EC「淘宝網」(タオバオ)は、何でも売っていることで有名で、欲しいものがあると、多くの人はまずはタオバオを検索してみる。そのタオバオの独身の日セール期間、原子炉が発売され話題になっていると21世紀経済報道が報じた。
原子炉、軍用ヘリ、シールドマシンなどが販売中
タオバオで販売された原子炉は、中国核工業集団(https://www.cnnc.com.cn/)が開発した次世代原子炉「玲龍一号」。価格は99万9999元(約2100万円)。その他にも軍用ヘリコプター「直-20」や、地下鉄やトンネル建設で掘削をするシールドマシンなどが販売をされている。
しかし、よく見ると、このような商品は価格がすべて99万9999元となっており、「展示のみ」という但し書きがついている。

タオバオで広報活動を行うユニークな試み
このショップは「国資小新」。国務院国有資産監督管理委員会が運営をするメディアだ。本来の業務は、中国の国有企業が開発した最新設備について、メディアを通じて広く広報をするというものだ。
4年前からタオバオにも進出をし、販売はもちろんできないものの、商品として展示をすることで消費者の注意を惹き、広く知ってもらうことを目的にした活動を行っている。タオバオライブでライブコマースもたびたび実施し、展示をしている製品について、専門家を交えた紹介、解説を行っている。
つまり、販売ではなく、国有企業の技術をPRするために、ECを活用するというユニークな活動をしている。国資小新にはすでにファンが23万人以上登録され、ライブコマースでの技術解説を楽しみにしている人も多いようだ。

飛行船はほんとうに販売。お値段5億円
なお、国資小新は独身の日セール期間、中国航空工業集団が開発した飛行船「祥雲AS700」は実際に販売を行った。タオバオで購入することができる状態になっている。日本からも購入することができ、配送料は49元(約1000円)となる。気になるお値段は、手付け金が5万元、価格は2499万元(約5.3億円)。現在のところ、購入数は0の状態のままだが、「タオバオで飛行船も買える」ということが話題となり、国資小新のショップに訪れる人が増え、国有技術のPRに一役買っている。
