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映画『キングダム 運命の炎』 ……杏の紫夏と、清野菜名の羌瘣に魅せられる……




本作『キングダム 運命の炎』(2023年7月28日公開)は、
原泰久の人気漫画を実写映画化した「キングダム」シリーズの、
『キングダム』(2019年4月19日公開)
『キングダム2 遥かなる大地へ』(2022年7月15日公開)
に続く第3作である。
第1作も第2作も鑑賞し、それぞれ、
……橋本環奈の可愛さと長澤まさみの格好良さに悩殺される……
……清野菜名のアクションに目が釘付け……
とのサブタイトルを付してレビューも書いているので、(タイトルをクリックすると読める)
当然のことながら第3作も見たいと思った。
で、公開直後にイオンシネマ佐賀大和で鑑賞し、
とても面白かったのでレビューも書くつもりでいたのだが、
仕事や夏山遠征の準備などに追われているうちに書く機会を逸してしまっていた。
このまま何も書かずにスルーするには惜しい作品なので、
メモ程度には書いておこうか……という気になり、
こうして書いている次第。



春秋戦国時代の中国。
天下の大将軍を志す少年・信(山崎賢人)は、


秦の若き国王・えい政(吉沢亮)と運命的な出会いを果たし、


共に中華統一を目指すことに。
魏との戦いに勝利をおさめた彼らのもとに、
秦に対して積年の恨みを抱える隣国・趙の軍隊が攻め込んでくる。
えい政は長らく戦場から離れていた伝説の大将軍・王騎(大沢たかお)を総大将に任命。


王騎から戦いへの覚悟を問われたえい政は、
かつての恩人・紫夏(杏)との記憶を語る。


100人の兵士を率いる隊長となった信は、
王騎から「飛信隊」という部隊名を授かり、
別働隊として敵将を討つ任務に挑むが……




映画の前半は、
えい政の知られざる過去が登場する「紫夏編」が繰り広げられる。
この紫夏を演じるのが杏で、
紫夏は孤児だった幼い頃に行商人に拾われ、
今では闇商人の女頭目として腕を発揮している。


国全体で秦国への大きな恨みを抱く趙国で、
すべての人間から憎悪と暴力を受け続けていたえい政を、
唯一助けようとする正義感と母性にあふれた美しき女性だ。


未来の王となるえい政を、
趙国から秦国へと脱出させる危険なミッションを請け負い、
命がけでえい政を守り抜く。
この紫夏に涙しない者はいないだろう。


松橋真三プロデューサーは、杏をキャスティングにあたり、次のようにコメントしている。

いよいよ趙軍との一大決戦が始まる「運命の炎」編では、原作屈指の“泣ける”エピソードである紫夏の物語が語られます。
自己犠牲と無償の愛の物語は、作品世界に「光」を灯し、必ずや人の心を打つでしょう。
紫夏は「キングダム」の魂の根幹であり、その存在感だけで、正しく誠実である人柄が出てこなければなりません。
そして、深く広い母としての愛を持っている人でなければならず、我々は迷いなく杏さんにオファーさせていただきました。
この素晴らしい物語を早く皆さんにお見せしたいとわくわくしています。


そして、佐藤信介監督も次のように語る。

淡い桃色のマントを纏って、衣装確認に、スタイリストの宮本さんと現場に来られた杏さんのことを思い出します。まるで風に舞う蝶か花びらのように、ひらりと難曲を飛び渡る紫夏のイメージがそこに誕生していました。撮影において杏さんは、誠実に、非常にしなやかな柔軟さを持って、この紫夏という女性を演じられました。一つ一つのカットを、丁寧に、さまざまな挙動を確認しながら。そうして映し出されたのは、大胆な振る舞いで人を引っ張る闇商人の強さと、包み込む母のような温かさでした。この作品の大きな骨格の一つである紫夏。彼女に支えられて、運命の炎という、これまでに無かった新しいキングダムが生まれました。

杏自身も本作への熱い想いを語っている。

産後初めて映画館に観に行った映画がキングダムパート1でした。
数年ぶりの映画館で高揚しながら観たキングダムは、大好きな漫画の世界がまさにそのまま目の前に写しだされた、迫力あるものでした。
もし続編があるなら出れたらなあ、なんて思っていたら、まさか紫夏という役をいただけるとは思いませんでした。
紫夏は過去、えい政の人生に大きな影響を与えた重要な存在です。
このエピソードが映像化されるというのは原作ファンとしてもとても嬉しいです。



それぞれの想いがひとつになり、
紫夏が杏によって肉体を得、スクリーンに登場する。
その杏が演じる紫夏がとにかくカッコイイ!


映画『妖怪人間ベム』(2012年)でベラを演じたときにも感じたことであるが、
高身長(174cm)と、個性あふれる容姿が、どこにでもいるような女優とは一線を画し、
絵から抜け出てきたような現実離れしたキャラクターに血肉を与え、


見る者に強烈な印象を残す。
実写化にあたって「紫夏を演ずるのは誰か?」と随分と議論されていたが、


杏のキャスティングは文句なしの正解であったような気がする。



映画の後半は、羌瘣を演じた清野菜名が素晴らしかった。




シリーズ第2作目『キングダム2 遥かなる大地へ』でも、
……清野菜名のアクションに目が釘付け……
とのサブタイトルを付して清野菜名を論じたが、
3作目の本作『キングダム 運命の炎』ではさらに進化し、
キレッキレのアクションを見せてくれる。


松橋真三プロデューサーによると、第2作は「言わば羌瘣の物語」であったとか。

第2作は羌瘣の成長物語として構築しています。羌瘣が信と伍の仲間たちと出会ったことによって、血のつながらない姉(羌象)を亡くした過去と向き合い、彼女が本当にしたかったことを、信の言葉を通じて気付いていくようになります。明らかに大きく成長した羌瘣は自分のやるべき方向に旅立っていきますが、信たちと共に激しい戦の中で培った信頼感は並大抵のものではなかったと思います。

第3作『キングダム 運命の炎』では、
超大国・趙との「馬陽の戦い」で二人(信と羌瘣)は再会する。

信が“副長がもう1人いる”と仲間に告げ、みなが振り向くと羌瘣が現れる場面は、最高のシーンだと思っています。羌瘣はまだ自分探しをしている途中ではありますが、みなの様子を見て微笑むようにはなっていて、人として変わってきているのが見て取れます。映画の後半で飛信隊に危機が訪れる、ある重要なシーンでカメラが捉えた羌瘣の表情を映画館のスクリーンで見逃さないでほしいです。仲間が1つの目的を果たすための自己犠牲の精神、そのチームワークを見て、自分も彼らと共に生きたいという風に表情が変わっていくんです。

と、第3作での羌瘣に触れながらシリーズを貫く魅力を挙げる。
そこで気になるのが、
「羌瘣は信に対してどんな感情を抱いているのか?」
ということ。

松橋真三プロデューサーは、「あくまで自分の解釈ですが」と前置きしながらも、

羌瘣は信のことが好きなんだと思います。信のためだったら戦える、彼のためなら命を落としてもかまわない、と思っているからこそ帰ってきたのだと思います。それはわたしの勝手な解釈ですが、清野さんからも“羌瘣はどれぐらい信のことを思っているんでしょうか”“どういう気持ちなんでしょうか?”と現場で聞かれることがありました。第2作で、羌瘣が信のおなかにパンチをくらわせて去っていくシーンではもう信のことが好きだと思うので、信に背を向けた後に最高の笑顔を見せてほしい、と清野さんにお伝えしました。“難しい……”とおっしゃっていましたけど、このシーンの清野さんは最高だったと今でも思います。

と語っていたが、羌瘣の信に対する想いが深くなり、
第3作目となる本作では、第2作目よりもさらに信とのコンビネーションが良くなっていたように感じた。

清野菜名自身も、

2作目では、割と一歩引いて単独行動で敵をなぎ倒していく感じでしたが、3作目では仲間とコンビネーションで戦うシーンが多かった気がします。

2作目のときはスピード重視で進んでいくアクションだったのですが、3作目は信とのコンビなので、一手一手が大事だと思ったんです。流れで見せるのではなく、しっかり一撃の重みを意識しました。言葉を選ばずに言うと、殺意を持って手を打つみたいな。


とこだわりポイントを明かしていた。
事実、「飛信隊」が趙の副将・馮忌(片岡愛之助)の首を狙う場面での、
信と羌瘣が絶妙なコンビネーションが光っていた。


そして、これは、信と羌瘣の関係のみならず、仲間たちへの信頼が芽生えなければ成立しないアクションであった。
羌瘣が内面的にも2作目からさらに進化したからこその名シーンであったと思われる。



「キングダム」シリーズは、
紀元前3世紀、500年の争乱が続く古代中国の春秋戦国時代末期を舞台に、
「中華統一」を目指す後の始皇帝・第31代秦王・嬴政と、
その元で「天下の大将軍」を目指す主人公・信の活躍を中心に描いた壮大な物語。
2006年1月より「週刊ヤングジャンプ」にて連載を開始され、
現在までに単行本は69巻まで刊行。
累計発行部数は9900万部。(2023年7月現在)
映画では、
第1作『キングダム』は、原作の1巻から5巻の部分を、
第2作『キングダム2 遥かなる大地へ』は、5巻から7巻の部分を実写化したとされる。
第3作『キングダム 運命の炎』は、「紫夏編」(7巻~8巻)と「馬陽の戦い」(11巻~16巻)が描かれている。
登場人物も多く、屈強な男性が多く登場するので、男たちの物語と捉える人が多いと思うが、
女性の登場人物も案外多く、






この先、どこまで実写映画化されるか分からないが、
女優至上主義の私としては、今後も女性の登場人物に注目しながら、
映画を楽しんでいきたいと思っている。



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