真空チューブの中をリニアが走行することにより、最高時速1000km超えを目指す真空超電導リニアの試験走行が始まっている。完成をすれば、中国の5つのスーパー都市群を結ぶことになると智慧生活報が報じた。
飛行機よりも早い真空リニア
山西省大同市陽高県にある試験線で、最高時速1000kmを出すことができる真空超電導リニアの試験走行が行われている。中国では「低真空管道磁気浮上高速飛車」と呼ばれている。これは、通常の浮上式リニアに加え、線路をパイプで覆い真空に近い状態にすることで空気抵抗を減らし、速度をあげるというものだ。実現をすれば、北京・上海間の1200kmを1時間半で結べることになる。従来の高速鉄道では5時間程度、自動車では13時間、飛行機でも2時間かかる距離だ。


試験線は2kmまで延長、150kmでの試験走行に成功
高速飛車大同試験線は、2024年1月に1.2kmが完成をし、最高時速150kmの試験走行に成功をしている。現在は、2kmにまで延伸をして、試験走行が行われている。
この線路にはカバーがつけられ、通称「nu管」と呼ばれている。上部がnの形をし、下部がuの形をした半円構造のカバーを組み合わせて構築する。1つのnu管は直径6m、長さ21mで、精度は2mm未満になっている。これをパイプ状に組み合わせ、走行時には中を真空に近い状態にして走行をする。


5つのスーパー都市群を真空リニアで結ぶ
中国では、コンパクトシティ政策を進め、地方の人口を中核都市に集約させるようとしている。さらに、北京、上海、深圳・広州、重慶・武漢、成都を中心にした5つのスーパー都市群を形成する政策を進めている。
中国政府の構想では、この5つのスーパー都市群を真空リニアで結び、地方中核都市を高鉄で結ぶことになる。
