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医師は全員がAI。AI病院が開院。人間よりも診断精度が高いAI医師が、将来の主治医になっていく

清華大学のAI病院の研究成果が現実のものとなった。AI医師が診察をしてくれるAgent Hospitalが開院をした。将来は、AI医師を主治医とし、健康相談をし、病気になったらリアルな専門病院に行き、治療を受けるということになるかもしれないと量子位が報じた。

 

医師は全員AIの病院が開院

大規模言語モデル(LLM)によるAI病院が開院する。清華大学知能産業研究院(Institute for AI Industry Research、AIRhttps://air.tsinghua.edu.cn/)が設立した無錫紫荊智康科技が運営するAgent Hospitalだ。

現在、42名の医師が常駐しているが、人間の医師ではなく、全員がLLMによるAIエージェントというもの。現在はテスト運営中だが、2025年前半に正式に運用が始まり、実際の患者を診断することが始まる。

▲Agent Hospitalの受付。現在21の診療科目が用意され、42人のAI医師が待機をしている。

▲現在は、21の診療科目、300種類の疾病に対応が可能。

 

AI医師は短時間で成長をする

このAI病院は、清華大学の研究「Agent Hospital: A Simulacrum of Hospital with Evolvable Medical Agents」(https://arxiv.org/pdf/2405.02957v1)に基づいている。

AI医師であるので治療はできないが、診断をすることができる。医師や患者がセカンドオピニオンを求めるために利用をする。AI病院のメリットは2つある。

ひとつは加速進化だ。論文の中では、実際の患者データに基づき、診察、診断、治療方針の立案、アフターケアを行った。AIは当然間違えることがある。しかし、このAI病院の中の時間は現実時間の100倍以上の速度で流れる。AI医師、AI看護師はミスをしながら学習を進め、短期間に高い精度を示すようになる。

1万人の患者を診断した後、診断精度を確かめるために用意されたベンチマークMedQAで93.06%の精度を示した。これは人間の医師よりも精度が高い。つまり、AI医師は短期間で急速に学習が進み、高い精度を示すことができる。

清華大学の研究によるAI病院。AIでシミュレートした患者を使って高速トレーニングをしているため、短期間で人間の診断精度を上回ることが確認された。

 

患者のすべてのデータを把握可能

もうひとつのメリットが、データのクローズドループ化だ。病院は病気になったらいくところで、治癒をしたら病院には行かなくなる。このため、人間の医師は、患者が病気になっているときのデータしか取得することができない。日常の生活習慣、治療後の生活習慣などは知ることができない。また、呼吸器と皮膚の両方に疾患を抱えている患者は、それぞれ別の病院に行く可能性もあり、他病院でのデータは患者自身が承諾しない限り知ることができない。

しかし、AI病院は総合病院であり、普段の健康相談から、治療後のケアまでを一貫して行うことができる。患者のすべてを知ることができ、それが診断精度を向上させることになる。将来的には、今後発症する可能性のある疾患を予測し、あらかじめケアをすることも可能になる。

 

セカンドオピニオンとして利用するAI病院

AI病院は、仮想世界の病院であるために、手術をしたり治療をすることはできない。処方箋を出力することはできるが、法律上有効な処方箋には今のところならない。そのため、最も適した使い方は、セカンドオピニオンを求めるために患者が利用することだ。

患者は健康なうちからAI病院に通い、健康診断を受け、実際に病気になったらリアルな病院に行き、医師と相談して、AI病院にセカンドオピニオンを求める。医師は、AI病院の出力する治療方針を参考に、最終的な治療方針を決定するというものだ。

▲現在は、招待制のテスト開院。シミュレートされたAI患者と医師を選択して、どのような治療方針が示されるかを確認することができる。

 

中国医師と国際医師の両方が診察してくれる

AI病院は現在21の科があり、42名の医師が待機をしている。ひとつの科で、中国人医師と外国人医師の2人が協力をして、300種類以上の疾患を診断をする体制になっている。

中国人医師は、中国国家衛生健康委員会が定めたガイドラインに従って診断を行い、外国人医師はその国の保健当局が定めたガイドラインに従って診断を行う。現在は、中国と米国の2人体制だが、将来的には各国のガイドラインに従った外国人医師を増やしていく予定だ。

▲医師は各科2名ずつ待機している。中国医療に基づいた医師と国際医療に基づいた医師がペアになっている。

 

主治医になるAI病院

診断の流れは、普通の病院と変わらない。医師はAIエージェントであるので会話をすることができる。問診をし、データから診断をし、治療方針を告げる。患者はチャットを通じて、さまざまな質問をすることができ、現実の病院のような時間制限もないので、納得がいくまで会話をすることができる。

また、現在は、最大3人までの医師を選ぶことができ、合議をして診断や治療方針を定めてもらうことも可能だ。

患者が一生付き合うことになるセカンドオピニオン病院として、人間の医師が助言を求めるアシスタントとして、また、人間の医学生が演習を行う場として活用されていくことが期待されている。将来は、AI病院を主治医として、普段から健康相談をし、病気になったらリアルな病院に行って治療を受けるということになるかもしれない。

  • OHKEY

 

 




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