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回送バスに乗客を乗せて便数を増やす。杭州市バスが始めたサービスで乗客数が2倍以上に

経営難が続く公共バスで、回送中のバスにも乗客を乗せるというサービスを行い、乗客数を2倍以上に高めることに成功した。杭州市バスは、今後もこのような順風車路線を増やし、乗客の利便性を向上させていくと都市快報橙柿が報じた。

 

バスも始めた順風車サービス

浙江省杭州市のバスが、順風車サービスを始めた。順風車というのは相乗りライドシェアのこと。ライドシェアに登録をした個人が、北京から天津まで車で移動する時、その予定をプラットフォームに公開する。たまたま天津に向かう人が応募をしてきて、同乗をするというものだ。

この順風車のポイントは、車の持ち主は、相乗り客がいようがいまいが、天津に移動をする用事があるということだ。ついでに乗せる仕組みであるために、充電代や高速料金の一部を負担してくれればそれでいい。仕事として乗せるのではないために、料金は非常に安くなる。

車の持ち主は移動コストの一部を負担してもらうことで助かり、乗客は低価格料金で移動ができ、双方が助け合う本来のライドシェアの姿になっている。多くの場合は、学生が帰省をしたり、長距離移動をする時に利用する。

▲回送バスがついでに乗客を乗せる順風バスは好評で、特に21時以降の利用者が2倍から3倍になった。待ち時間が半分程度に短縮されたからだ。

 

経営難の杭州バスが始めた順風バス

コロナ禍以来、どこの都市でもバスの乗客が減り、経営が厳しくなっている。路線を廃止したり、便数を減らすことでコストを下げようとしても、それが利便性を損なうことになるため、乗客離れが加速をするという悪いスパイラルに入ってしまう。

そこで、杭州市では、順風車の考え方をバスにも取り入れた。市の中心部から、北側にある拱北小区までは大規模なマンション群があるために4本のバス路線が走っている。多くのバスは、終点の拱北小区で折り返して市内に戻るが、さらに北側にある石塘バス車庫に戻るバスもある。ところが、この回送ルートの途中には地下鉄の平安橋駅があり、その北側に住宅街があり、平安橋駅から住宅街に向けて4本のバス路線が通っており、回送するバスはこの路線を通って、石塘バス車庫に戻っていた。

▲画面下の終点、拱北小区に到着したバスのうち何本かは回送となり、画面上の石塘バス車庫に乗客を乗せずに直行していた。これを路線バスのルートに沿って、乗客を乗せて走らせるようにした。

▲21時以降は、バスの本数が少なくなるため、タクシーやシェアリング自転車など他の交通手段を使う人も多かった。それが待ち時間が短縮されたため、バスに戻ってきている。

 

車庫への回送バスに乗客を乗せる

そこで、回送をするバスは、乗客を乗せずに回送するのではなく、平安橋駅からのバス路線に沿って走行し、ついでにバス停で客を乗せるようにした。

これにより、平安橋駅からの路線では、便数が1日50本以上増え、バスを待つ時間は短縮をされたため利便性があがり、バスを利用する乗客も増えた。

特に、21時以降の遅い時間は、乗客数も少ないため便数が20分に1本から30分に1本になるため、多くの人がライドシェアやシェアリング自転車を使ってしまう。ところが、この時間帯は車庫に回送するバスが多いため、バス版順風車も増え、バスの間隔が10分に1本から15分に1本程度にまで短縮をされた。これにより、バスを利用する人が増え、19時30分から21時までは94.74%増、21時から23時までは114.29%増という2倍から3倍の乗客増に結びついた。

それでいて、増えたコストはほとんどない。杭州バスでは、今後もこのような順風車路線を増やしていく予定だ。

▲唯一の欠点は、バスのルートが複雑となり、乗客に戸惑いがあることだが、ミニプログラムからリアルタイムの案内をすることで大きな混乱は起きていない。

  • Wisdompro

 




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