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『週刊新潮が撮った 昭和の女優たち』 …在りし日の美…

 

週刊新潮が撮った 昭和の女優たち』という写真集を、

図書館から借りてきて見ている。

 

本書のネットのデータベースには、

 

いま蘇る銀幕の女神たち! 半世紀を超えて、なお輝く在りし日の美貌と艶麗!!

映画撮影の合間に、あるいは旅先で、まさかの自宅で――昭和31年創刊「週刊新潮」のグラビアを飾ったスタアたち。化粧を直す原節子、海辺の南田洋子、楽屋で談笑する越路吹雪、リビングでくつろぐ淡島千景……35人のスタア、在りし日の美貌を一挙掲載。アザーカットに残る意外な素顔、一瞬のしぐさも魅力の永久保存版。

 

とある。

35人とは、

という女優たち。

すべて故人である。

 

原節子(1920.6.17~2015.9.5)享年95歳

津島恵子(1926.2.7~2012.8.1)享年86歳

南田洋子(1933.3.1~2009.10.21)享年76歳

山田五十鈴(1917.2.5~2012.7.9)享年95歳

月丘夢路(1921.10.14~2017.5.3)享年95歳

八千草薫(1931.1.6~2019.10.24)享年88歳

杉村春子(1906.1.6~1997.4.4)享年91歳

高峰秀子(1924.3.27~2010.12.28)享年86歳

乙羽信子(1924.10.1~1994.12.22)享年70歳

野添ひとみ(1937.2.11~1995.5.4)享年58歳

根岸明美(1934.3.26~2008.3.11)享年73歳

越路吹雪(1924.2.18~1980.11.7)享年56歳

池内淳子(1933.11.4~2010.9.26)享年76歳

新珠三千代(1930.1.15~2001.3.17)享年71歳

久我美子(1931.1.21~2024.6.9)享年93歳

左幸子(1930.6.29~2001.11.7)享年71歳

淡島千景(1924.2.24~2012.2.16)享年87歳

扇千景(1933.5.10~2023.3.9)享年89歳

団令子(1935.3.26~2003.11.24)享年68歳

中原早苗(1935.7.31~2012.5.15)享年76歳

丘さとみ(1935.9.15~2024.4.24)享年88歳

淡路恵子(1933.7.17~2014.1.11)享年80歳

田中絹代(1909.11.29~1977.3.21)享年67歳

白川由美(1936.10.21~2016.6.14)享年79歳

京マチ子(1924.3.25~2019.5.12)享年95歳

環三千世(1933.8.16~1973.月日不明)享年39~40歳

安西郷子(1934.9.27~2002.12.28)享年68歳

山口淑子(1920.2.12~2014.9.7)享年94歳

弓恵子(1936.10.22~2024.8.17)享年87歳

三ツ矢歌子(1936.8.1~2004.3.24)享年67歳

朝丘雪路(1935.7.23~2018.4.27)享年82歳

瑳峨三智子(1935.3.1~1992.8.19)享年57歳

星由里子(1943.12.6~2018.5.16)享年74歳

初代・水谷八重子(1905.8.1~1979.10.1)享年74歳

小林千登勢(1937.2.13~2003.11.26)享年66歳

 

私が子供の頃に活躍していた女優には、この他、

吉永小百合岡田茉莉子山本富士子大原麗子岩下志麻浅丘ルリ子栗原小巻若尾文子山本陽子松原智恵子芦川いづみ司葉子佐久間良子岸恵子香川京子加賀まりこ……などが思い浮かぶ。

当時の「週刊新潮」にどのような女優の写真が掲載されたのか知らないが、

大原麗子山本陽子は亡くなっているものの)

山本富士子司葉子吉永小百合岡田茉莉子岩下志麻浅丘ルリ子栗原小巻若尾文子松原智恵子芦川いづみ岸恵子香川京子佐久間良子加賀まりこ……などはまだ存命なので、それが理由で、この写真集には掲載されなかったのかもしれない。

 

この写真集には、私の好きな川本三郎による、

「きれいだった昭和の女優たち」と題する“序文”があり、

昔の女優さんはなんてきれいだったんだろう。原節子から小林千登勢まで三十五人の女優さんたちの美しさにいまさらながら溜め息が出る。

 

と書かれているのだが、

私が映画を見るようななった頃には、

彼女たちはすでに中年にさしかかっていたので、

少年の私にはそれほど(溜め息が出るほどには)美しいとは感じられなかった。

しかし、この写真集に収められているのは、

私の知る以前の彼女たちなので、

私が知らなかった美がそこにある。

 

原節子

 

南田洋子

 

山田五十鈴

 

月丘夢路

 

乙羽信子

 

池内淳子

 

扇千景

 

団令子

 

白川由美

 

山口淑子

 

中でも八千草薫は別格で、

中年になってからも、高齢者になってからも、

美しく、上品で、ずっと憧れの女優であり続けた。

 

週刊新潮」に掲載されたのは、1956年(昭和31年)で、

当時25歳くらいであるが、その美に陶然としてしまう。

 

本書の表紙のメインも八千草薫であるが、

やはりその美しさは(他の女優たちに比べ)圧倒的である。

 

少年時代の私が好きだったのは、野添ひとみ

少年の私から見ても可愛かった。

 

写真集に掲載されている女優はほとんど知っているのだが、

環三千世、安西郷子、弓恵子の三人だけは、あまり記憶にない。

川本三郎も、

 

どちらかといえば準主役級の根岸明美、環三千世、弓恵子、安西郷子、また当時のマイナーな映画会社だった新東宝池内淳子、三ツ矢歌子が入っているのも渋い。

 

と書いているように、

単に有名な映画女優のみを掲載したというのでもなく、

週刊新潮」編集部に独自の選考方法があったのかもしれない。

(根岸明美池内淳子、三ツ矢歌子は、私はTVドラマで知っていた)

 

この写真集の女優たちは、すべて亡くなっており、

本書には彼女たちの“静止した美”が記録されているが、

映画には彼女たちの“動く美”が永久保存されている。

今は、山歩きと読書主体の生活を送っているが、

もう少し齢を重ねたら、

日本映画専用チャンネルなどで、

これら女優たちの“在りし日の美”を楽しもうと思っている。

この先、楽しみが無限に広がっている模様。

これではなかなか死ぬに死ねない。(笑)

 




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