以下の内容はhttps://tanishiking24.hatenablog.com/より取得しました。


AI Coding Agent でおかしくなりそう / 自分を保つために

最近のAIは本当に優秀で、コンパイラみたいな比較的複雑なソフトウェアだってCCCみたいに上手に実装できてしまう(改善の余地はあれど)。職業コンパイラエンジニアをやっている自分にとってあれは少なからず衝撃だった

古い考え方かもしれないけど、今のところAIにコード書かせても、その生成されたコードの説明責任は果たすために理解に努めようとは思っているし、自分がわかってないコードを成果物として出すのは避けたいと思っている。1 僕がプログラミングで一番楽しいと思っているのはプログラムを読んだり書いたりして物事の仕組みを腹落ちするところに楽しみを感じているため。

しかし、Xとか見てるとAIにこんなの作ってもらいました、全部vibe coding2なのでコードの詳細は知りませんという話はなんぼでも見かけるし、vibe coding前提のプラットフォームとかも出てきている。

こんなにAIが優秀でコードを読んで書いてってできるなら、コードの作者がそれを理解しているかどうかなんて自己満足でしかないのでは? こんな世の中で、AI生成のコードを自分の中で噛み砕いてから世にだそうというスタンスでいると、競合に先をこされるのでは? 自分もこの流れに乗っかってAIに生成してもらったコードをありのまま受け入れていかないと、少なくとも職業プログラマとしてやっていけないのではないかな? みたいなことが頭の中でぐるぐるしている。3 というか、自分が楽しいと感じている部分がAIに取り上げられてしまって、つまらない部分だけ残ってしまうのではないか、AIぽちぽち奴隷にるのではという危機感がある。

そうやってAIを自己に迎合していった先はAIと自分との境界が無くなり(少なくともPCの前の)自己が薄れていくのが怖い。自分のアイデンティティの一つを捨ててまで自己を拡張するべきなのか?

あと、AIにコードを書かせること自体にあまり頭を使わない(複数並列でやると変な脳への負荷がかかるけど)し、すぐにフィードバックが返ってきて動くものができあがるので、簡単に過集中状態に入ってしまう。あと少しだけ...と思ってたら26-27時で気絶するように布団に入るみたいなことが最近多くなってきていて、普通に精神的に良くない。


最近(ここ2-3日)は少し気分が落ち着いてきて、これまで通り、AI使ってコードは書くけどその生成結果を自分の中で腹落ちできるまでは表に出さない。というスタンスでしばらくはやっていこうと思う。多分それが自分とAIくんとの程度な距離ってやつなんだと思う。4 (最近のAIの進歩はすごいので、来月にはAIに頭を侵食されてAIを動かす奴隷になってるかもしれないし、反AIに目覚めてGPUを破壊しているかもしれない)。

職業プログラマとして仕事を失うかもとか、競合に出し抜かれるかもとか知ったことでない。こっちは楽しくプログラミングして自己満足するためにプログラマやってるんだ。これくらいの開き直りをしないと頭がおかしくなりそう。

あと id:uiureo さんのブログにも書いていたように、ずっとAIやってXの先鋭的な意見を見てると気が狂ってくるので、AIは夜10時まで・Xは一日30分/おすすめ欄見ない・外に出てAIの話をしない人間と会話するなどのデジタルウェルビーイングを取り入れていっている。

uiuret.hatenablog.com


追記

AI Coding Agent でおかしくなりそう / 自分を保つために - たにしきんぐダム

こういうこと言う人多いが、プレイングマネージャーな自分にとって、プロジェクトで他人が書くコードを理解、承認、責任持ちながら進めるのと感覚は変わらない。プレイヤーのみからプレイングマネージャーになる時代

2026/02/23 07:46

"他人(AI)が書くコードを理解、承認、責任持ちながら進める" をやる人がそもそも要らなくなるんじゃないって話ですね。僕だってそうしたいけどそれすら叶わなくなる時代きたら嫌だねって日記です。

AI Coding Agent でおかしくなりそう / 自分を保つために - たにしきんぐダム

個人で使うツールならAI任せでもいいだろうけど、業務で作るものは人間が確認して問題ないレベルのコードだと証明できていないとダメなのでは。そうでないと製品として表に出せないでしょ。

2026/02/23 10:32

僕は最近のAIは多くの人間よりもよくコードを理解しているなぁと思うので、下手な人間のレビューよりもAIのほうが信頼できるまであるのではとすら思うようになってきています。(もちろん現状のAIレベルなら人間が介入したほうがよいことは多々ある)

でも本当に仕様を正しく実装しているのか不安ですよね? そこで形式検証なんじゃないですか?人間もAIも信用できないので決定的なアルゴリズムに証明させよう!と思っている。形式検証勉強し始めたばっかりだから夢を見すぎているのかもしれない。


  1. 使い捨てスクリプトや、本当に興味なくて出力だけ欲しいプロジェクトは除く
  2. ここでvibe codingはAIに全部コード生成してもらって生成されたコードの実装は理解しないことを言う。
  3. それはそれとしてAI生成コードのガードレールとしてのsandbox機構やcapability、形式検証とかはこれから熱くなってきそうですね。そうであってくれ。https://x.com/i/status/2022975305863065769
  4. こんなことに悩まずずっとAIやってられる頑健な人がこれからのソフトウェアエンジニアとして生き残っていくのかなぁ

2025年振り返り

年末年始は妻の実家のある福井の海沿いで過ごしている。宮崎県とかいうド南国生まれの自分にはかなり厳しい天候だけど家の中は暖かいし海鮮が美味しい。

2024年は結婚などで大きな変化のあった1年だったが、2025年は広げた風呂敷を畳んでいくような1年で、大きな変化はなかったもののなんだかんだ忙しい一年だった。

福井県 三国神社

大学院復学 & 卒業

社会人になってから入学した東京科学大学情報理工学院数理計算科学系の修士課程を卒業しました。2021年入学当初は東京工業大学だったのに休学してたら東京科学大学になってしまっていた。

tanishiking24.hatenablog.com

研究よりも実装が好きな一方、実装の完成度を高めることが研究としてのインパクトに影響しないことが悩ましく研究職よりかはやっぱりエンジニアに向いてそうかもな〜と思っていた。しかし最近のCoding Agentがあまりにも優秀で実装にかかる時間が大幅に減少した結果、別に完成度高めるのに大して時間かからなくなりつつあるし、泥臭い実装力よりも優れたアイデアを考えてバシバシものを作っていくこと重要になってきそうな気もしている。もっと論文読んだりCSの勉強やっていきたいですね。

海外での登壇

スイス開催のScalaDays 2025と、シンガポールで開催されたICFP/SPLASH Wasm Workshop で Scala から Wasm へのコンパイラについて発表してきた。何気に海外カンファレンスで20-40分の発表をするのは初めてだった気がするけど、時間をとって発表練習をしたので思ったほど緊張すること無くこなすことが出来た(ほんまか?緊張しすぎてずっと発表練習してないと気が狂いそうだっただけな気もする)

普段同業者はおろか、ソフトウェアエンジニアと会話することが全然ない在宅ワークメインのイベント参加も少なめ人間なので、カンファレンスに参加して似たような分野に興味をもっている人ととても良い刺激を受けられるので、今後もどんどん海外カンファレンスで発表していきたい。問題はヨーロッパはすごく遠いし、近所の国々ではあまり自分の興味のあるカンファレンスが開催されていない。Inovations in Compiler Technologyは興味ある。

tanishiking24.hatenablog.com

tanishiking24.hatenablog.com

スイス・ポーランドにはちょうど長めの休みがとれた妻と一緒に行くことができて本当に良かった。やはり自分は海外旅行は一人で行くよりも誰かと一緒に行って知らない景色や経験を共有する方が好きなようだ。複数人で海外行くと金額が馬鹿にならないけどお金貯めてまた家族旅行行きたい。

英語については、ここ最近はシャドテンという高級シャドーイング添削アプリで英語の勉強をしているおかげで発話がかなりマシになってきている。オンライン英会話がいっさい続かなかった人間にしては長く続けられてて偉い!

仕事 / Claude Code

なんだかアウトプットが多くて仕事自体はあまり進められなかったなと思う...。最近は Scala Compiler 本体と Wasm 対応の両方をやるようになった。もともとは大きめプロジェクト一本でやってたけど、それだと気分を変えたいときにリフレッシュになる仕事がなくてつらかったので、いくつか異なる仕事を兼任していたほうが自分にはだいぶやりやすいみたい。

ところでClaude Codeを2ヶ月くらい使ってるんですが、これ本当にすごくて、Claude Codeのお陰で年末年始ちょいちょいやるだけで、ここ1年ぶんくらいの進捗がバリバリ出ている気がする(リリース当初こんな賢くなかったよね)。もともと泥臭く手を動かすのが得意な一方で手が遅い自分にとっては、高速にちゃんとモノを作ってくれるCoding Agentはたのもしい味方な一方で、Coding Agent あれば誰でもなんでもできるし俺がreplaceされてしまう!みたいな危機感が普通にある。

AIの書いてくれるプログラムの妥当性を検証できる人間になっていかないとプログラマとして楽しいことはやっていけなさそうだなぁという気がする。コンピュータサイエンスをちゃんと学んでいくぞの気持ちです。今後の業界どうなっていくんですかね。

イベント

一般参加で遊びに行っただけだけれど、Asia LLVMはとても楽しかった。コンパイラ関連の仕事してる人って意外とたくさんいるんだな〜と希望を持てたし、同業者の知り合いを増やすことができた。また参加したい。発表内容はMLIRやGPUの話が多く、AIアクセラレータの波動を感じた。2026年はPMPPの第5版が出るらしいしGPUプログラミング/コンパイラ勉強していくぞ。

また、Scalaわいわい勉強会を2回開催することができました。細々と続けていきたいけど来年は激動の年になる予定なのでどうなるかな〜

【オフライン】Scalaわいわい勉強会 #5【東京】 - connpass

【オフライン】Scalaわいわい勉強会 #6【東京】 - connpass

scalawaiwai.hatenablog.com

2025年の中頃は修論執筆や海外登壇準備で忙しくて、関数型まつりにも行けなかったけど楽しそうだった。来年は参加できるかな?

生活

ボルダリング

2025年中盤は修論に仕事にで忙しくなかなか時間を作ることができず、全然ボルダリングに行けなかった。結果、体脂肪率が13%から18%増えてしまっている...。今年は近くに良さげな単発利用可能なジムも見つけたので有酸素も取り入れつつ体重落としてボルダリングも継続していきたい。

人とたくさん会った

大学院の関係で東京に行く機会が多かったのでたくさん人と会った。来年もよろしくお願いします。

東京

関東から大阪に引っ越して1年半くらいになる。やはり東京の人混みや高い家賃がないのはとても快適なのだが、東京の豊富なボルダリングジムや友人がたくさんいること、そして何より歩いててめちゃくちゃ楽しいことは名残惜しいなと思う。思ったより自分東京好きなんじゃないか?東京の電車に乗るたびに全然そんなことないわと思うのですが。

フォトウェデイング

実は9月頃に京都でフォトウェデイングをやった。見学可能とのことだったので両家の家族を連れてきていて、結婚式の流れに沿った形で撮影を行ったので本当に結婚式をやっているような感じになった。

予定を詰めている間はあまりイメージがつかなかったのだが、フォトウェデイング当日や後から振り返ってみるとやってよかったなと思う。自分の親に、妻の親にそれぞれの晴れ姿を見せることができる良い機会だったし、写真として思い出に残せたのはすごく良かった。2025年ベストバイです。

京都にたくさん出かけた

京都に妻と二人で出かける機会が多かった。住むのを考えるとやっぱり大阪のほうが圧倒的に住みやすいんだけれど、京都の自然豊かさ(主に鴨川と山)や古い文化の残った町並みは好きだなぁ。

2026年

  • 仕事
    • Claude Code で高速にバリバリ手を動かすことができるようになったので、やりたかったけど時間がなかった...っていうやつを片っ端から片付けていきたい。
    • その後はどうしようね
  • コンピュータサイエンスをちゃんと勉強するぞ(主にGPUプログラミングやコンパイラ、数理論理学あたり)
  • カメラに興味がある。というかGoogle Pixelのカメラがかなりbrightな感じなので、もっとレンズがちゃんとしたカメラが欲しい。安めのコンパクトなカメラとかあったら買ってみたいかもなぁ
  • 将来どうするのか(どこに住むのか)を少しずつ考えていく
  • とはいえ来年は忙しくなりそうなので、頑張りすぎずにやっていきたい。

2025年1Q(1月-3月)振り返り - たにしきんぐダム

2025年2Q(4月-6月) - たにしきんぐダム

2025年3Q(7月-9月): 修論・スイス・ScalaDays・フォトウェディング - たにしきんぐダム

2025年4Q(10月-12月): シンガポール/京都/車校/Hazbin Hotel - たにしきんぐダム

tanishiking24.hatenablog.com

2025年4Q(10月-12月): シンガポール/京都/車校/Hazbin Hotel

前回:

tanishiking24.hatenablog.com

前の3ヶ月と比べると比較的忙しくなかったが、プライベートなところでいろいろとイベントがありなんだかんだドタバタしていた。

ICFP/SPLASH シンガポール

tanishiking24.hatenablog.com

Scala関係でよくオンラインで話すEPFLの人たちと仲良く話せたり、Xでしか話したことなかったコンパイラの人々と話せたりして楽しかった〜

食文化はアジアのあらゆる食べ物が集まっているので選び放題でかなり体験が良かったし、中心部から少し離れたところは東南アジア文化っぽい感じの雰囲気が感じれて歩いていて楽しかった。一方都心部はでかいビル!ショッピングモール!って感じであんまり魅力は感じなかった。モールもカンファレンス会場もホテルもエアコンが激強だったのでとても寒かった、次行くときは冬服持っていこう。

Climば、チャイナタウンにあるクライミングジム、日本語に惹かれていったが小さいけど楽しいジムでした

Gardens by the Bay、巨大植物園でエンタメ性がかなり高いけどゆっくり植物を楽しむという感じではなかった

京都にたくさん行った

妻が京都の職場に勤めはじめて定期を手に入れたことによって、京都に二人で出かける機会が圧倒的に増えた。月に3回くらいは週末京都デートしていた。住むのを考えるとやっぱり大阪のほうが圧倒的に住みやすいんだけれど、京都の自然豊かさ(主に鴨川と山)や古い文化の残った町並みは好きだなぁ。あと美味しいパン屋やお茶屋さんが多い。

12月の妻の誕生日には京都のホテルをとって夜までゆっくり京都散策をしたりした、夜閉まったあとの清水寺を目指して産寧坂あたりをうろうろしたりするのすごく楽しい。(中国からの観光客が減ってホテルがかなり安いし人混みもかなりマシになっている、こんなに違うものか。)

夜人のいなくなった清水寺周辺

京大NF(正確には北部祭典)

Hazbin Hotel にはまった

シーズン2がちょうど配信されたのと、友達がオススメしていたのを思い出して見てみたらハマってしまった。ミュージカルアニメなんだけど声優がほとんどブロードウェイとかの俳優で曲がめっちゃ良い。HuskやVeesが好き

www.youtube.com

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車校に通い始めた

スーパーハッカーの夢を諦め、普通自動車免許(AT)取得のために近所の車校に通い始めた。仕事の時間に融通がきくので平日昼間に技能講習を受けようと思っていたのだが、全然予約がとれずまだ3回しか受講できてない、いつ仮免とれるのか...。

初回はなんかせっかちで感覚派な先生で全然うまくいかなかったけれど、2-3回目は分かりやすくどういう感じで運転すると良いのか教えてくれる先生にあたってやっと運転楽しいのかも...?と思ってきた。多分駐車とかバックで粉々にされる。学科はオンライン受講できて便利。

Scala わいわい勉強会

久しぶりに開催しました〜

scala-tokyo.connpass.com

Scalaわいわい勉強会でCapture Checkingについて話した

zenn.dev

仕事

最近は Scala Compiler 本体と Wasm 対応の両方をやるようになった。もともとは大きめプロジェクト一本でやってたけど、それだと気分を変えたいときにリフレッシュになる仕事がなくてつらかったので、いくつか異なる仕事があるほうが自分にはだいぶやりやすいな。

あと最近 Claude Code 使いはじめて、かなり優秀なのでこれあれば別に誰でもなんでもできるじゃんという気がしてしまう。もともと手が遅い自分の仕事が早くなったりなにかを勉強するのがかなり簡単になった一方、単純にたくさんプログラムを読んでたくさん書くみたいなのが大きなバリューにはならないんだろうなという感じがする、誰でもできるので。やっぱり計算機科学の全ての分野に精通して細かい実装はAIにお願いしてその妥当性を判断できるようになっていかないといけないなぁという気分。

その他

あとはゲームをやったり、妻企画で友達を家に呼んでクリスマスパーティーしたり、Switch2が届いたのでエアライダーとシャドウジェネレーションで遊んだり

PEAKで遊んだ

あと Geoguessr で遊び始めた。とりあえず Learnable Meta をひたすらやってるけど、ランクとかできるようになると楽しいんだろうな

スイス旅行 / Scala Days 2025 でScalaのWasm対応について発表してきた

EPFL裏手のサントル通りの夕暮れ

スイスのローザンヌで開催されたScalaDays 2025でScala の Wasm 対応(の特にWASIやComponent Model)について発表してきました。Scala - Qiita Advent Calendar 2025 - Qiitaの記事なんですがほとんど旅行ブログになってしまった。

Scala Days - Time to meet again

発表の様子はこちら。

発表の主張は"Server Side Wasm"は主にlightweigt isolationを提供し、コンテナベースの隔離よりもさらに軽量な安全な実行環境を提供することですよ、あとComponent Modelってやつでshared nothingで安全に(悪意あるcomponentと合成してもメモリ破壊などされないという意味で)他言語のライブラリも利用できるよという話など

あとScalaのWasmコンパイラScala.jsをベースにして実装しているが、WASI向けのビルドではJS interopが利用できない。つまりjsに依存のあるライブラリ(cats-effectなんか特にそうですね)はWASIベースで再実装しないといけない。2023年の終わりにはじめてもう2年もやってしまっている...いい加減みんなが利用できる形にしないとなぁ。

youtu.be

スイス、物価(ホテル代)が高くてあまり長く滞在できなかったけどすごく素敵なところだったのでまた行きたいな〜

ScalaDays・keynote/スピーカーディナー

ScalaDaysはScalaの最大規模のカンファレンスで、オフライン開催が復活した2023年以来の2年ぶりの開催1、そしてローザンヌでの開催は6年ぶり2Scalaはスイス・ローザンヌにあるEPFLという大学のLAMPという研究室が中心に開発している言語で、そのEPFLのすぐそばにあるカンファレンスセンターでの開催でした。

初日は夕方からの開催で、それまでは大学内を散歩したり、LAMP研究室の人たちと一緒に例のScalaの階段の最上階にある学食?ランチ3したり、大学内のRolex Learning Center というグネグネした建物で発表の準備をしたりしていた。

Scalaのロゴの階段

Rolex Learning Center (グネグネしてて建物の斜面部分とかで学生が昼寝していた)

会場(Swiss Tech Convention Center)

キーノートはScala3で研究されているCapture Checking と Separation Checkingについての話。 ざっくりいうとScalaにメモリ管理はGCに任せつつRustっぽい所有権などの機能を導入するもの4Scalaはこういう(筋が良いかは分からんけど)独特な路線の機能が作られたりするから楽しいですね 

Martin Odersky 先生によるキーノート

そのあとはスピーカーディナーでRestaurant Le Débarcadèreというレマン湖畔のレストランでご飯を食べた(めちゃくちゃ美味しかった...)。今回のスイス旅行には妻(プログラマではない)も同伴していてディナーにも参加したのですが、同じ席になったEPFLの友人たちが日本語堪能でプログラミングの話に限らず日本の話や出身国の料理や言語の話で盛り上がって妻も楽しそうだった。

Restaurant Le Débarcadère

カンファレンスの様子

会場はカンファレンスホールの地下をワンフロア貸し切る形。立食形式だと気軽に人と話せて、ここ数年でGitHubで知り合ったいろんな人と対面で会えたり、会場で初めて話す人と仲良くなれたり出来てよかった〜こういうイベントは自分がやってる技術やコミュニティはこういう人たちが関わっているんだと感じれて良い!

(cats-effectなどで大活躍しているArman Bilgeさんとも初めて会ったけどずっとニコニコしていて良い人だった、Scala/OSS始めたのたった数年前とのことで驚き😲)

カンファレンスの様子(手前に写ってるのは僕と妻)

弊社(VirtusLab)ブース

Scala.js作者のSebastienもWasmについて(主にコンパイラ内部)発表してくれた

同僚のBazelの話(GazelleでScalaのビルドファイル自動生成)

32カ国から272人の一般参加があったとのこと、次回はもっと増えるといいね(スイスは物価が高いからそんなに人来なかったのでは説があるらしい)

楽しかった〜来年は参加できるか分からないけどまた行きたい!

イベント終わった後はScalaDays中に仲良くなった3人で一緒にボルダリングに行った(それぞれの国に行くときはまた登りに行こうな)。ヨーロッパのジムは広くていいなぁ

Lausanne-Beaulieu

スイス観光

今回のカンファレンス、パートナーや子供がカンファレンス中退屈しないように、カンファレンスの食事なんかは参加できつつローザンヌの街の観光案内もしてくれるaccompanying ticketがあって、妻はそのチケットで参加していた。同僚も子供と奥さんを連れてきていて子供はカンファレンスの提供するデイケアに預けていた。

妻が楽しめるか不安だったけれど、ツアーで一緒になった人と仲良くなったり、カンファレンスのパーティーでは自分の同僚の女性陣にめちゃくちゃ気に入られて家で馬飼ってるから遊びに来て!とか言われていてすごい(予定合わず行けなかった)。普段しない体験が出来てとても楽しかったようでなにより。

スイスのチョコレートテイスティングツアー(羨ましい)

ローザンヌの町並み、街がとても立体的で平面なGoogle Mapだけ見てると迷う


ローザンヌにはあまり長期滞在できず、ゆっくり街を観光できたのは初日と最終日だけだったけれど、それでもこの世にこんなに美しい町があるのか???と感動する町並みでした。スイス住みた〜い。

何度もお世話になったスーパーMIGROS、カンファレンス外では外食は控えてここで買ったパンやチーズやサラダを食べていた

ローザンヌ大聖堂遠景

ローザンヌ大聖堂に向かう階段の途中に会った猫のビール屋さん

スイス国旗の主張が強い

街のシンボルPlace de la Palud近くのカフェ、ピザが美味しかった

レマン湖畔のParc du Débarcadèreという公園

レマン湖畔の公園、家族連れやEPFLの学生が芝生やベンチでピクニックしていて平和

スーパーで買ったパンとハムとチーズでピクニックした

レマン湖からEPFLへの帰り道、夕暮れが美しい


最終日はEPFL/LAMPの友達と一緒にケバブランチを食べて、スイス国鉄ジュネーブ空港まで向かって帰りました(このあとポーランドに行く)

ケバブプレート、でかい。並んでたら現地の男の子にここのケバブまじで美味いからオススメだぜとめちゃくちゃ話しかけられる

スイス本当に美しい場所だった。また行きたい。

レマン湖(ローザンヌの町中側)

WebAssembly Workshop @ ICFP/SPLASH 2025 で Scala to Wasm コンパイラについて発表しました

シンガポールで開催された WebAssembly Workshop @ ICFP/SPLASH 2025Scala から WebAssembly へのコンパイラについて発表してきました。

国内外いろんな国のインターネット上でお互い認知していた人たちとたくさん話すことが出来て本当に楽しかった。行って、発表して良かった〜。

スライドとyoutubeはこちら(他の発表も聞けます)

speakerdeck.com

www.youtube.com

発表の様子

話したいことは話せたけど、youtube見返してみるとう〜ん結構淡々としたトーンだな〜、もうちょっと抑揚つけてはきはき喋らんかいという感じだ。次は頑張ります。

WebAssembly Workshop

初めての国際的なWasmイベント参加だった。

[Keynote] Keynote and SpecTec demo

Andreass Rossberg 先生のキーノートでは Wasm 3.0 Completed という話と、Wasmの良いところはformal semanticsがちゃんと定義されているところで〜(昔Standard MLに感銘を受けたらしい)からのSpecTecというWasm3.0に採用されている仕様記述のためのDSLを使って mini Wasm の言語仕様を記述するデモをしてくれた。

Andreas Rossberg 先生のキーノート

[Keynote] Wasm GC and the Future of High-Level Language Compilation

Grain 言語作者である Oscar Spencer さんによるキーノート

grain-lang.org

GrainはもともとGCをWasm moduleに組み込む形のtraditionalな実装をしていた(ちなみにGrainはreference counting GC)が、最近WasmGCへのポートをしており、VMによっては数倍のパフォーマンス向上を実現できたとのこと。

僕の発表ではWasmGCの説明はしなかったが、彼の発表ではWasmGCの基本的な説明もしてくれたのでありがたかった(発表順逆なら良かったね)

WasmGCによるパフォーマンス向上

ちなみに Oscar Spencer さんは僕がよく聞いている WebAssembly Unleashed - YouTube podcast のホストをしており、ファンだと伝えられて良かった。

Hyperlight-Wasm: Bringing virtualisation-based security to Wasm, and using Wasm at Microsoft

超軽量VMM Hyperlight の上で Wasm を実行する hyperlight-wasm に関する発表。Wasm は軽量sandboxを提供するとはいえ、それはランタイムに脆弱性がない場合の話なのでVM内でWasmランタイムを実行することでextra securityを実現するもの(kata-container と同じですね)。で、Hyperlightは従来のVMMに必要な機能/処理をWasmに特化することでいくつか削ることでより高速化できるようになるという話。システムレベルで何が起きているかについて話していたので正直あまりついていけなかった。

残念ながら動画は公開されていない。

opensource.microsoft.com

Microsoft では Azure Front Door Edge Action や Excel for Web や Azure IoT Hub などでも Wasm 活用がされているとのこと

Efficient Concolic Execution of WebAssembly by Compilation and Snapshot Reuse

従来の Concolic Execution Engline は インタプリタ型とinstrumentation型があり、インタプリタ型はsnapshotの再利用が可能だが遅い、instrumentation型は高速だがsnapshot活用ができない。この研究では(正直イマイチ何をしているのか分からなかったが)それぞれの良いとこ取りをするとのこと。これはWasmだからできた話なのか、それともConcolic Execution一般の話なのかよく分からなかった。もうちょっと調べたい。

Efficient Concolic Execution of WebAssembly by Compilation and Snapshot Reuse

Debugging WebAssembly? Put some Whamm on it!

arxiv.org

Wasm Workshop ではないが、Wasm のデバッグに関する話。dTrace のようなシンタックスで Wasm の instruction の周辺に instrument したり柔軟なデバッグを実現するとのこと。

instrument には、プログラムの書き換えはせず、エンジンレベル(現状はwizard engineのみ)で独立した Wasm module を実行する仕組みで、これによりそれぞれの instrument するプログラムの独立性とcomposabilityを確保するとのこと。instrument したプログラムが線形メモリ破壊したりしたら怖いもんね、でもmultiple memoryでも良いのでは?とはいえ完全な独立性のためにはプログラムのglobalなどにもさわれない方が良いか?

Component Model はどうですか?と聞いたが、Component Model はインターフェースが定まっていないといないといけないので、動的にinstrumentのenable/disableの切り替えが難しいとかで使ってないとのこと。

シンガポール旅行

シンガポールは話に聞いていたとおり、夜でも安全でとても清潔な国だった。小さいカフェやショッピングモールのトイレまでめちゃくちゃ綺麗でビビる。国際都市なだけあっていろんな国の食べ物があって、屋台やホーカーセンター(フードコート的なところ?)でいろいろ食べるのはすごく楽しかった/美味しかった。

カヤトーストは、間のバターがごつすぎてあまり好きではなかった & コピは砂糖が甘すぎて苦手だったが、カヤジャム自体は栗ジャムみたいでかなり好みだったのでお土産に持って帰って食べてます。

yakun.jp

街全体としては、リトルインディアみたいなあたりを除くと、中心部はだいたい丸の内 or みなとみらい みたいな感じなギラギラした高層ビルが並んでいるという感じだった。多くのものがショッピングモールや高層ビルに集約されていて、あまりマレー文化は残っておらず、人混みなギラついた場所が苦手な自分にはずっと大都会と巨大イオンモールを歩いているような落ち着かなさを感じていた。あと、外は30度くらいでじんわり蒸し暑い一方で、屋内はガンガンにエアコンがついていて寒くて、寒暖差がやばすぎてかなり体力を持っていかれた。

マリーナベイサンズで高い金払ってラグジュアリな体験するみたいな旅行は良さそうだけど、それ以外は結構 not for me な感じであった。次は別な東南アジア行ってみたいな




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