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中華料理の国で、野菜食チェーンが拡大。中国人の食の好みは変わり始めたのか

野菜食を提供するチェーン「素満香」が店舗を拡大し、100店舗を超えた。濃い味付け、油を基本とする中華料理の国で多くの人が意外に感じている。近年の健康食ブームで中国人の食の好みが変わり始めている可能性があると紅餐網が報じた。

 

想像以上に多かった野菜好きのベジタリアン

中華料理と言えば、炭水化物と油から構成されたカロリー爆弾というイメージがある。人間の本能を刺激するおいしさがあるが、健康が気になるという人も増えている。中国にもベジタリアンレストランはあるが、その多くは個人経営であり、価格も高く、特殊な人がいく飲食店というイメージがあり、広がりは極めて限定的だった。

その中で、ベジタリアンレストランの価格を安くし、大衆化に成功しつつあるチェーンがある。それが30都市100店舗を突破した「素満香」(スーマンシャン、https://www.sumanxiang.cc/cn/)だ。ベジタリアンレストランという市場の狭いコンセプトで、チェーン展開できるのかと驚かれている。

▲野菜食レストランチェーン「素満香」。中華の国で野菜食のチェーンが拡大していることに多くの人が意外な印象を持っている。

 

物珍しさで客がきてくれている

素満香は、2012年に浙江省寧波市で生まれたベリジタリアンレストラン。初期は寧波市の名物チェーンとして話題になったが、現在、他都市展開を始め、100店舗の大台を超えた。

ベジタリアン向けというのはやはり市場は狭い。そこで、多くの人にきてもらえるような工夫がされている。

まず、ショッピングモールに出店をしていったことだ。ショッピングモールは、飲食でさえ人が入らなくなり、大手チェーンのモールからの撤退が続いている。しかし、それはよく知られたチェーンであり、多くの人がモールにきてまで近所にあるのと同じ店は選ばないからだ。素満香はまだ店舗数が多くないため、珍しさから選んでもらえる。

 

野菜食を低価格で提供したことが人気の理由

また、料理は原則野菜のみという点も「1回食べてみようか」という好奇心を刺激する。焼きそばとチャーハンは用意されているものの、ハンバーガーとピザの具も野菜のみになっている。

そして、一般的なベジタリアンレストランは価格が高い。野菜は鮮度が重要であるため、物流や保存、ロスなどのコストがかかり、実際にはそれほど安く提供できるわけではない。一方で、一般的な中国人の間では「肉は高い食材で、野菜は安い食材」というイメージがある。そのため、高価格帯のベジタリアンレストランは、安い食事に高額の料金を支払う感じがして足が向かないのだ。

しかし、素満香では、さまざまなコストダウンをすることで、量り売りで客単価は25元という安さで提供している。

▲野菜食は人気で、しかもお腹が重くならないことから間食としても利用され、多くの店舗が1日6回転する。

 

調理はロボットによる自動化、バイキング方式

安くするために店内はバイキング方式にした。プレートを渡したら、客は自分で好きな料理を盛って会計をする。

また、調理はほぼ自動化されている。橡鹿科技(https://flygood.top/)と提携し、調理ロボットを全面導入している。

メニュー数は80もあり、好きなものを選んでプレートに盛ることができるが、このメニューは毎週どんどん変わっていく。野菜の旬に合わせて変わるだけでなく、価格が安くなっている野菜を調達しメニューを考案することでコストを下げている。また、このメニューが変わることが「飽きない」ことにつながり、リピーターを呼んでいる。

▲調理はすべてロボットが行う。つくるのはロボットだが、現場調理であるため、利用客は安心感を感じている。

 

ロボットでも現場調理が安心感を生む

中国では、味に華のある油、醤、炭水化物といった中華料理がやはり人気だ。しかし、同時に多くの人が健康のことを気にするようになっている。特にファストフードや飲食店でも使われているレトルト食品には忌避感が強くなってきている。レトルトという手法というよりも、添加物に何が使われているかわからないという点が不安に思われている。

素満香はロボットが調理をするとは言え、店舗に野菜のままの食材が搬入され、現場で調理が行われる。そこに安心感があり、しかも「たまには野菜を食べる」ことで健康的な食事をしている気持ちになれる。

 

野菜食は軽いので間食にも利用される

また、野菜食は、肉食よりも重くないという点もうまく作用している。朝、昼、晩という食事時間のピークだけでなく、その間の時間にも客がきてくれるのだ。野菜食はお腹がもたれないので、間食としても利用され、素満香の多くの店舗が1日6回転をする。一般的な飲食店の倍以上だ。

▲バイキング方式で、会計は重さで決まる。そのため、好きな料理を選ぶことができる。メニューの多さが人気の理由になっている。

 

野菜食は日常食として定着をするか

多くの人が、中華料理の国である中国で、ベジタリアンレストランが大衆化したことを意外に感じている。野菜食の市場は極めて小さく、ややもすれば飽食に飽きた富裕層の気まぐれにすぎないと見る向きもあった。それが、工夫次第では大衆化が可能だった。

今後、素満香が店舗数を広げ、一般化をしていくとなると、中国人の食の嗜好についても考え直さなければならないかもしれない。

 

 




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