
「お伊勢さん」で親しまれる神宮(伊勢神宮は通称らしく神宮が正式名称)は、天照大御神をまつる内宮、豊受大御神をまつる外宮で構成される神社です。
伊勢市駅前に位置する外宮と、五十鈴川のほとりにある内宮は、5kmほど離れていて、歩くと1時間ほどかかります。
私は以前、現代のメインストリート、御木本道路と言われる車道を歩いて外宮から内宮まで歩いたことがありますが、今回は江戸時代のメインストリートともいうべき古市参宮街道を外宮から内宮まで歩いてみたいと思います。
目次
伊勢市駅をスタート

伊勢神宮の参拝のスタートはJR・近鉄の伊勢市駅から。まずは伊勢うどんのお昼ご飯を食べました

駅前からは外宮への参道がまっすぐ伸びています。
外宮を参拝します

外宮の入り口。平日ですが観光客はボチボチいました。

手水舎のひしゃくはコロナのためすべて取り払われています。

玉砂利の道を進みます。

伊勢神宮の好きなところは木々がでかいところ。木を見るのが楽しい。

樹齢何百年?

コロナ退散と家内安全を願って参拝します。
古市参宮街道

外宮参拝後は古市参宮街道を通って内宮まで歩きます。

最初、街道からちょっと道をそれてしまいました。こちらは昔ながらの銭湯。

この道が古市参宮街道です。

やたらと日差しが強くて暑いですが頑張って歩くことにします。

こちらの説明板によると最盛期に伊勢参りに訪れた人数は半年で458万人!江戸時代にそんな記録が残っているんですね。
それでも当時の人口を考えるとこれはとんでもない数。いかに伊勢参りが庶民のレジャーだったかわかります。

街道は現在は普通の生活道路になっていて、あまり昔の面影はありません。

たまにちょっと古そうな建物もあります。

上り坂を進みます。
古市遊郭の名残りをたどります

途中にあった備前屋跡の石碑。備前屋という妓楼があった場所を示します。
この古市地区はかつて江戸の吉原、京都の島原と並んで三大遊郭のひとつに数えられました。遊郭という言葉になんか私は惹かれるんですよね。
最盛期の天明年間頃には妓楼70軒、遊女1000人、大芝居小屋2軒、浄瑠璃小屋数軒の大歓楽街だったそうです。

さらにすすむと油屋跡。こちらも妓楼のあった場所を示します。

すぐ横を近鉄電車が通り抜けます。

街道沿いは神社やお寺が点在します。天鈿女命(あめのうずめのみこと)を祀る長峯神社。
往時を偲ばせる麻吉旅館

そこから少し歩き60mほど脇道に入ると何やら歴史のありそうな建物が・・。


創業200年、麻吉(あさきち)旅館です。

斜面に増築を繰り返したような特徴ある建物。麻吉旅館は古市街道沿いで唯一、往時の遊郭時代の面影を残す建物です。
昔は花月楼 麻吉として多くの芸妓を抱えていたお茶屋だったそうです。

渡り廊下もあります。路地も入り組んでいていい感じです。

平日ですので通る人もおらず、時間が止まったかのようです。

映画のロケで使えそうな風景。

麻吉旅館は今も現役。客室6室、収容人員20人。

機会があればぜひ宿泊してみたいですね。いつもビジネスホテルなのでたまにはこんなところもいいかも。

国の登録有形文化財に指定されています。

伊勢古市参宮街道資料館

麻吉旅館から少し歩くと伊勢古市参宮街道資料館(無料)がありますが、この日は月曜日だったので休館。栄えていたころの資料が色々展示されているそうです。

さらに内宮に向かって歩きます。暑くて暑くて熱中症になりそう。途中で水をガンガン飲みます。家から2リットルの水を持ってきました。(重いだけ)

道路の左側は往時の物でしょうか?巨大な常夜灯が対であります。

江戸時代、この道を多くの人が歩いていたと考えながら歩くのはなかなか感慨深いですね。
猿田彦神社へ

内宮の手前にある猿田彦神社にやってきました。

ここでも参拝。

内宮門前のおはらい町にやってきました。

伊勢と言えば赤福。こちらが本店になります。
内宮を参拝

宇治橋を渡ればいよいよ内宮の境内へ。

内宮は大きな木が多いので少し涼しさを感じます。

清流の五十鈴川。手を清めます。



これより先は写真撮影禁止。最も神聖な場所、正殿になります。
ここでもコロナウィルス退散祈願。あちこちで祈願していますが一向にウィルスの勢いは弱まりませんね。
内宮を参拝した後はおかげ横丁で早めの夕食をとって、来た道とは違う現在のメインロード、御木本道路沿いに歩いて伊勢市駅まで戻りました。
Tシャツは汗まみれです。
足を伸ばして二見浦へ

そのまま家に帰っても物足りないので電車で2駅、二見浦へやってきました。なるべく青春18きっぷの元をとろうとケチケチ精神。

夕方六時くらいです。人の気配があまりありません。

こちらもところどころに古い建物がありあます。餅屋さんのようですね。

こちらは重要文化財指定の賓日館。明治時代の旅館で重要文化財に指定されています。内部を見学することはできますが、さすがに6時ですので営業終了。

天気は曇りで対岸の愛知県の知多半島はほとんど見えません。

海岸沿いにある二見興玉神社の境内に入ります。

あれっ夫婦岩てこんなに小さかったかな。

子どもの頃に来たときはもっと大きく感じたんですけどね。満潮だからかな?