京東健康からスマートフォンだけで血圧が測定できるミニプログラムが公開された。正確な測定をするには、正確な血圧計による補正も必要になるが、変化を知るだけであればその必要もない。手軽に血圧が測れることから注目されていると中関村在線が報じた。
スマートフォンで血圧が測れる
最近のスマートフォンは、健康情報が充実をしてきている。持って歩くだけで万歩計となり、歩数を記録してくれるだけでなく、階段の上り下りなども認識し、消費カロリーを表示してくれる。さらに、スマートウォッチと組み合わせると、心拍数を記録してくれたり、睡眠状況を記録してくれるようになっている。
その状況の中で、誰もが待ち望んでいる機能が登場してきた。血圧が測定できるスマホアプリだ。しかも、腕を締め付けたりする必要はなく、追加の装置なども不要で、「京東」(ジンドン)アプリを入れるだけで、血圧が測定できるようになる。

カメラに指をあてるだけで血圧測定
京東はECアプリだが、京東の中に京東健康というサービスがある。オンライン医療機関にアクセスできたり、市販薬を購入できるサービスだ。この京東健康が、血圧が測定できるミニプログラムを公開した。
その使用方法は、ミニプログラムの指示に従って、背面のカメラに人差し指の先を触れさせ、その状態で胸にあて、30秒間待つというものだ。瞬時に測定というわけにはいかないが、一般的な血圧計を準備して、腕を締め付けてということをやるよりは手軽であり、どこでも血圧測定ができる。

指から血流を、胸から心拍を測定する
原理は簡単で、カメラで指先からPPG(Photoplethysmography、光電式容積脈波)を取得する。このPPGは、赤血球の量を色の変化から測定し、これにより血流を見ることができる。
また、スマホを胸にあてるのは、加速度センサーで心拍数を見ている。この2つがわかれば、計算によって血圧を求めることができる。

最初に血圧計による補正が必要
では、このような測定方法でどこまで正確に測れるのだろうか。京東健康では、中国情報通信院に依頼をし、血圧測定ソフトウェアとしての認証を得ている。つまり、医療ソフトウェアとしての認証を得ている。
ただし、京東健康では、使用時の注意事項として、正確な医療機器を用い、校正することを勧めている。血圧計で正確な血圧を測り、ミニプログラムでも測り、血圧計の値を入力する。これにより、誤差が解消されて、この校正を3回行うと、以降は正確な値が計測できるようになるという。
しかし、このような校正を行わなくても、表示される血圧の絶対値には信頼が置けないものの、日々測定を行えば変化は知ることができるようになる。血圧が急激にあがる状況を自分で把握することで、健康を保てるようになる。
正確さの点では限界はあるものの、スマホだけで血圧が測定できるようになることは、多くの人の健康管理に貢献をすることになる。
