
5月7日(日)
午前8時11分。
ここは、愛媛県西条市禎瑞難波。
燵灘に面した堤防に佇む、年老いた男が一人。(笑)
この男、いったい何をしようというのか……
(というようないつものパターンで始まるシリーズものといえば……)
そう、「海抜0メートルから登る○○山」。

私は、これまで、
標高が日本で一番高い「富士山」、
標高が九州で一番高い「宮之浦岳」、
標高が中国地方で一番高い「伯耆大山」、
標高が佐賀県で一番高い「経ヶ岳」、
標高が長崎県で(登ることが可能な山で)一番高い「雲仙普賢岳」、
その他、
北アルプスの「剱岳」、
北アルプスの「白馬岳」などでも、
海抜0メートルから登ってきた。
〈もうそろそろやめてもいいかな……〉
と思っていたのだが、
標高が西日本で一番高い「石鎚山」には、
まだ海抜0メートルから登っていないことに気がついた。
で、今回実施したのは、
海抜0メートルから登る「石鎚山」(1982m)。
スタート地点をどこにするかは、いつも悩むことではあるが、
今回は、愛媛県西条市の海に面した禎瑞難波という場所に決めた。
(実は、ここに来るまでに、けっこう時間がかかっているし、けっこう歩いてもいる)

朝の空はどんよりとしており、
海も鈍色であった。

「登山靴を海水に浸ける」というスタートの儀式。

8:16
出発。
石鎚山は、まだあんなに遠い。
(写真の中央奥にある山塊)

ズーム。
V字になっている所の(向かって)左が弥山と天狗岳)
今日は、あの石鎚山の中腹にある成就社まで行くつもり。
距離も遠いが、
その前に立ちふさがる山々を越えて行かなければならないことに気が滅入る。
いや、ワクワクする。(爆)

カーブミラーがあったので、自分撮り。
下に「注意」の看板がないので、「要注意人物」と書けず。(笑)

9:00
伊予氷見駅前を通過。

※地形図の、上(北)から下(南)へ歩いている。

県道142号線へ合流する。

この辺りから、早くも道に傾斜が……

9:29
松山自動車道の下を通過。
ここは遍路道でもあるようだ。

※地形図の、上(北)から下(南)へ歩いている。

歩いている道が、県道142号線であることを時々確認する。

突き当り(県道12号線)が、黒瀬峠である。

※地形図の、上(北)から下(南)へ歩いている。

この分岐は、左へ。
(ちなみに右は、四国第60番札所・横峰寺へ続く)

黒瀬湖の美しい風景を左に見ながら歩いて行く。

※地形図の、上(北)から下(南)へ歩いている。

極楽寺を右に見ながら進んで行く。

※地形図の、上(北)から下(南)へ歩いている。

11:23
坪石バス停前を通過。

右に見える川の水が、めちゃくちゃ美しい。

11:53
今宮道の入口である「河口」に到着。

※地形図の、上(北)から下(南)へ歩いている。
※「河口」の手前でGPSの軌跡が乱れているのは、トンネルのような所を通過した為。

ロープウェイができる前は、この「河口」が登山口として賑わっていたようだ。
旅館街もあったようだが、今は、廃墟となっている。

12:00
さあ、ここから登って行く。

石鎚古道とも言うべき今宮道は、
ロープウェイができてからは、登山者の少ない道になってしまっている。
※地形図の、上(北)から下(南)へ歩いている。

最初から、杉や檜の植林帯がずっと続く。

面白味のない道だが、
ふと下を見ると、マムシグサのようなものが咲いている。
よく見ると、ユキモチソウだ。

サトイモ科テンナンショウ属の多年草。
花の中央に雪のように白い餅に見える付属体があることから雪餅草と呼ばれる。

三重、奈良、四国の限られた地域に自生する。
逢えて嬉しい~

もうかつてのように信仰者が登らなくなった所為か、
廃屋となった建物が多い。

途中、3度ほど舗装された道を横切るのも、やや興醒めだ。
(舗装された道をかなり歩かなければならない箇所もあるので要注意)

樹齢800年の「今宮の大杉」前を通過。

植林帯にも飽きてきた頃、

ふと下を見ると、チゴユリが群生していた。

嬉しい。

植林された木が少なくなってきて、
自然林の新緑が目立ってきた頃から、

登山道沿いには、春の花々が現れ始めた。
まずは、ワチガイソウ。

大好きな花なので、嬉しい~

美しい~

これは、エンレイソウのような感じだけれど、
淡紫色を帯びているので、ムラサキエンレイソウかな。

エンレイソウの変種で、花が紫色をしており、
紫色は外花被片で、
緑色の内花被片と合わせ、被片が6枚ある。
エンレイソウにはこの内花被片がない。

この他、
ヤマブキや、

ヤマルリソウや、

まだ開花していなかったが、
ヤマシャクヤクなどもあり、
私を大いに楽しませてくれた。

14:40
リフトが見えてきたら、今宮道も終わりを迎える。

※地形図の、上(北)から下(南)へ歩いている。

15:07
成就社に到着。

※地形図の、上(北)から下(南)へ歩いている。

予約していた宿で宿泊手続きをし、
まだ時間に余裕があったので、
片道30分、往復1時間ほどの、
アケボノツツジが咲く黒川山へ向かった。
途中に、ミツバツツジが咲いていたのでパチリ。

15:44
そして、黒川山に到着。
時間が時間なので誰もいない。
アケボノツツジを独り占めなのだ~(笑)

得も言われぬ美しさ。

イイね~

青空を背景にパチリ。

そして、明日登頂予定の石鎚山を背景にパチリ。
黒川山に30分以上も滞在し、
一人、アケボノツツジを存分に楽しんだのだった。
明日は石鎚山に登頂するよ~
