間違ったビタミンDを摂取するとビタミンDのレベルが下がる

出典:The Exposé
温帯地域では、冬の間は太陽がほとんど顔を出さないため、日光不足を補うことで体を健康に保つ必要がありる。たとえばイギリスでは、4歳以上の人全員に対して、秋から冬(10月~3月)の期間は、免疫機能、骨の健康、そして全体的な健康を支えるために、毎日ビタミンDのサプリメントを摂取することを検討するよう推奨されている。
しかし、私たちは本当に「正しい形のビタミンD」を補っているのだろうか?ジョセフ・メルコラ博士は警告する――。
- ビタミンD3ではなくD2を摂取すると、かえって体内の活性型ビタミンDのレベルが低下し、疲労感、免疫力の低下、カルシウムバランスの乱れなどに対して、より脆弱になってしまう可能性がある。
- 日光を浴びることで体内で作られるのと同じ形であるビタミンD3は、特にビタミンDが不足している人において、D2よりもはるかに効果的にビタミンDの血中濃度を上げ、維持することができる。
間違ったビタミンDを摂取すると実際にビタミンDのレベルが下がる理由
- 多くの人はすべてのビタミンDサプリメントが同じ働きをすると思い込んでいるが、研究によると間違った形を摂るとむしろ欠乏が悪化することがわかっている。ビタミンDは、骨の強さ、免疫バランス、ホルモン調節、細胞修復に必要な脂溶性ホルモン様栄養素だ。
- 肌が日光にさらされると自然に作られるが、何百万人もの人がサプリメントに頼るだけで、すべてのビタミンDが血流に入ると同じように働くわけではないことに気づいていない。ビタミンD3は皮膚が太陽光から作るのに対し、ビタミンD2は主に強化食品や紫外線にさらされたキノコから得られる。
- 生産コストが安いため、D2は強化された植物性ミルクやマルチビタミンによく使われている。しかし一度吸収されると、体のD3の排出が加速し、細胞が正常に機能するために依存している自然なバランスを乱す。
- なぜD2がD3を抑制するのかを理解することは、どのサプリメントが健康を支え、どれがそれを損なうのかを知る鍵となる。
ビタミンD2は体が最も必要とする活性成分を消耗させる
Nutrition Reviews掲載のメタアナリシス(20件のRCT、650人以上対象)によると、次のことがわかった。
- ビタミンD2を摂取すると、血中のビタミンD3(体が実際に使う活性型)が有意に低下(平均約18 nmol/L低下)する。
- 何も摂らない人よりもD2を摂った人の方がビタミンD3が少ないという逆効果が確認された。
- これは、年齢・性別・投与量・期間に関係なく一貫した結果である。
- 原因:D2が肝臓の分解酵素(CYP24A1など)を活性化し、D3を急速に不活性化・排泄してしまうため。
- 免疫機能では、D3だけがインターフェロン活性を高めるが、D2は効果が弱いか逆に抑制することもある。
結論
安価・ヴィーガン対応という理由で選ばれがちなビタミンD2だが、摂れば摂るほど体内の有効なビタミンD3を減らしてしまう。
免疫力強化・疲労回復・ホルモン調整を目的とするなら、必ず「ビタミンD3(コレカルシフェロール)」を選ぶべきである。
ビタミンD3はD2より圧倒的に効果が高い
ビタミンD3は体が日光で自然に作るものと完全に同じで、肝臓での活性化効率が極めて高い。
D2は植物・キノコ由来で代謝経路が異なり、血中濃度が上がりにくく、すぐに減ってしまう。
特に効果が高い人
- 色黒の人・肥満の人
- 抗けいれん薬・ステロイド使用者
- 室内生活・高齢者・施設入居者
- 炎症性腸疾患・セリアック病など吸収障害がある人
結論
ビタミンD欠乏を本気で改善したいなら、D2ではなく必ずD3(コレカルシフェロール)を選ぶ。
同じ用量でも効果が3倍近く違うため、「安いから」「ヴィーガン対応だから」でD2を選ぶと、時間とお金を無駄にするだけである。
(以下省略)
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