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映画『メアリーの総て』 ……メアリーを演じたエル・ファニングに魅了される……




ブログ「一日の王」を愛読して下さっている方には、
なぜ私が映画『メアリーの総て』を見に行ったのかが、
すぐに判ったことだろう。
そう、私の大好きなエル・ファニングの主演作だからだ。


12月15日に公開された作品であるが、
いつもの如く、佐賀県での上映館はなく、(笑)
で、これまた、いつものように、福岡(KBCシネマ)まで見に行ったのだった。



19世紀、イギリス。
作家を夢見るメアリー(エル・ファニング)は、


折り合いの悪い継母と離れ、父の友人のもとで暮らし始める。
ある夜、屋敷で読書会が開かれ、
メアリーは“異端の天才詩人”と噂されるパーシー・シェリー(ダグラス・ブース)と出会う。


互いの才能に強く惹かれ合う二人だったが、パーシーには妻子がいた。
情熱に身を任せた二人は駆け落ちし、


やがてメアリーは女の子を産むが、


借金の取り立てから逃げる途中で、娘は呆気なく命を落とす。
失意のメアリーはある日、
夫と共に滞在していた、悪名高い詩人・バイロン卿(トム・スターリッジ)の別荘で、


「皆で一つずつ怪奇談を書いて披露しよう」
と持ちかけられる。
深い哀しみと喪失に打ちひしがれる彼女の中で、
何かが生まれようとしていた……




フランケンシュタイン』という小説が出版されたのは、1818年3月11日。
ちょうど200年前のことだ。


当時、匿名で出版されたこのゴシック小説は、
後に、18歳のメアリー・シェリーによって書かれた小説であることが判明。
文学史に名を残す女流作家でありながら、
これまでヴェールに包まれてきた彼女の波乱に満ちた人生を、
この映画は克明に描いている。
なによりもメアリーを演じたエル・ファニングが素晴らしい。
可憐で聡明、そして不幸であるほど才能が開花してゆくメアリーを、
エル・ファニングは魂が乗移ったかのように演じている。


脚本を渡されて、
「次の主演作でメアリー・シェリーを演じない?」
と言われた時に、エル・ファニングは、
〈確か学校の英語の授業で彼女の名前を聞いたことはあるな……〉
くらいの認識しかなかったという。
ネットで検索して、脚本を読んで、
メアリーが『フランケンシュタイン』を弱冠18歳で書いたということを知り、
天と地がひっくり返るくらいの衝撃を受けたそうだ。
そしてメアリーの波乱に満ちた人生を、
〈今の世の中だからこそ描かれるべきだし、彼女の存在を人々に知ってもらわなければいけない……〉
そして、
〈これは私がやるべき、やりたい!〉
と心の底から思ったという。


映画は、メアリーとパーシー・シェリーのロマンチックな恋の始まりから描かれている。
パーシーは誰が誰を愛しても構わないし、誰と誰が寝てもいいという自由恋愛主義者。
妻子がいながら、メアリーを口説く。
メアリーも最初は彼の自由な考えに惹かれ、受け入れるが、
次第にパーシー以外だれも必要ないということを知る。
パーシーは金持ちの家のボンボンで、
最初は裕福な生活をしているが、
やがて父親から勘当され、借金生活に陥る。
借金取りが家に押しかけるようになり、
病気の赤ちゃんを抱えて雨に濡れながら逃げたことが原因で、
メアリーは愛する娘を亡くす。
次々に悲劇に見舞われ、打ちのめされるメアリー。
だが、彼女はどんな不幸に見舞われても、その不幸に立ち向かえる強さを持っている。
パワフルで、それでいて感受性が豊かで、
作家になるために生まれてきたようなメアリーを、
エル・ファニングは実に力強く、かつ繊細に演じている。


それにしても、エル・ファニングの美しさはどうだ。




主人公がどんな状況に陥っても、
エル・ファニングの凛とした美しさが物語を暗いものにしない。


これほどまでにエル・ファニングの美をスクリーンに焼き付けたのは、
『少女は自転車にのって』で各国の批評家から絶賛を浴びた、
サウジアラビア初の女性映画監督・ハイファ・アル=マンスール


エル・ファニングの美だけでなく、
すべてのシーンが極上の映像美に彩られており、
この映画を“見るべきもの”にしている。


どのシーンでそんな話になったのかは忘れてしまったんだけど、ハイファ監督に「あなたが女性で本当に良かった!」って言ったことがあるの。監督は、若い女性でいることの気持ちだったり、年を重ねた女性が経験する様々な困難を、とてもよく分かっている。
今回は編集もプロデューサーも女性だし制作陣は女性ばかり。この映画には沢山の強い女性キャラクターが登場するけど、その力強さは撮影中にも、女性の制作陣から感じられたのよ。メアリーの物語を描くにあたって、女性チームが制作を支えたということは、素晴らしく大切な要素だったと思う。


エル・ファニングはこう語っていたが、
女性が本を出版するには匿名にしなければならないほど女性がまだ差別されていた時代と、
男女同権の欧米とは違うサウジアラビアで生まれ育ったハイファ監督の人生が繋がり、
女性を主人公にした、
女性スタッフによる、
女性映画として、
本作『メアリーの総て』は特別な輝きを放っているような気がした。


メアリーは著名な作家である両親の陰に埋もれず、思い通りに生きていくために闘い、想像を絶するほどの喪失と悲哀を経験した。メアリーの人生の悲しい出来事が、怪物に反映されているのがわかり、胸がいっぱいになったわ。

とは、ハイファ監督の弁。

エル・ファニングに逢うために見た映画であったが、
学びの多い作品であった。
12月15日に公開されているが、
ほどんどの地方都市では、来年(2019年)に公開されるようだ。(コチラを参照)
(佐賀でもシアターシエマで3月1日公開が決定)
映画館で、ぜひぜひ。



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