいものがあったと思いますが、力で統制して理想を実現しようとする相手に対して、アニメーションのインフレで対抗していくのは結局パワー対決じゃん、っていう。そこでパワーじゃない答えを出さなきゃこの悪役を設定した意味がない。単に誰かを救うための映画だったらそれでいいのだが、オールマイトの後継の正当性を自ら示さないとダメだ。その達成は最低限だと思っていたので本当にがっかりしている。ただの世界征服を企む悪党で良かった話だし、どうせなら自分がオールマイトと勘違いしたまま自己催眠で力まで手に入れた痛いファン=ありえたかもしれないデクの姿、みたいな話を期待していたのはバカでしょうか、すいません。

 その上で、脚本というか、ストーリーが絶望的。基本的にプロヒーローは錬金によって生成された要塞が雄英高校を狙っていると分かるで指令室で突っ立っているので全員クソ以下だし、強制的に転移させれたA組には出番を上げるのかと思ったら梅雨ちゃん、葉隠さん、口田くんあたりはそもそも出番すらほぼ与えられないし(青山君はしゃーない)、常闇くんの敗戦処理ぶりは酷すぎた。口田くんなんて、召喚された怪物に対してもコミュニケーションを取って味方に出来たりすれば力こそ正義の逆を行けるのに爆轟が圧殺してるの、本当にどうかしている。どうせ出番を与えられないならうまく最初からオミットできるようにするべきだし、実際過去の作品でそれが出来てもいたじゃないか。敵陣営も正直個性が複雑すぎて良く分からない相手が多いし、催眠とかいう強個性の対抗策が映っていないけど義手とか義足にプログラミングしておいた!×2なのもなぁ。っていうか、ジュリオさんを説得してるA組の面々、君らまんまと催眠させられてたし、デクもこの空間からの逃げ出し方をどうこう歴代継承者に言われていたけど、それは??っていう。物理で本体を殴るのが強いんじゃ、力こそ正義…以下同文。『鬼滅の刃 無限列車編』以下の催眠の抜け出し方ですね。結局さばききれなくて立ち話を大量にしているだけなので、ジュリオのキャラの魅力だけで辛うじて立っている状態でした。ギャグパートも唐突すぎてしんどかったし。

 そもそも、エンハンス能力がキーになる作品であれば、ベースを見せておいてこれだけ強くなりました、じゃあそんな敵をどう倒すのか、というのが面白さのはず。冒頭にアンナと接触したデクが非適合者っぽい描写はありましたけど、その辺も回収されることもなく、良く知らないモブを強化した後、良く知らない敵陣営を強化し、そして勝手に暴走。そうでしょうね、なジュリオによって沈静化。囚われの姫と助けに行くイケメン宮野真守、というシンプルにやるとちょっと古い話も特にひねらず延々催眠されてるだけの姫でしたし、マモかっこいい!だけで終わってしまいます。




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