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映画『君は放課後インソムニア』…森七菜の笑顔が素敵な、個人的に大好きな作品…




私は、1988年3月5日から放送されている視聴者参加型のバラエティ番組「探偵!ナイトスクープ」(ABCテレビ)のファンで、毎週観ているのだが、
数年前に、探偵局に次のような依頼があった。


私には、ずっと不思議に思っていることがあります。それは、ある漫画の主人公のモデルが、私ではないかということです。その漫画は「君は放課後インソムニア」という作品で、発行部数は20万部を超え、「次にくるマンガ大賞2020」にもノミネートされている人気漫画です。私の母校である石川県七尾高校の天文部が舞台となっており、読み進めるうちに、どうしても気になる点が出てきました。この主人公、私にそっくりなのです。外見だけでなく、さまざまな点が、一致しているのです。周りの友人からは間違いなく、私がモデルだと言われます。そこで、お願いです。本当に私がモデルなのか、確かめて頂けないでしょうか、よろしくお願いします。

依頼者は、33歳になる男性で、
外見は漫画の主人公にそっくりで、


・石川県七尾高校
不眠症
・天文部の部室で昼寝
・依頼者が組んでいた高校時代のバンド名が「インソムニア不眠症)」
・元サッカー部
・主人公は父子家庭、依頼者は母子家庭
・机にヒジをつく癖
などの共通点もあり、
〈もしや……〉
と思ったりもしたのだが、
作者のオジロマコト先生(女性だった!)も登場し、証言を得られたことから、
(結果的に)依頼者とは無関係であることが判明した。


私はそのときに初めて「君は放課後インソムニア」という漫画の存在を知ったのだが、


今年(2023年)になって、実写映画『君は放課後インソムニア』が、
森七菜、奥平大兼のW主演で、6月23日から公開されることを知り、
〈ああ、あの漫画の……〉
と、思い出した次第。

監督は、池田千尋


池田千尋
1980年、北海道生まれ、静岡県出身。
高校在学時から自主映画制作を始める。
早稲田大学第一文学部卒業。
映画美学校修了制作作品である『人コロシの穴』が2003年カンヌ国際映画祭・シネフォンダシオン部門に正式出品される。
助監督として幾つかの現場を経た後、
東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域を2007年に修了。
主な劇場公開作品に『東南角部屋二階の女』(2008年)、
『先輩と彼女』(2015年)、
『東京の日』(2015年) 、
『スタートアップガールズ』(2019年)、
『記憶の技法』(2020年)など。
TVドラマに、
プリンセスメゾン」(2016年)、
「まどろみバーメイド〜屋台バーで最高の一杯を。〜」(2019年)、
「B面女子」(2020年)、
「大豆田とわ子と三人の元夫」(2021年)。
脚本家として、
黒沢清監督『クリーピー〜偽りの隣人』(2016年)、
三島有紀子監督『Red』(2020年)、
青山真治監督『空に住む』(2020年)などがある。


原作の漫画は読んでいないが、
(2023年)4月からアニメ版がテレビ東京系列ほかにて(こちらはテレQで)放送されたので毎週観ており、もうすぐ69歳になる私の心にも響くものがあり、実写版の映画も見たいと思うようになった。


森七菜も奥平大兼も私は元々高く評価しているし、
桜井ユキ田畑智子MEGUMIなど、私の好きな女優も出演しているので、
ワクワクしながら上映館である109シネマズに駆けつけたのだった。



石川県七尾市
高校1年生・中見丸太(奥平大兼)は、
不眠症のことを父親の陸に相談することもできず、
ひとり憂鬱で孤独な日々を送っていた。


そんなある日、丸太は、
校内の使用されていない天文台でクラスメイトの曲伊咲(森七菜)と遭遇し、


彼女も自分と同じ悩みを抱えていることを知る。




これまでほとんど話したことのない2人だったが、
不眠症という秘密を共有することで絆が芽生えはじめる。


天文台は、不眠症に悩む二人にとっての心の平穏を保てる大切な場所となっていたが、
ひょんなことから勝手に天文台を使っていたことがバレてしまう。
だが天文台を諦めきれない二人は、
その天文台を正式に使用するために、
天文部顧問の倉敷先生(桜井ユキ)、


天文部OGの白丸先輩(萩原みのり)、


そしてクラスメイトたちの協力のもと、


休部となっている天文部の復活を決意するが……




結論から言うと、
傑作とか、秀作とか、佳作とか、作品の評価をする以前に、
私の大好きな映画であった。私好みの映画であった。
私の心にフィットする、なんとも心地好い映画であった。
漫画が原作で、
今を時めく森七菜と奥平大兼が主役となれば、
キラキラ学園ドラマを想像する人が多いと思うが、
(そういう部分も「無きにしも非ず……」ではあるが)そういった類いの映画とは一線を画す作品になっていた。
冷静に観察すれば、欠点も見えるであろうし、
矛盾点なども見つけ出すことができるであろうが、
今は(というかこれからも)そんなことはしたくない。
ただただこの作品世界に浸っていたい。
そんな気分にさせてくれた映画であった。
このブログに映画レビューを書くとき、
私は、しばしば、
「愛すべき小品」
「抱きしめたくなるほど愛おしい作品」
などという言葉を使う。
大作ではないけれど、
いつまでも心に残る作品に使っている。
こういう映画にはたまにめぐり逢う。
(このブログにレビューを書いたものの中から)思いつくままに挙げてみると、
山下敦弘監督作品『天然コケッコー』(2007年)
平山秀幸監督作品『信さん 炭坑町のセレナーデ』(2010年)
細野辰興監督作品『私の叔父さん』(2012年)
木村大作監督作品『春を背負って』(2014年)
本広克行監督作品『幕が上がる』(2015年)
篠原哲雄監督作品『起終点駅 ターミナル』(2015年)
是枝裕和監督作品『海街diary』(2015年)
三木孝浩監督作品『坂道のアポロン』(2018年)
瀬木直貴監督作品『恋のしずく』(2018年)
竹下昌男監督作品『ミッドナイト・バス』(2018年)
中川龍太郎監督作品『四月の永い夢』(2018年)
菅原伸太郎監督作品『いちごの唄』(2019年)
岩井俊二監督作品『ラストレター』(2020年)
池田エライザ監督作品『夏、至るころ』(2021年)
児山隆監督作品『猿楽町で会いましょう』(2021年)
今泉力哉監督作品『かそけきサンカヨウ』(2021年)
中川駿監督作品『少女は卒業しない』(2023年)
 
など。
ベテラン監督に混じって(意外に)新人監督の作品が多いのは、
それだけ(監督になるに際して)大切にしてきた思いが込められているからだろう。

もともとハリウッド大作のような大味な作品はあまり見ない。
見ているときは面白くても、
見終わった後に“胸やけ”したような気分になるからだ。
その点、
上記のような作品は、
爽やかな思い出として、いつまでも心に残る。
『君は放課後インソムニア』もそのような作品であった。

なぜこの映画が好きなのか?
(これもまた)思いつくままに挙げてみる。


①石川県七尾市(及び近郊)でのオールロケ作品。


もともと地方の小都市が舞台の映画が好きで、
そんな映画を好んで見てきた。
上記に挙げた作品群も、ほとんどがそういう映画だ。
原作の漫画「君は放課後インソムニア」の舞台が石川県七尾市であったことから、
実写映画の本作『君は放課後インソムニア』も石川県七尾市を舞台としている。
しかも、オールロケ。

わたしもほかのスタッフもみんなそうですけど、七尾市という町で映画を撮るのははじめてなので、それは本当に新鮮でしたし、誰も撮っていないであろう場所を発見するのは楽しかったです。準備する中で東京とは時間の流れが違うことも実感していて、キャストにもこの場所を体験してもらうことが必要だと考えました。そこで撮影前日に七菜ちゃん、奥平くんとクラスメイトのみんなに来てもらって、町を歩いたんです。
東京にいる子たちを連れて来て、いきなり「はい、今から撮影です」ではなく、実際に町の空気を感じてもらって、みんなでコミュニケーションをとりながら撮影をはじめたかったんです。七つ橋を渡って、原作にも出てくる場所で食事をして、本当にぜいたくな時間でした。いつもと違う時間、空気を感じながら、合宿状態でずっと撮影できたのも大きかったと思います。

実は学校の中だけは都内近郊で撮ろうかという案もあったんですけど、やはりすべてを七尾市周辺で撮影することができて良かったです。景色ももちろんですが、天気にも恵まれました。
(パンフレットのインタビューより)

と、池田千尋監督は語っていたが、
観客の私も(石川県七尾市には行ったこともないのに)町の住人になったような気分になり、
本当に心地よかった。

森七菜も、

漫画で見たそのままの風景が広がっていたんですよ。オジロ先生があの美しさを忠実に描いていたんだなということに驚きましたし、東京とは違う空気なので、より自分とは違う誰かになれるような気がしました。しかも普通に過ごしやすい町なんですよね。空気も美味しいし、お寿司とかもすごく美味しくて。(パンフレットのインタビューより)

と語っていたが、
スクリーン越しにではあるが(見ている私も)町の空気や光まで感じ取れた。


観光名所らしき場所も登場するが、
大抵は町の変哲もない場所(駅前、バス停、橋、踏切、神社、海岸)であるにもかかわらず、
それぞれ美しく、それぞれが愛おしく思えてきて、
映画の登場人物たちと一緒に私もそこに佇んでいるような気分になった。


それは、池田千尋監督が(それに撮影を担当した花村也寸志が)、
丁寧に丁寧にそれらの風景を(空気や光までをも)美しく撮っているからであり、
監督のみならずスタッフの思いが込められているからであろう。



➁天文部と星


クラブ活動の天文部を再興させるというのも好いし、


星空が何度もスクリーンに広がるのも好い。
徒歩日本縦断の旅をしていたとき、
夜はいつも星を眺めていた。
地球は宇宙に浮かぶひとつの星であるということが実感できたし、
自分というのは宇宙の中のちっぽけな存在だというのも自覚できた。
星空を眺めながら大地に寝そべっていると宇宙に抱かれているような心地よさを感じた。
そんなかつての感覚を蘇らせてくれる映画であった。



インソムニア不眠症


私は、不眠症ではないが、1日の睡眠時間が4~5時間のショートスリーパーで、
ショートスリーパーは短命」説に怯えている。(笑)
だからなのかインソムニアには親近感があり、とても他人事とは思えない。(爆)
睡眠障害を描いた映画は多くはないが、少なくもなく、これまでにも、
『マイ・プライベート・アイダホ』(1991年、アメリカ)
ファイト・クラブ』(1999年、アメリカ)
インソムニア』(2002年、アメリカ)
マシニスト』(2004年、スペイン・アメリカ
『ナルコ』(2004年、フランス)
フローズン・タイム』(2006年、イギリス)
イコライザー』(2014年、アメリカ)

などの作品が公開されているが、
睡眠障害によって引き起こされる不思議な世界、奇妙な世界を描いたものが多く、
『君は放課後インソムニア』のようなド直球の青春映画は珍しいのではないかと思われる。


四月の永い夢』(2018年)という映画の中に、

「世界が真っ白になる夢を見た」
「ふと目を覚ますと、私の世界は真っ白なまま、醒めない夢を漂うような、曖昧な春の日差しに閉ざされて、私はずっとその四月の中にいた」


という言葉が使われていたが、
今になって思うに、青春時代は、永い夢の中にいたような感覚がある。
そして、目が覚めると、青春時代が終わっていた。
『君は放課後インソムニア』は、そんな不思議な感覚を思い起こさせてくれた映画であった。



④キャスティングが素晴らしい。

★曲伊咲(まがり・いさき)を演じた森七菜。


原作漫画(アニメも)の曲伊咲が森七菜に酷似していてビックリ。




原作者のオジロマコトも「伊咲のイメージにピッタリ」だと断言したとか。
森七菜自身も、

これは本当にひとり言だと思って聞いてほしいんですが、自分でもそっくりだなと思っていました(笑)。それこそ原作を読んでいる時から、自分が伊咲を演じたいという思いがすごく強かったので、この容姿に生まれてきて本当に良かったと思いました。
なのでオファーがきた時はすごく嬉しかったですね。とにかく企画書を何回も読み直して、本当かどうか確かめてしまいました。もちろん実写化ということのプレッシャーはあったんですけど、わたし自身、好きな作品だからこそやってみたいという熱量があったので。とにかく頑張ろうと思いました。
(パンフレットのインタビューより)

と語っていたように、
漫画(アニメ)から抜け出てきたように感じたほど。
だからといって漫画チックではなく、ちゃんと生身の人間として物語に存在している。
笑顔が素敵で、そんなヒマワリのような笑顔であるからこそ、
その裏に隠された素顔にどうしようもなく惹かれてしまう。
単なる明るい少女というのではない、複雑な思いを秘めた少女を、
森七菜は繊細に演じていて秀逸だ。


このブログで、森七菜を女優として初めて論じたのは、
映画『ラストレター』のレビューにおいてだった。
……松たか子、広瀬すず、森七菜が輝く岩井俊二監督作品……
とのサブタイトルを付して書いたのだが、
このとき、私は、森七菜について、次のように記している。

松たか子広瀬すずに負けないほど存在感を示したのが、
新人の森七菜。



自然体のナチュラルな演技で、
見る者をほんわかとした気分にさせてくれた。
彼女を見ているだけで楽しくなるし、
なにか良いことが起こりそうな気分になる。
広瀬すずとは違った意味での“凄い女優”になりそうな予感がした。
エンドロールで流れる主題歌も担当しているので、
その透明感のある歌声も楽しんでもらいたい。



広瀬すずとは違った意味での“凄い女優”になりそうな」予感通り、
TVドラマでは、
「エール」(2020年3月30日~11月27日、NHK
「この恋あたためますか」(2020年10月20日~12月22日、TBS)
「逃亡医F」(2022年1月15日~3月19日、日本テレビ
などの話題作で注目されたし、
来月から始まる新ドラマ「真夏のシンデレラ」(2023年7月10日~、フジテレビ)では、
主演(間宮祥太朗とダブル主演)が決まっている。
映画では、
『青くて痛くて脆い』などで、抜群の存在感を示し、
今年(2023年)5月5日に公開された『銀河鉄道の父』でも鮮烈な印象を残した。
……賢治の妹・トシを演じた森七菜の素晴らしさ……
とのサブタイトル付してレビューを書いたのだが、
私は森七菜について次のように記している。

賢治の妹・トシを演じた森七菜。


賢治とは2歳違いのすぐ下の妹であったことから、きょうだいの中では最も親しい存在。
賢治にとっては、創作の原動力であり、よき理解者であった。
そんなトシを、森七菜は、時に力強く、時に儚く演じ、
見る者の感情を揺さぶる。



殊に、物語中盤で、祖父・喜助(田中泯)を説き伏せるシーンは圧巻。
ネタバレになるので詳しくは書けないが、
田中泯を相手に衝撃的ともいえる演技で魅せる。
一方、役所広司との共演シーンも素晴らしく、
田中泯役所広司という大御所を相手に、
気後れすることなく、一歩も譲らず、対等に渡り合う。
是枝裕和監督が、かつて、
「彼女の中には小さな樹木希林がいる」
と、森七菜の演技に対してコメントしたことがあったが、言い得て妙。
2001年8月31日生まれなので、まだ21歳であるが、(2023年5月現在)
すでに演技派女優としての風格と存在感がある。
森七菜の今後が楽しみでならない。



進化を続ける森七菜であるが、
女優が、女子高生を演じられる時期は限られている。
その女子高生を演じられる短い若き日に、
彼女が映画『君は放課後インソムニア』に出合ったことに、
そうして、このような作品を生み出してくれたことに感謝したい。
もう、森七菜から目が離せない。



★中見丸太(なかみ・がんた)を演じた奥平大兼。


大森立嗣監督作品『MOTHER マザー』(2020年7月3日公開)
川和田恵真監督作品『マイスモールランド』(2022年5月6日公開)
藤井道人監督作品『ヴィレッジ』(2023年4月21日公開)

の3作で、奥平大兼の名は私の脳にしっかり刻まれている。
2003年9月20日生まれなので、まだ19歳であるが、(2023年6月現在)
その演技力、存在感は、若手男優では“ピカ一”だと思う。
優れた監督にキャスティングされるのは、将来を嘱望されているからに他ならない。
これまでは、特異な役が多かっただけに、
本作『君は放課後インソムニア』での普通の高校生の役は、
彼にとっては、かえって難しかったかもしれない。
その辺りの事情を、池田千尋監督は次のように語っている。

今までの映画の中で観てきた奥平くんは、陰があって閉じているイメージでしたが、初対面の印象はいい意味で普通の男の子。そんな話をしたら「普通の役をあまりやったことがない」と。その言葉を聞いて、「だったら今回は普通の男の子をやろうよ」と言ったのがスタートでしたね。奥平くんのすごさはその場に自分を丸ごと放り込めること。これって実はとても難しいことなんです。でも、奥平くんは防御せずにどうなるかを体験する、生きることに恐れずに飛び込める。そうして役を掴んでいくんです。最初こそお互いに確認し合いながら進んでいましたが、後半になると、何も言わずとも彼が丸太にしか見えなくなっていました。(パンフレットのインタビューより)

奥平大兼自身も、

僕は映画では、原作がある作品をやるのが初めてだったので、そのことに対する不安や責任はすごく感じていました。でも原作を読んでみたら、すごく魅力的なキャラクターばかりだなと思って。もちろん不安もあったんですけど、楽しみの方が勝っていましたね。(パンフレットのインタビューより)

と語っていたように、
肩の力を抜いて、森七菜と自然な演技をしていたように感じた。見る者に感じさせた。
それは、奥平大兼が優れた役者である証拠であったろう。
もう、奥平大兼からも目が離せない。



★天文部顧問の倉敷先生を演じた桜井ユキ


アニメ版の倉敷先生は本当に美しい女性で、
実写版では誰が演じるのだろうと思っていたら、桜井ユキだった。
桜井ユキは好きな女優の一人だったので嬉しかった。


かなり前から見ている女優であるが、
このブログでちゃんと論じたのは、
映画『マチネの終わりに』(2019年)のレビューであったかもしれない。
……石田ゆり子、桜井ユキの美、そしてギターの調べ……
とのサブタイトルを付して書いたのであるが、
そこで私は桜井ユキについて、次のように論じている。

蒔野聡史(福山雅治)のマネージャー・三谷早苗を演じた桜井ユキ


個性的な顔立ちの女優で、
“遅咲き女優”と言うにはまだ若いと思うが、
最近は重要なキャラクターを任せられることが増えているように感じる。
今年(2019年)は、
NHKの連続テレビドラマ『だから私は推しました』で連ドラ初主演し、



多くの人に認知された。
私自身も毎週欠かさず観ていたドラマで、
彼女の魅力を再認識できたドラマでもあった。



現在放送中のTBS系連続ドラマ『G線上のあなたと私』では、


バイオリニスト・久住眞於を演じており、


バイオリン教室の生徒・加瀬理人(中川大志)に憧れられ、恋される役。


このドラマも私は毎週観ていて、
桜井ユキと波瑠の美貌に毎週癒されている。



本作『マチネの終わりに』では、
蒔野聡史(福山雅治)のマネージャー・三谷早苗を演じているのだが、
自身のマネージャーを観察して役作りをしたとか。
ガッチガチに固めて臨むのではなく、その場の雰囲気に合わせるのを心掛けているそうで、
余白のある演技を理想としている。
本作では福山雅治石田ゆり子に次ぐ重要な役で、
ふたりに一歩も引けをとらない演技で魅せる。



桜井ユキ自身は福岡県の出身だが、
本作『マチネの終わりに』でも博多の出身という役柄で、
長崎県出身という設定の小峰洋子を演じる石田ゆり子との、
博多弁と長崎弁のやりとりもあって、面白かった。



映画『君は放課後インソムニア』では、
休部中の天文部を復活させたいという、
曲伊咲(森七菜)と中見丸太(奥平大兼)の切実な思いに応え、
親身になって2人をサポートする役柄で、
時に温かく見守り、時に助け、時に励ます。
〈こんな先生がいたらいいな~〉
という誰しもが考える先生像を桜井ユキは体現し好演している。



その他、
★娘の意思を尊重し、温かい眼差しで見守る伊咲の母を演じたMEGUMI


★母親のように伊咲に寄り添う幼馴染の母を演じた田畑智子


★夜勤の仕事を続けながら男手一つで丸太を育てた父を演じた萩原聖人


★伊咲と丸太が夏合宿で真脇遺跡を訪れた際に出会う歴史資料館の館長を演じたでんでんなどが、
若い2人を引き立てつつ、個性的な演技で己の存在感も示していた。



⑤ラストが秀逸。
原作は、まだ完結していない漫画なので、
どのようなエンディングを迎えるのか心配していたが、
それが今なのか、過去なのか、未来なのか、
見る側がどのように解釈してもいいような終わり方をしている。
それは、エンドロールの後に用意されているワンシーンで見ることができる。
なので、館内が明るくなるまで、絶対に席を立たないように……ね。



傑作であっても、一度見れば十分と思う作品もあれば、
傑作とは言えなくとも、何度でも見たいと思わせる作品もある。
『君は放課後インソムニア』は後者だ。
失礼ながら「キネマ旬報 ベスト・テン」に選ばれる作品ではないだろうし、
おそらく「一日の王」映画賞のベストテンにも選出はされないだろう。
だが、私の心にはいつまでも残り続ける。
そして、同じような作品に出逢ったときに、きっと思い起こすことだろう。
初恋の思い出のように……



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