VUCAの時代と言われるような変化のはやい現在、言われたことを着実にできることだけでは組織の目標を達成しにくく、自らリーダーシップを発揮する人の重要性が増しています。例えば 。
また、1メンバーの枠を超えてマネージャーやエキスパートとしての階段を登っていく上でもリーダーシップは書かせません。
書籍「The Leadership Challenge」ではよきリーダーになるために必要な5つの振る舞いをまとめています。
- 作者:Kouzes, James M.,Posner, Barry Z.
- 発売日: 2017/03/30
- メディア: Kindle版
5つについてざっと触れつつ実際の事例を思い返してみます。
4つのリーダーシップ特性と5つの行動
まず前提として、リーダーは信頼される必要があります。そして、信頼されるためには 以下のような特性 が必要となります。
- 正直、誠実 - Honest
- 意欲をもたらす - Inspiring
- 先を見据え、道を示す - Forward-looking
- 有能 - Competent
信頼に値する誠実な人物であり、意欲をもたらすビジョンを語り、各自にとっての価値を伝え意欲をもたらし、先を見据えてビジョンに至る道を示し、実際にそれを成し遂げるために自身が行動し、メンバーを支援できる能力を持っている有能な人物であること。そんな特性です。
これらの特性につながる行動として以下の行動が必要になります。
- 模範になる
- ビジョンを示す
- プロセスに挑戦する
- メンバーの行動を支援する
- 心を励ます
模範になる
自らを知り、明確にした価値観を伝えること。
- 何を大切にしているか?
- どこに向かおうとしているか?
- 何を期待しているか?
伝えるだけではなく、率先して価値観に沿って行動し、模範になること。
ビジョンを示す
未来への可能性を想像し、意欲をかきたてる共通のビジョンを示し、伝える。順序としては、過去をふりかえり、現状を把握し、未来を見通す。そして熱を持って、未来へのビジョンを伝え、メンバー共通のものにする。
プロセスに挑戦する
未来に向けた変化を生むべく、踏み出し、外部との関わりを通して変化に必要な要素を把握し、挑戦と失敗からの学習を繰り返して継続して変化していく。
メンバーの行動を支援する
メンバーとの信頼関係をつくり、協調を育む。メンバーへの権限委譲をすすめ自己決定する範囲を広げ、コーチング・ティーチング等による能力強化によって、成長を支援する。
心を励ます
個々の成果を承認・称賛する。単に一緒に仕事をするだけの間柄としてだけでなく、人としてつながりチームをコミュニティ化する。
事例 - 転職透明化らぼのケース
自身の転職活動を通して感じた候補者側と採用側それぞれが持つ情報のズレから発生する問題を解決すべく、それぞれのギャップを解消することがよりよい転職につながると考え、そこに共感してくれたヌーラボの安立さんとともにコミュニティを立ち上げました。
こちらは第1回のイベントレポートです。
デブサミの登壇枠もいただきました。
転職透明化らぼの成り立ちは、過去・現在の課題感から未来へのビジョンを掲げた形になり、「 ビジョンを示す 」にあたります。また、自発的にコミュニティを立ち上げ、イベントを企画し、noteなどで記事をアウトプットし、転職相談を求める人の相談にのるなど、実際に行動した部分は「 模範になる 」にあたりそうです。
「 メンバーの行動を支援する 」に関しては活動の一部を裁量を持って他のメンバーに委ねていたため、そこにあたりそうです。イベント現場の準備進行は KANE さんに委ね、転職透明化マガジン立ち上げの際は進行を安尾さん・ぐーどらさんに委ねるなど。「 心を励ます 」の部分については一定行っていたものの、まだ不十分だったかなと思うところはありますが、関係性を深めるという意味ではたまに開いているコミュニティの雑談会などがあてはまりそうです。
まとめ
リーダーというと一定大きな取り組みをリードする、というところにイメージがつながりやすいかもしれませんが、例えば何かしら小さめの改善の取り組みの問題発見から課題感の共有、改善の実施を先導し、関係者を巻き込み最後まで成し遂げるのもリーダーシップと言えそうで、個々がそういった行動を自発的に取れるかどうかはそのチーム、コミュニティの強さにつながると感じます。そういう意味で、 Amazon が全社員にリーダーシップの発揮を求めるのも納得です。