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映画『娚の一生』 ……「足キス」が話題の、大人のための愛の物語……


昨年(2014年)の12月10日に、
映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』 
のレビューを書いたとき、
私は榮倉奈々について、次のように記している。

私が映画で榮倉奈々を初めて見たのは、
『僕は妹に恋をする』(2007年)だった。
以降、
『東京公園』(2011年)
アントキノイノチ』(2011年)
のぼうの城』(2012年)
図書館戦争』(2013年)
などを見てきたが、
それほど演技が上手いというわけでもないし、
これまで出演した映画が超傑作というワケでもないのだが、
彼女には独特の存在感があり、
どの出演作も印象深いものにしている。
それは本作でも変わらなかった。
今後、
娚の一生』(2015年2月14日公開予定)
図書館戦争 THE LAST MISSION』(2015年10月公開予定)
などの出演作が控えていて、
娚の一生』の方のポスターが公開されたのだが、
豊川悦司榮倉奈々に足キスしているという、
ちょっとショッキングなものであった。
西炯子の人気漫画『娚の一生』が原作で、
原作ファンの間で有名な(足キス)シーンらしいが、
果たして、どんな映画になっているのか、
ハラハラ、ワクワク、ドキドキしながら、待ちたいと思う。(コラコラ)


その『娚の一生』が公開されたので、
さっそく見に行ってきた。

東京で仕事に追われる毎日を送りつつ、
辛い不倫の恋をしていたOLの堂薗つぐみ(榮倉奈々)は、
なにもかもに疲れ、
仕事を辞めて祖母が暮らす田舎の一軒家でひっそりと暮らし始める。


祖母が亡くなり、葬儀の後、
祖母を慕っていたという中年男性の海江田醇(豊川悦司)が現われる。
52歳の独身で、角島大学の哲学科教授をしているという海江田は、
生前、祖母から鍵を預かっていたと言い、
強引にその家の離れに住みついてしまう。
つぐみに一方的に好意を抱いた海江田は、
食事もつぐみと一緒に摂るようになり、
奇妙な同居生活が始まる。


そんな図々しい海江田に戸惑いを隠しきれないつぐみだったが、
一緒に暮らすうちに少しずつ心を開いていく……



漫画が原作なので、
もっと現実離れした突飛な物語なのかと思っていたが、
ストーリーの流れも自然な、
佳作とも呼ぶべき、なかなか作品であった。

この作品の舞台は、鹿児島(漫画の中では角島)のようで、
それらしき地名や駅名などが出てくるし、
鹿児島弁のような方言が飛び交うし、
盆踊りにかかる曲も「鹿児島おはら節」であった。
調べてみると、
原作者の西炯子が鹿児島県出身とのことで、
「なるほど」と頷いたことであった。

西炯子(にしけいこ)】
鹿児島県出身。高校在学中、JUNE(サン出版・当時)でデビュー。プチフラワー、月刊flowers(ともに小学館)をはじめ、多誌で活躍中。現在、月刊flowersで「ふわふわポリス 比留ヶ谷交番駅前始末記」のほか、6誌で連載中。最新作「娚の一生」(全3巻)は、「このマンガがすごい!2010」(宝島社)オンナ編で第5位を獲得したほか、「THE BEST MANGA 2010 このマンガを読め!」(フリースタイル)で第6位を受賞。マンガ大賞ブクログ大賞にもノミネートされている。 その他の代表作に「ひらひらひゅ~ん」(新書館、既刊3巻)、「STAY」シリーズ、「亀の鳴く声」「電波の男(ひと)よ」などがある。


某インタビューで、西炯子は次のように答えている。

──「娚の一生」の舞台のモデルになった場所は、故郷の鹿児島県ですか?

そうです。つぐみが住む家は、あれ、まんま私の母方の祖母宅ですね。

──西さんの作品の舞台は鹿児島を思わせるところが多いですけど、それは自分の思い入れが働いているからですか?

いつか鹿児島に帰ろうと思っているので、地元に媚を売っている……というのは冗談ですけど(笑)。私は東京でもう20年ほど暮らしていますけど、当然ながら東京に子供の頃の思い出がないんですよ。大人になって分別をもってからの東京しか見てないので、東京に対して深く思い入れることができないんですね。自由にイメージを広げられる架空のユートピアっていうのは、自分が育った土地しかないので。そうなると鹿児島を描くしかないんですよ。私の作品では架空の角島県という場所ができているので、ここでだったら何をしてもよかろう、と(笑)。

主人公・つぐみを演じた榮倉奈々も鹿児島県出身であるし、
だからこそのキャスティングだったのかもしれない。

実は、私(タク)は、
鹿児島県(父)と長崎県(母)とのハーフである。(コラコラ)
薩摩隼人の血が半分流れている。
だからかもしれないが、
私が好きになった女優には鹿児島県出身が多い。
小西真奈美」しかり、
桜庭ななみ」しかり、
愛華みれ」しかり、
稲森いずみ」しかり、
そして、「榮倉奈々」しかりである。

話が脱線してしまったが、
この鹿児島らしき、つぐみが暮らす田舎の一軒家とその周辺の風景が、
とても素晴らしいのだ。
ロケ地も鹿児島……と思いきや、
残念ながら、三重県伊賀市内を中心に撮影が行われたそうだ。(笑)
伊賀市では、ロケ地マップも作成したとか。
近くだったら、ぜひロケ地巡りをしたいのだが……








素晴らしいロケ地の風景に、
主人公・つぐみを演じた榮倉奈々が実に自然に馴染んでいて、
風景と榮倉奈々を見ているだけで、
なんだか癒されるような感じであった。
演技も、キャリアを重ねるごとに上手くなっているし、
2013年4月に公開された『図書館戦争』(←クリック)の続編である
図書館戦争 THE LAST MISSION』(2015年10月公開予定)も控えているので、
楽しみに待ちたいと思う。


海江田醇を演じた豊川悦司も良かった。


原作者の西炯子は、
先程とは異なるインタビューで、次のように語っている。

映画化にあたり、私から一つだけお願いをしました。それは、海江田役を演じるのは、ネイティブに関西弁が話せる方にしてほしいということ。そこで大阪出身の豊川悦司さんが候補に挙がり、快諾していただけました。撮影現場でお会いした豊川さんと榮倉奈々さんは、現実離れした頭身の持ち主で驚きました。特に、豊川さんは漫画に出てくる海江田のビジュアルにそっくり! ご本人らしさよりも、漫画を忠実に再現することに注力してくださって、恐れ多かったです(笑)。

原作者の期待通り、
やわらかい関西弁で、つぐみを優しく包み込む、
少年の心を持った中年男を実に巧く演じていた。


タイトルが『娚(おとこ)の一生』なので、
海江田醇(豊川悦司)の一生ということなのか……
と思っていたが、
どうやら、少しニュアンスが違うらしい。

──「娚」という字は本来は一般に「めおと」と読みますよね。これで「おとこ」と読ませているのは、どういう意図ですか?

「男の一生」だと海江田だけが主人公だと思われてしまうかもしれないから、「女」という字をくっつけました。つまり、モテそうなくせして初恋の女の人のイメージからずっと逃れられないでいる、そこで一生を終わるかもしれなかったんだけども、またつぐみに恋をして花開いてしまった男の話がひとつ。もうひとつは女性なんだけれども、社会的には男として生きている節があって、うっかりすると男として生きていかざるを得ない女性の話という。まあ最終的につぐみは海江田と出会って女性としての立ち位置に戻るんだけど。あとは、この字はなんだろうって思わせようという姑息な考えを……(笑)。

と、原作者の西炯子は語っている。
「娚」という字は、見る者に様々なことを想像させるし、
原作者のたくらみ(?)は成功していると言えるだろう。


主演の榮倉奈々豊川悦司と同じくらいに良かったのは、
つぐみの親友・岬を演じた安藤サクラ
主演した、
『百円の恋』(←クリック)
『0.5ミリ』(←クリック)
での素晴らしい演技が強く印象に残っているが、
本作では出演シーンは少ないものの、
さすがの演技で、作品を盛り立てていた。
安藤サクラに関しては、
主演作『白河夜船』(2015年4月25日よりテアトル新宿ほか全国順次公開公開予定)が控えているので、こちらも楽しみに待ちたいと思う。


この他、
つぐみの心を揺さぶる元カレ・中川を演じた向井理や、


つぐみの祖母・十和の友人を演じた木野花


海江田の戸籍上の姉を演じた濱田マリが堅実な演技で脇を固めていた。


最後に、
あの話題になった「足キス」シーンは、
映画の後半に用意されている。


「足キス」をしたことがある人もない人も、
「足キス」をされたことのある人もない人も、
映画館で、ぜひぜひ……




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