
私は、呆然と立ち尽くしていた。
私は、幻を見ているのか?
まさか、九千部岳のヤマボウシでもあるまい。
それにしても、山肌を雪のように白く染める花の、
何と見事なことか……

昨日、山仲間から花情報が舞い込んできた。
なんと、金立山のタムシバの花がピークを迎えているそうだ。
しかも、今年は、
3年周期でやってくる“当り年”で、
それはそれは見事な咲きっぷりとのこと。
だが、タムシバの見頃は1週間ほどしかなく、
すぐに散ってしまうらしい。
ならば、行かねばなるまい。
今日は、他の山へ行く予定であったが、
急遽、予定変更。
金立山へ向かったのだった。
途中、立ち寄った某所で、
金立山の北斜面を眺める。
びっくり仰天。


想像以上のタムシバの大群生である。


こんな風景は、
本当に九千部岳でヤマボウシを見て以来だ。
期待に胸がふくらむ。

急いで、大峠へ向かう。
山仲間の情報だと、
この大峠からのルートがイイらしい。
大峠に到着し、
準備をしていると、
一台の車が到着した。
降りてきたのは、なんとSさん。
あの東尾根ルートや后ヶ浦ルートを整備されている方で、
これまで金立山で二度ほどお会いしており、
今日は三度目の出会い。
この大峠からのルートは、マイナールートで、
かつてはかなり荒れていたらしい。
それを、Sさんが、
東尾根ルートや后ヶ浦ルートと同じように、
この大峠ルートも整備されているのだそうだ。
山仲間が「以前より歩き易くなってました」と言っていたが、
このSさんの尽力の賜物であったのだ。
大峠登山口を、Sさんと一緒に出発。

よく整備された道を登って行く。

雰囲気の好い自然林の道が続く。

しばらく歩くと、
木々の間から、タムシバが見えてきた。

いいね~

大きな鉄塔の下を通る。

「大小野」から「大楮」へ抜ける道を横切る。(写真の右から左へ)
ここは「ぎちょう峠」というらしい。

見上げると、
タムシバの花がいっぱい。


青空に映える。


道の両側は、タムシバの木がたくさんある。

キョロキョロしながら歩いて行く。

素晴らしい道だ。

まさに、タムシバ・ロード。


密生した花々。

青空に白い花をちりばめたよう。
なんて美しいんだろう。

分岐にさしかかる。
左は、金立山山頂へ。
右は、楮原へのルート。
Sさんが、楮原ルートを案内して下さるとのことで、右へ。

この楮原ルートも、タムシバの花盛り。

しかも大きな木が多くて、見事。

圧倒される。

この分岐も右へ。

右側が崩落している場所にはロープが張ってある。
この楮原ルートもSさんが整備されているそうだ。
感謝。

これが、タムシバの木。

見上げると、高い!

この先にある岩場が、いつものSさんの休憩場所とのこと。

この岩場からも、タムシバの花が見えた。

しばし休憩し、
登山道の整備をされるというSさんと別れて、
私は山頂へ向かった。

山頂直下で見た風景。

金立山山頂に到着。

しばらく、山頂付近を、タムシバのビューポイントを探して歩き回る。


ここもイイね~


ここが一番かな?

美しい~
大満足のタムシバ観賞登山であった。

下山するときも、
木々の間からタムシバを眺めながら下って行った。

それにしても、大峠ルートのなんと素晴らしいことか!


登山口に到着。

約3時間の山歩きであった。

帰路、レンゲソウを見つけてパチリ。
今日も「一日の王」になれました~
