TCPの初期仕様であるRFC 793において,TCPヘッダ内のウィンドウサイズフィールドは16ビットとされている.これは0から2^16-1 = 65535の範囲を示せるから,ウィンドウサイズの(いったんの)上限は65535バイト.(RFC 1323の1.1 (1)にも記載されている.)
ただし,RFC 1323においてこれを拡張するオプションが定義された.したがって,これに対応している環境では65535バイトを超えるウィンドウサイズで通信を行うことができる.
具体的には,通常のウィンドウサイズフィールドと別にシフトカウントフィールドを設定できるようになった.そしてこれが双方合意を経て適用された場合,ウィンドウサイズは(ウィンドウサイズフィールドの値)*2^(シフトカウントフィールドの値)となる.
これは0〜14の範囲で指定できるため,両者の最大を用いれば 65535*2^14 = 1,073,725,440 = 1GBより16KBだけ小さい値にできる.
なお,RFC 793とRFC 1323はいずれもObsoleteに指定されており,それぞれRFC 9293,RFC 7323が2025年4月時点での最新版である.これらは https://tex2e.github.io/rfc-translater/html/index.htmlにて日本語訳を原版と並べて確認できる.
以下,なぜかなかなか検索にかからないが分かりやすいページ.