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映画『サマーウォーズ』 ……夏の奇跡が生まれた瞬間を見た……


今年の夏は、北アルプス槍ヶ岳から常念岳を歩いて、久しぶりにキラキラした眩しい夏を過ごした。
若き日に戻ったような感覚を味わった。
やはり夏は「イイなぁ~」とあらためて思った。

少年時代、いや青年時代にも、夏は待ち遠しいものだった。
ところが中年の坂を登り始めると、夏はしんどいものになってくる。
暑い、寝苦しい、喉が渇く、バテる……あまりイイことはない。
年齢を重ねる毎に夏を越すのが辛くなってくる。
それでも我々は心のどこかで夏を待っている。
社会人になって、学生時代のような夏休みはもうないのに、なぜか夏休みを待っている。
夏祭り、海水浴、高原、避暑地、キャンプ、花火、打ち水、蝉の声、入道雲、スイカ、かき氷、朝顔、夏木立、浴衣、夕立、緑陰、ひと夏の恋……すべて懐かしいし、郷愁をそそる。

夏には物語が似合う。
夏を舞台にした物語は星の数ほどあるが、私個人としては、映画では『おもいでの夏』や『八月の濡れた砂』が、TVドラマでは韓流ドラマの『夏の香り』がすぐに思い出される。
映像は、めくるめく夏を再現してくれる。
素晴らしい夏を、あたかも自分自身が体験したかのような気分にしてくれる。

今日、『サマーウォーズ』というアニメ映画を見に行った。
数ヶ月前から、映画を見に行く度にこの作品の予告編を見ていたので、ぜひ見てみたいと思っていた。
タイトル通り、夏を舞台にした作品だ。
「夏」と「戦争」。
……かつて『ぼくらの七日間戦争』という映画があった。
宮沢りえ主演の素晴らしい映画だった。
ちょっとそれを思い出した。

主人公の名は、小磯健二。
17歳の高校2年生。
数学オリンピックの日本代表候補。


夏休み、あこがれの先輩・夏希にバイトを頼まれる。
そのバイトとは、夏希のフィアンセ役を演じるというもの。
夏希の実家がある長野県の田舎へ連れて行かれるが、待っていたのは陣内一族の大黒柱・栄おばあちゃんとエネルギッシュな親戚たち。


篠原夏希。
18歳の高校3年生。
篠原家の長女。
陣内栄の曾孫にあたる。
剣道部に所属する校内のアイドル的少女。
「今度来るときには、お婿さんを連れてくる」という栄との約束を果たすため、夏希は健二にフィアンセのバイトをお願いしたのだった。


田舎の大家族の一員としてドキドキの体験をしている時、健二は不思議なメールを受信する。
幾百もの数字の羅列……数学が得意な健二は、その難問に挑み、徹夜して解答を導き出す。
そしてその答えを返信する。
まさかそれが「世界の終わり」への引き金になるとも知らずに……

デジタル仮想都市OZ(オズ)。
ショッピングモールやエンタテインメント施設はもちろん、公共機関の窓口や医療データベースも完備しているネットの中のもうひとつの世界。
ここでは、自分の分身となるキャラ【アバター】を設定して、現実世界と変わらない生活をネット上で送ることができる。
このデジタル仮想都市OZで異変が発生。
リンクする現実社会でもトラブルが連発する。
その原因が、健二が徹夜で導き出したあの解答にあったのだ。
TVで犯人として報道される健二。
「エッ、ボクが犯人?」
驚愕した健二は、仮アバターを使いOZの中に入って行くのだった……

いや~、面白かったです。
素晴らしい作品でした。
監督は、2006年にアニメ映画『時をかける少女』で話題をさらった細田守
所々に宮崎駿作品を彷彿させる場面もあり、新作『サマーウォーズ』は、スケールと独創性において、前作をはるかにしのぐ出来映えと言ってイイ。
世界に通じる作品だと思う。

田舎の夏の風景。


ネット上の仮想都市。


あこがれの先輩。


怪物との対決。


大家族。


……いろんな要素を取り込み、デジタルなネット社会と、アナログな古き良き時代の田舎の大家族を平行して描きながら、本当に大切なものは何かを提示してくる。

私の好きな「夏」を感じさせる場面も秀逸。


好きなカットも多い。




この夏、オススメの一作である。



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