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飲食チェーンがショッピングモールから逃げ出す。行き先は大学や博物館

飲食店のショッピングモールからの撤退が進んでいる。飲食チェーンは新たな場所を求めて模索を始めている。その中で大学という場所がホットな場所になりつつあると餐飲老板内参が報じた。

 

飲食店がモールから撤退

中国の経済状況から、ショッピングモールの空室率が高止まりをしている。商網のデータによると、2024年H1の全国27都市の600ヶ所のモールの空室率は8.50%となった。しかも約3割のモールが空室率10%を超えており、閉鎖の危機に陥っている。業界では6%が警戒ラインと言われており、多くのモールがそれを超えているのだ。

モールが服飾品を中心にした商店で人を惹きつけられる時代は10年前に終わっており、モールはさまざまな業種を引き入れることで生き残りを図ってきた。体験系が効果があるとして、VRゲームやアスレチック、スポーツコーナーを導入したり、娯楽系が効果があるとして映画館やライブハウスを導入したり、最近ではアニメ、コミックのグッズを販売する二次元ショップの導入が進んでいる。

その中でも、効果が高かったのが飲食店だった。人気のある飲食チェーンを導入し、集客を図ってきた。しかし、今、その飲食店がお客がこないと、モールから撤退し始めている。

 

不況という経済サイクルなのか、それもと時代が変わるのか

EC京東(ジンドン)の元CEOの徐雷氏は、現在の経済状況について、SNSに「私たちは経済周期から逃れることはできない」という文章を発表し、その中でこう言っている。

私たちが陥っているのが、経済循環の下降サイクルだと考えるなら、それはひどい間違いです。ひとつの時代が終わり、次の時代が始まるということなのです。周期と時代はまったく異なります。

つまり、今は不況というわけではなく、時代が変わるタイミングにある。それがわからずに「我慢をしていれば景気がよくなる」と考え、何も変えようとしない業者が業績を落としているのだという意味だ。今必要なのは耐えることではなく、新しい時代に対応をすることなのだと言っている。

飲食業はまさにそれを模索している。モールから逃げ出した飲食業は新たな場所を発見しようとさまざまな場所に展開をし始めている。

 

カフェチェーンは大学を目指す

カフェチェーンの「瑞幸珈琲」(ルイシン、Luckin Coffee)は、キャンパス店の出店を強化している。すでに100以上の大学とキャンパス内に出展する交渉に入り、40以上の大学と契約が結ばれ、10以上の店舗がオープンをしている。

キャンパス店は、これまで飲食チェーンには難しいとされてきた。なぜなら、大学には休暇期間があり、人がまったくいなくなる時期があるからだ。しかし、多くの大学が独立採算を求められるようになり、休暇期間には社会人セミナーなどに場所を貸すビジネスをするようになっている。そのため、人がいない時期がほぼなくなっている。

学生は新しいものが好きであり、新作メニューのテスト販売をするのに適している。学生が多いのでアルバイトスタッフ人材が豊富ということもある。さらに、各ブランドにとって、学生の間に馴染んでもらい、社会人になってからも利用してもらうことができる。

庫迪(クーディー、COTTI)、幸運珈(ラッキーカップ)などのカフェチェーンも続き、大学はカフェの激戦地になろうとしている。さらに、火鍋の「海底撈」、ピザハットWOWなどもキャンパス店を出店している。

▲ラッキンコーヒーはキャンパス店の出店を加速している。学生は新しい飲み物が好きであることから、先行マーケティングをするアンテナショップとしても活用できるからだ。

 

中国茶カフェは博物館へ

この他、中国茶カフェ「喜茶」は遼寧博物館、「茶顔悦色」は湖南博物館などに出店。中国の伝統イメージをブランドアイデンティとする中国茶カフェにとって、博物館に出店をすることでブランドイメージを強化することができる。実際、博物館を背景に写真を撮りSNSにあげたいという人が押し寄せ、博物館の中国茶カフェには行列ができる状況になっている。

中国茶カフェは博物館への出店を進めている。伝統文化とコラボレーションすることでブランドイメージを高められるからだ。

 

人はきても見るだけになっているショッピングモール

2024年Q2のショッピングモールの1日の平均客流は2.4万人程度で、前年から21.3%も増加をしている。モールを訪れる人は増えている。しかし、消費をしないというのが現在の問題だ。商品を見て歩き、その場でスマホからECに注文をしてしまう。食事は近所のなじみがあって安い店で食べる。

モールの飲食店の売上高だけを見れば決して悪い数字ではない。しかし、運営手数料(家賃)が高く、利益が出せない状態になっている。さらに大きな問題は、モールの営業時間に縛られてしまうことだ。飲食チェーンによっては、モールの営業時間とは別に、客流が取れる時間に営業をしたり、途中で休店時間を入れコストを抑えたいが、それは許されない。

例えば、カフェの場合、モールの開店時間よりも1時間早く開店したいと考えているところは多い。早く開店すれば、モールの従業員が出勤をしてきてコーヒーを買ってくれるため、それだけでも大きな売上になるからだ。このような不自由さからモールから逃げるチェーンも多い。

▲火鍋の海底撈も大学内に出店して話題になっている。学生向けの低価格セットを販売している。

▲主なカフェチェーンのキャンパス店の割合。ラッキンは学校近くの店舗も含めると全体の11%程度が学校関係点になる。

 

モール以外のチャンネルを模索する飲食業

中国の飲食業は決して悪くない。生き残っている飲食業の成長率は相変わらず高い。しかし、3年以内の閉店率、倒産率が急速に上昇をしている。つまり、飲食業がだめになったのではなく、競争が厳しくなっているのだ。飲食チェーンは、モール以外のチャンネルを求めて、さまざまな模索を始めている。

 




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