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大学入学者の63%が女性、小学校教師の72.7%が女性。変わりつつある中国女性の社会参加のあり方

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今回は、女性の社会進出についてご紹介します。

 

中国で「外売騎手」(フードデリバリー配達員)、「ライドシェア運転手」「宅配便配達員」というと、きつい仕事の代表のように言われます。確かに長時間労働になりがちで、休む暇もないため体力が必要な仕事です。しかし、今、この領域で女性労働者が増えていることが話題になっています。

「美団騎手年度職業報告」(美団研究院)によると、女性騎手の割合はまだ10%以下ですが、2022年には51.7万人だったものが2024年には70.1万人に増加をしました。

ライドシェア大手の「T3出行」のデータでも、2022年に2.1万人だったものが、2024年には7.0万人に増加をしています。また、宅配企業の「菜鳥」(ツァイニャオ)でも、女性配達員が増加をし、全体での割合が20%を突破しました。

 

これだけではありません。今、中国の大学は女性だらけになっているのです。2022年に4年生大学に入学した学生は、女性を100とすると男性は58.7でしかありません。割合で言うと63.0%が女性です。3人の大学生のうち2人近くが女性になっているのです。

さらに就職でも女性の躍進が目立ちます。公務員の新人採用では、男性1人に女性2人という割合が一般的になってきます。公務員試験では、男女枠を設けることは禁止をされています。純粋に試験の結果だけで選んでいるため、女性が多くなってしまうようです。そもそも、女性の志願者が男性に比べて圧倒的に多いのです。

特に顕著なのが女性比率72.7%の小学校教師で、2014年には女性割合が6割程度であったものが、2023年には女性割合が72.7%となりました。もはや、男性の小学校の先生は貴重な存在になっています。

 

中国というのは、女性の労働参加率が高く、給与面でも男女差が非常に小さい国です。しかし、だからと言って必ずしも理想的な社会だとは言えません。なぜなら、1949年に新中国が建国された時に、共産主義を国是とした社会主義を全面的に取り入れ、イデオロギーとして男女差別が禁止されたからです。

これはかなり強引な男女平等で、女性であっても炭鉱や機械工場などの肉体的にきつい仕事に就かなければならないことがありました。専業主婦などというのは罪悪に近い存在だったのです。

また、社会主義イデオロギーの中では、家事や子育などの家庭内の無償労働は社会化することが求められました。そのため、都市や農村にも公共食堂が設置されました。朝昼晩の炊事を家庭でするのでなく、公共食堂で食べるという社会を実現しようとしました。育児に関しても、公共、企業、工場などに育児所が設けられ、育児の社会化も試みられました。

 

しかし、イデオロギーに基づいて、現実を無視していきなり理想を目指したため、うまくいくはずもありません。公共食堂は、1960年代に大躍進政策による食糧不足が起こると、運営することができず、自然消滅してしまいました。

公共の育児所も、改革開放が始まると、公共の育児教育ではなく、個人が理想とする育児教育をしたいという要望が強まり、多くの人が民間の幼稚園や自宅で子育てすることを好むようになり、公共の育児所は次第に減少していきました。

しかも、イデオロギーは男女平等ですが、儒教的な伝統観念は男尊女卑です。家事や育児が、社会から個人に戻るにつれ、女性は仕事もしなければならならず、家事、育児もしなければならず、さらには貞淑や謙虚さといったものの暗に求められます。すべての皺寄せが女性に集中するようなことが起こりました。

 

これだけ男女平等の理想を追求したのに、世界経済フォーラムの「Global Gender Gap Report 2025」では、総合148国中103位と低い位置に甘んじています。経済面では51位と高いのに、「企業の中で女性が高い地位にいない」「生まれる子どもの男女比」の2つが足を引っ張っているのです。

女性の経営者や管理職は頼りないという観念と、生まれる子どもは男の子がいいという古い観念がじゃまをしているのです。

中国だけに限らず、社会が変化をする時、変化に伴って起こる皺寄せは女性にいきがちです。中国の女性たちは、新中国建国から現在まで、時代の変化に振り回されてきました。

 

ところが、世界銀行の女性の労働参加率のデータを見ると、1990年の時点では73.09%もあり、頭抜けて女性が社会参加をする国でした。

ところが、これが急降下をするように下がってきているのです。2024年のデータでは59.56%にも下がり、日本の55.30%、韓国の56.02%とさほど変わらなくなっています。

これはいったいどう考えたらいいのでしょうか。昔の中国の女性はみな仕事をしていた。ところが改革開放以降、労働参加をしない女性が増えている。ところが、一方では、デリバリーやドライバーなどの仕事をする女性が増えている。

いったい、女性は社会参加をするようになっているのでしょうか、それともしないようになっているのでしょうか。

この矛盾したデータを読み解くには、ひとつひとつ検証していく必要があります。そして、その作業を通じて、女性の社会参加がどうなっているのかが見えてきます。

今回は、中国の女性の社会参加がどのように進んでいるのかについてご紹介します。

 

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