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映画『スマグラー おまえの未来を運べ』 ……今年後半NO.1の傑作かも……


今年の紅葉はイマイチのようだ。
って、見には行ってないけど……(笑)

紅葉登山した人のHPやブログを見ても、
くすんだ色、褪せた色、ぼやけた色が、ほとんど。
やはり、
夏が猛烈に暑くて、
秋に急激に寒くならないと、
色鮮やかな紅葉は見られないのかも……
って、あまり興味はないけど……(爆)

そういえば、最近、
暑いのか寒いのかはっきりしない日が続いている。
先行き不透明な日本の将来を象徴してるかのよう……

雨の休日。
こういう日に山に登るのも面白いが、
今日は、映画を見に行くことにする。
なんやかんやで、
最近、あまり映画に行けてない。(「それだけ行ってりゃ十分」ってか?)
見たい映画がどんどん貯まってきているので……(笑)

まず、
好きな俳優がたくさん出演している映画
スマグラー おまえの未来を運べ』
を見たいと思った。
妻夫木聡永瀬正敏松雪泰子満島ひかり安藤政信……


これだけでも十分凄いのに、
脇役で、高島政宏、松田翔太大杉漣阿部力小日向文世なども出ているのだ。


見ないわけにはいかないだろう。
でも、ハズレということもある。
ブログで論じるほどでもなかったら、もう一作見ようと決めていた。

映画館は人でいっぱいだった。
雨で行き場を失った人々が、(大袈裟な)
「映画でも見ようか……」
と、流れて来たに違いない。

でも、その観客の多くは、
『三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』や
『ステキな金縛り』や、
猿の惑星:創世記』などが目的だったのか、
スマグラー おまえの未来を運べ』を選んだ人は少なかった。
私を含め、わずか5人。(オイオイ、ちょっと少な過ぎだろう!)
PG-12指定だし、
イタい、グロい……との噂が飛び交っていたし、
まあ、仕方ないか……(笑)

で、映画はどうだったかというと……
これが凄い傑作だったのだ。
今日はもう一作見ようかと思っていたのだが、
「もう、この一作で十分」
と言えるほどの満足感を得たのだった。

砧涼介(妻夫木聡)は、役者志望の25歳フリーター。


役者への夢に挫折し、
パチスロ店でつまらない儲け話に乗って失敗、
多額の借金を背負う。
砧は借金返済のために、
裏社会の便利屋・山岡(松雪泰子)の紹介で、


秘密の運送屋=スマグラーの仕事をすることになる。
運送の仕事を仕切るジョー(永瀬正敏)とジジイ(我修院達也)とともに、
初仕事にかかった砧だが、
依頼された荷物はなんと、田沼組組長(島田洋八)の死体だった。


スマグラーの仕事の仕事は、危険な荷物の運搬と処理。


高額報酬の理由はそこにあったのだ。
一方、組長を失った田沼組の幹部、西尾(小日向文世)、河島(高嶋政宏)らが動き出す。


そして、その様子を冷ややかに見つめる組長の若妻・田沼ちはる(満島ひかり)。


いつしかチャイニーズマフィア最強にして伝説の殺し屋二人組、
背骨(安藤政信)と内臓(テイ龍進)の名前が挙がり、


やがて砧たちのもとに新たな依頼が舞い込む。
それは想像を絶する代物だった。
当然、失敗は許されない。


だが、砧はその人のよさが災いして、人生最悪の失敗をしてしまう。
もはや死を覚悟するしかないのか?
絶体絶命の大ピンチの中、
これまで真剣に生きることを放棄してきた彼が、初めて自分で決意し、
一世一代の賭けに打って出る。
果たしてその運命は……
(ストーリーはパンフレットより引用し構成)


妻夫木聡
以前、彼のことを、
《彼の優れている点は、個性が強すぎないこと。
 何色にも染まる柔軟さがあり、
 いったん染まると、その色に成りきる力強さも併せ持っている》

と述べた。
今回は、個性的な俳優陣に囲まれ、
一見、彼が不利な状況のように見え、心配したが、
その無色性によって、かえって演技が際立ち、すごく良かった。
石井克人監督は、憧れの監督であったらしく、
「どんな役でもいいからやりたい」
と以前より思っていたようで、その心意気がビシバシを伝わってくるような演技だった。


永瀬正敏
目の据わりがハンパじゃなかった。
やさぐれ感プンプン。
主人公を食った演技のようでありながら、寸止めでそれは抑えられている。
主人公を引き立てつつ、己の演技はいかんなく発揮している。
神業の演技。
スゴイの一言。


安藤政信
もう一人の主人公は、間違いなく彼だ。
CGやハイスピードカメラを利用したアクションシーンをスタイリッシュにこなし、
しなる肉体、
松田優作ばりの目のむき方、
どれをとっても文句のつけようがない。
彼の演技を見るだけでも、チケット代は、十分にモトが取れる。




松雪泰子
もともと漫画原作のキャラクターを演じるのは得意で、
白鳥麗子でございます!』をはじめ、
これまでにも様々なキャラクターを演じてきている。
今回は、裏社会で生きるゴスロリ女社長役。


原作ではもともと男性の設定だったが、
映画化にあたり、
「お金も大好きだが、かわいいものも大好き」
という美貌の便利屋に変更された。
男ばかりの出演陣の中で彼女を見ると、
なぜかホッとできるから不思議。
そのあたりの効果も監督は狙っていたのだろう。
その期待に応え、彼女も見応えのある演技をしている。


満島ひかり
いまや、あらゆる監督に引っぱりだこの彼女。
『悪人』(2010年)や『一命』(2011年)での好演が記憶に新しいが、
この作品でも存在感のある演技で魅せる。
抑揚のない声で、棒読みのような喋り方をするのだが、もちろん演技。
組長の若妻役で、特に作品後半には重要な役割を果たす。
彼女が出ているというだけで、その映画を見たいと思う……最近の私は。


その他、
高島政宏、


松田翔太


大杉漣


阿部力


小日向文世


我修院達也らが、
アクの強い演技で、作品をしっかり支える。


特に、高島政宏は、怪演、いや壊演(私の造語)で、
メッチャ盛り上げる。(拷問シーンはスゴイぞ~)

エンドロールのときに流れるsuperflyの「愛をくらえ」も


死と隣り合わせの闇社会を描いているので、
当然のことながら、暴力シーン満載。
映画に安心と平穏だけを求める人は見ない方がイイが、
秘密の運送屋(スマグラー)と一緒に、闇を突っ走ってみるのも面白いものだ。
万人受けする映画ではないので、年末の賞レースに絡んでくるかは判らないけど、
私の中では、今年後半NO.1の作品かも……
あと2ヶ月あるので断言はできないけれど、傑作であることは間違いない。
石井克人監督、やはり只者ではない。



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