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自分のゼミ生用の「知の教養」的ブックガイド

 経済学以外にいまのゼミ生(三年生)に読んでもらいたい読書リストを作成する。順番は特に意味はない。思いついた順番。

1)ジェームズ・クラベル 『23分間の奇跡』
  「学ぶ」ということの意義と危険性についての考察

2)マキャベリ君主論
 状況に応じて、また運命とも思える事態への、「柔軟な身振り」を学ぶために。

3)エリアス・カネッティ『眩暈(めまい)』
 理不尽ということ、大衆ということ、そして愚かであることの考察

4)畑谷史代『シベリア抑留とは何だったのか―詩人・石原吉郎のみちのり』
 これを読みながら、サカナクションNHK「SONGS」をみてほしい。できれば石原吉郎の詩文集も。高杉一郎『極光のかげに』も名著。

5)大岡昇平『レイテ戦記』
 日本人とは何か? 日本的な思考とは? 一大パノラマの中に活写している最高の文学作品。

6)村上龍限りなく透明に近いブルー
 最近再読したのだが、70年代よりも現代の方がこの小説は輝きを増している。『五分後の世界』もぜひ。

7)増田四郎『ヨーロッパとは何か』
 古典中の古典。ヨーロッパの歴史を知らずして「教養」は身につかない。僕が大学生のときに読んだ木間瀬 精三『幻想の天国』『死の舞踏』、堀米 庸三『正統と異端』、鯖田 豊之『肉食の思想』、阿部 謹也『刑吏の社会史』、アイリーン・パウア『中世の女たち』、ホイジンガ『中世の秋』『朝の影の中に』『エラスムス』『ホモ・ルーデンス』などなど。中世・ルネサンスの文学として『結婚十五の愉しみ』や『薔薇物語』『神曲』もぜひ。

8)林達夫『思想の運命』
 林達夫の著作集をすべて読んでほしいのはやまやまだが、西欧中世と戦時期の日本を裏声で重ねあわせた「文藝の社会的基礎」は必読。

9)丸山真男丸山真男セレクション』
 学生時代は軽視していたのだが、政策論争をやるようになってから実感レベルで丸山の書いた論著ほど役立つものはあまりない。

10)オルテガ『大衆の反逆』
 現代の問題を考える古典としては必読でしょう。個人的にはかって中公の「世界の名著」でこの書と対になっていたマンハイムの『イデオロギーユートピア』も読んでほしい。

11)バフチンドストエフスキー詩学
 オルテガと同じように現代の思想圏をおさえる上でも早めに読んでおいたほうがいい。ドストエフスキイ自身の作品では『悪霊』と『地下生活者の手記』や過去に福武文庫で出ていた短編集をおススメする。そこまで読むと『作家の日記』もぜひ読みたい。

12)鳥山 喜一『黄河の水』
 これほど簡潔にそして読みやすく面白い中国の通史は他にはない。僕は高校時代に教員に勧められて読んだ。現代史のところを補強する必要があるが、藤井省三『中国映画―百年を描く、百年を読む』を読みながら映画を見るという勉強方法をぜひおススメしたい。

13)大修館シェイクスピア双書

 シェイクスピアはぜひ読んでおきたい。個人的には『マクベス』『夏の夜の夢』がおススメ。この双書は原文と注釈が対になっていて楽しめる。でももちろん入門的には翻訳だけのを読むのでしょうw。いろんなところから翻訳が出てるので好きなものを。そしてできればこの双書を一冊書架に。

14)ソポクレス「オィディプス王」&呉茂一『ギリシャ神話』

 2500年近い昔に書かれたドラマだがいまだに新鮮。呉の神話本も素晴らしい。

以下、作成続く。




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