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自分は正しく優れているから、馬鹿なお前を教育してやるぞ。感謝しろ。

それまで強く推進されていたSDGsやESG、LGBTや多様性をめぐって、反作用とも言うべき強い反発や批判が噴き出ししています。

環境や性自認をめぐる議論においては、かつては環境保全、温暖化対策や多様性を推進する意見が社会的に優勢であり、疑問や違和感を口にすること自体が難しい空気がありました。ところが現在では、振り子が反対方向に大きく振れるかのように、多様性そのものや、SDGs、ESGといった価値観に対する批判が、以前よりも強い言葉で主張されるようになってきています。その背景には、推進派の過剰な正義感と排他性が生んだ反作用があるのではないかと思われます。

それは、誰にとっても決して望ましい状況ではなく、極めて悲しい現象です。

こうした変化を象徴する出来事として、自分は女性であると主張するトランスジェンダーの選手が、女性カテゴリーの陸上競技に出場し、他の選手を大きく引き離して金メダルを獲得した事例がありました。競技の公平性という観点から疑問の声が上がりましたが、それを口にすること自体が「差別だ」として激しい非難を受ける場面も見られました。*1

同様の構図は、ある女優の発言にも現れています。その女優さんは、性別適合手術を受けておらず男性器を有したまま「自分は女性だ」と主張する人が女子更衣室に入ってくることについて、「怖いと感じる」と述べただけでした。しかしこの発言に対して、「勉強が足りない」「多様性の価値を理解していない」「世界をもっと知るべきだ」といった批判が集中し、最終的に彼女は「自分の勉強不足でした」と謝罪するに至りました。*2

ここで注目すべきなのは、彼女の感じた「怖さ」が、他者を排除しようとする意図から生じたものではなく、ごく素朴な感情として表明されたにもかかわらず、それ自体が否定され、矯正の対象とされた点です。

特定の価値観やイデオロギーを強く信じる人々が、それを単に「正しい」と考えるだけでなく、「他の考え方よりも高次であり、反対する者は理解力どころか知能や知性が低い」とみなしてしまう構造があります。その結果、「自分たちは無知な他者を啓発し、正してやっているのだ」「それこそが正義なのだ」という思い込みが生まれ、異なる意見や違和感を示す声に対して、見下しや断罪が向けられるようになります。しかしこの態度は、多様性を守るどころか、かえって言論の幅を狭め、社会の緊張を高め、ひいては反対意見が多く主張されるようになりました。

人間って、社会って、バランスを求めるのね。革命→反革命を繰り返しての安定へ。そしてまた「革命→反革命」。

言うまでもなく、環境保全や性の多様性は尊重されるべきであり、自分と異なる存在であるという理由だけで差別したり、排除したり、暴力、ましてや虐殺を正当化したりすることは決して許されません。
同時に、社会や組織においては、多様な視点や意見が併存することで、一つの考え方に偏りすぎることを防ぎ、安全性や健全性が保たれるということもあるでしょう。

しかし、「多様性」や「環境保全」という理念を信じるがゆえに、他者の意見を封殺することは間違っています。発言の自由というのは「自分の発言は自由であるべき」と同時に「他者の自由な発言もまた認めること」にあるからです。

行為についての妥当性や影響を議論することまでを「差別」として封じ、正義を振りかざすような形で他者を黙らせてしまえば、人々の判断は硬直し、分断はより深まっていくのは当然の帰結です。

今日、LGBTや多様性、さらにはSDGsやESGといった価値観に対する強い反発が表面化しているのは、単なる無理解や後退ではなく、こうした過剰な正義感と排他性が生んだ反作用として理解すべき点もまたあるとぼく考えます。

ぼく自身もよく批判されるのですが「朽木はわかっていない」「お前はまだそのレベルか!」と、そしてその人の思想信条に少し近い意見を言うと:
・お前もやっとわかってきたようだな(ドヤ顔)
と上から目線。

・だから嫌われるんだよ。

©️ 朽木鴻次郎 プロダクション黄朽葉
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*1:トランスジェンダー選手として国際的議論を呼んだのは、ニュージーランドのウエイトリフティング選手、ローレル・ハバード(Laurel Hubbard)です。彼女は2017年に国際大会(オーストラリア国際大会など)で女子のカテゴリーで優勝(ゴールド)したことがあり、2019年の太平洋競技大会でも金メダルを獲得して批判と議論を生みました。その後、ハバードは2020年東京オリンピック(実際は2021年開催)で女子重量挙げ +87kg に出場し、歴史的に初めてオリンピックでトランスジェンダー女性として競技に出場した選手となりました。競技ではメダル獲得には至りませんでした。

*2:女優の橋本愛さんは2023年3月に自身のSNS(Instagram)でトランスジェンダー女性に関する私見を投稿し、その内容が一部で批判を呼んだことを受けて、同月内に「謝罪」コメントを発表しました。




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