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2007年経済書ベスト10


 最近は漫画サイト化している当ブログですが(ええ、研究が佳境なのでさらにそうなってます、と言い訳)、本家?に戻って今年度の経済書ベスト10を選んでみました。


1 藤井良広『金融NPO』(岩波書店


 藤井先生の足で稼いだルポは興味深く、また私の個人的な来歴を考えたときにもこのテーマは実に重要に思えるのでした。藤井先生が本書の後半で説いておられるように民間の資金が金融NPOに流れる制度設計が重要だと思います。



2 安達誠司『円の足枷』(東洋経済新報社


 新ブレトンウッズ体制とでも形容されるグローバル貯蓄過剰の現象や、その中でのアメリカ、ユーロ圏、日本、中国経済圏の動向を的確に分析して、私たちにすっきりした見通しを与えてくれます。毎回のネタ本のひとつとして必読。



3 高橋洋一『財投改革の経済学』(東洋経済新報社


 小泉・安部政権の経済政策の核心部分を事実上設計した張本人による経済改革の指南書。僕も郵政民営化についてはご存知のように高橋さんとは意見を違えてますが、それでも本書は何度も熟読すべき価値のある本です。



4 野口旭『グローバル経済を学ぶ』(筑摩書房


 田中の授業の指定テキスト 笑。これはいい! 何度も読んでますが安達さんや高橋さんの本と同様に論議に活用できることが野口さんの本のすべてを通す特徴です。まあ、経済論戦については事実上の僕のお手本です。本書はとくに雁行形態論の経済学的解釈というマニアックな点でも啓蒙されました。


5 ポール・ポースト(山形浩生訳・解説)『戦争の経済学』(バジリコ)


 これもいい! 野口本と並ぶ今年度のヒット教科書のひとつ。経済学の基礎がこんなシビアな話題とともに学べるとは。



6 小峯敦『ベヴァリッジの経済思想―ケインズたちとの交流』(昭和堂)

 生存権の経済学を考案中の田中にとってはこの本はネタの宝庫となっています。国際水準の経済思想史研究の迫力。



7 飯田泰之『歴史が教えるマネーの理論』(ダイヤモンド社


江戸時代の経済分析は非常にすぐれてます。ある意味で今後のスタンダードを提供している。




8 ローラ・ハイン『理性ある人々 力ある言葉』(岩波書店


 まだ完読してませんが、それでもこの業績は著者と立場が違う私でもはっきりと評価できる超級の経済思想史兼日本の知性史の秀作。



9 大屋雄裕『自由とは何か』(筑摩書店)


 経済学の本とはいえませんが、労働経済学や社会政策を研究する人にはこれからの思想的基準ともなる本ではないか、と思えるもの。




10 : 鷲田 小彌太『夕張問題』(祥伝社


 夕張問題を市場設計の失敗として描いたものとして解釈できるすぐれたルポ兼分析の書



こんな感じでしょうか。もちろん僕がかかわった本(『経済政策形成の研究』)は紳士協定?に基づき選外にしてあります。裏ベストはお正月に。




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