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ナント美術館展(佐賀県立美術館) ……優雅で、華麗な、魅惑の作品群……


美しいものは心を幸福にしてくれる。
風景、しかり。
音楽、しかり。
文学、しかり。
絵画、しかり。
男にとっては、女性、しかり。
美しい女性に囲まれていれば、
たいていの男は幸福なのである。(オイオイ)

誤解を恐れずに言えば、
私は「熱しやすく冷めにくい」人間である。(笑)
(美しい)女性をすぐに好きになってしまう。
しかも、困ったことに、冷めにくい。(笑)
だから、現在、好きな女性は1000人くらいはいる。(爆)
だが、安心してほしい。
私の好きになる(熱する)対象は、周囲の女性ではなく、
「国内外の映画女優」もしくは「小説や絵画の中の女性」だからである。
でなかったら、もうとっくに人生を踏み外して、
悲惨な末路を迎えていたことだろう。(なむなむ)

美しい女性を見たとき、
私は男に生まれて良かったと思う。
美しい女性を見て、女性も「美しい」と感じるだろうが、
男以上にそれを感じることはないように思う。
男は、「美しい」と感じると同時に、言いしれぬ幸福感に包まれる。
「よくぞ男に生まれけり」と思う瞬間である。
これは、生身の人間だけでなく、
小説のヒロインや、絵画の中の美女に出逢ったときにも感じることだ。

生身の人間に恋することを「恋愛」というならば、
小説や絵画に描かれている人物に恋することは、「愛」(へんあい)というらしい。
私は昔から「恋愛」もしてきたが、「愛」もたくさんしてきた。
野菊の墓』(伊藤左千夫)の民さんにや、
『谷間のゆり』(バルザック)のアンリエートには、
もう40年以上恋しているし、
ジョン・エヴァレット・ミレイの絵画「オフィーリア」に逢えたとき(←クリックしてみて)の感激は、
今も忘れることができない。

現在、佐賀県立美術館で、「ナント美術館展」が開催されている。
フランス西部の古都、ナント市のナント美術館は、
19世紀初めに創設された15のフランス地方美術館の中でも、
屈指の歴史と伝統を誇っている。
そのコレクションは、
13世紀のイタリア絵画から 始まり、
17世紀のフランドルやオランダ絵画、
充実した19世紀のフランス美術、
さらに20世紀にまで及ぶ豊かかつ多彩な内容を誇っている。
今回の美術館展は、ナント美術館の優れたコレクションの中から、
19~20世紀フランス絵画の諸相を紹介する展覧会で、
フランス絵画の頂点といえる黄金時代の19世紀、
ロマン主義から印象派、そして、20世紀のモダンアートの出現に至るまでの、
その時代の流れを示す代表的な画家たち47人、60点の作品を展示している。
このなかに、私の好きな女性(絵画)が数人混じっている。
今日は、その女性たちに逢いに行ってきた。

佐賀県立美術館に到着。


「フランスの宝石箱」というキャッチフレーズは、言い得て妙。


さあ、いよいよご対面だ。


一人目は、イッポリート・フランドランの「フィレンツェの女性」(1840年)。
入場口より入って、すぐ右側に展示してあったので、ビックリ。
心の準備がまだできていなかったので、ドギマギしてしまった。


フランドランは「ナポレオン3世の肖像」で名をはせた肖像画家。
この絵は30歳のときの作品。
白い肌と、白いドレス。
透き通るような肌と、まばゆいばかりのドレス。
この美しさに派手な装飾はほとんど必要なく、
シンプルな装飾品が女性の美しさを一層引き立てている。

フィレンツェの女性」の隣に掛けられていたのが、
ジャン・レオン・ジェロームの「羊の角をつけた女性の頭部」(1853年)。


赤毛の髪から生えた角が印象的で、神秘的でさえある。
一度見たら決して忘れることができない作品。
ジェロームは、フランス・アカデミズムの巨匠で、
神話や歴史をテーマに数々の名作を遺しているが、
この作品も、ギリシャ神話に登場する羊の角を持つ神「パン」をイメージしたものと思われる。

そして、「羊の角をつけた女性の頭部」の隣に掛けられていたのが、
ポール・ドラローシュの「ピコ・デラ・ミランドラの幼少期」(1842年)


フランスのロマン主義の画家、ポール・ドラローシュの作品で、
上品な若い母親が赤ちゃんに聖書を読んであげている絵だが、
この子供がピコ・デラ・ミランドラ。
ちなみに、ピコ・デラ・ミランドラは、
1463年生まれのネサンス期の人文主義者・神秘思想家。
絵のタイトルからして、主役は子供の方なのだが、
母親の美しさが際立った作品。


手の指の美しさにも魅せられてしまった。


この3作品に共通しているのは、
女性が全員、目を伏せていること。
伏し目がちの女性は、一層美しく見えるし、神秘的に見える。

会場の奥に進んで行き、
最も逢いたかった女性と対面する。
オーギュスト・トゥルムーシュの「手紙」(1883年)。


1996年(1月5日~2月4日)に福岡市美術館で「ナント美術館展」が開かれたとき、
パンフレットの表紙を飾っていたのが、この絵だった。
このパンフレットから切り取った絵を、
私はずっと(17年間)自分の部屋の書棚の横に貼り付けていた。
それほど愛着のある作品である。
なぜ「手紙」というタイトルかというと、
花束に隠れるほど小さな手紙を、彼女が読んでいるのだ。
手紙は、たぶん、花束に添えられていた恋文。
優雅で華やかな女性の佇まい。
単純で地味な背景にすることで、女性の華やかさが一層引き立っている。
いつまでも見ていたい作品である。

「手紙」の右横にあったのが、
ジュール・エリー・ドローネーの「ステファニー・ブルセの肖像」(1871年)。


人気のあった肖像画家ドローネーの作品のなかで、
最高に美しいと称えられているのが、この絵なのだ。
名のある家柄の出身なのだろう、
品のある顔立ち、それに品の良いドレスと耳飾りが、エレガントさを際立たせる。
伏し目がちな女性の絵が多いなか、
こちらを見ている眼は自信に満ち、誇り高く、威厳さえ感じさせる。
背後の植物と青みがかった背景、それに赤い扇子が効果的で、
彼女の美を一層引き立てている。

20世紀フランス絵画のコーナーでは、
タマラ・ド・レンピッカの「バラ色のキゼット」(1927年)が素晴らしかった。


キゼットは、レンピッカの幼い娘なのだが、
本能に生きた伝説の女流画家の娘らしく、挑戦的な眼差しは、
白い服や靴下とは裏腹に、スキャンダラスで、官能的でさえある。

この他、クロード・モネの「ヴェネチアのゴンドラ」、


オギュスト・ルノアールの「アネモネ」、


アルフレッド・シスレーの「モレ=シュル=ロワンの運河沿い」など、


魅力的な作品が多く展示されている。
ナント美術館展は、
平成25年1月25日(金曜日)~3月10日(日曜日)の会期なので、
残り10日となった。(月曜日休館)
ぜひぜひ。


帰りに佐賀県立図書館に立ち寄ると、
ナント美術館展に合わせて、
画集などの展示コーナーができていた。
こちらにも、ぜひぜひ。



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