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映画 『容疑者Xの献身』 ……原作を上回る出来で、「実に面白い!」……




最近はテレビを見なくなった。
まったく見ないわけではないが、昔に比べると、見る時間が極端に減った。
今年の夏など、北京オリンピックの中継は一度も見なかった。
開会式や閉会式も見ていないし、どんなことが行われたかも知らない。
知りたいとは思わないし、知る必要もない。
TVドラマもほとんど見なくなった。
年々面白いドラマは減っていくし、私自身のTVドラマに対する関心も薄れていっている。
連続ドラマを最後まで見たのは、昨年放送された『ガリレオ』が最後だ。
ガリレオ』は、2007年10月15日から12月17日まで、フジテレビ系列で、毎週月曜日の21:00~21:54(通称「月9」枠)に放送されていた、全10話の連続TVドラマ。
原作は、東野圭吾の小説で、探偵ガリレオシリーズ中の短編小説集第1作『探偵ガリレオ』と、第2作『予知夢』。
物理学科准教授・湯川学(福山雅治)が、新人女性刑事・内海薫(柴咲コウ)の依頼を受けて、明晰な頭脳で事件のさなかに起きる超常現象を解き明かして事件を解決する。
原作では湯川の相方は草薙刑事(北村一輝)であるが、テレビドラマ版ではドラマに華を添えるため女性刑事の内海に変更された。


このドラマを見るようになったキッカケは、第一話で湯川が薫に言った次のセリフを聞いたからだ。
「例えば君が犬のうんちだとしよう」
美男の福山雅治が、美女の柴咲コウに、こう言い放ったのだ。
薫が膨れっ面で不快感を示し、ここから軽妙でコミカルな掛け合いが始まる。
〈ウマイ!〉と思った。
この「例えば君が犬のうんちだとしよう」で始まるやりとりで、主人公の二人がどんな性格の人物かが理解できた。
そして、この二人の会話をもっと聞きたいと思った。
これは後で知ったことだが、このドラマの脚本家である福田靖は、某インタビューでこう語っている。
《第一話に関していえば、犬のウンチの会話なんですけど、あそこができたときに初めて「あ、こんな感じ」っていう。そこからスタッフ全員がこれだけは絶対カットしないでくれって言われて。「あ、こういう感じ」と、つまり理屈っぽくて、ユーモアがあって、お互いの関係やそういったものが出せるという、こういう会話がいつも、毎回毎回できればいいなというイメージ》
唐沢寿明広末涼子香取慎吾堀北真希深田恭子釈由美子久米宏など、毎回ゲストを迎えてのドラマ展開も面白かった。
北村一輝渡辺いっけい真矢みきなど、他の出演陣も充実していた。

挿入歌のKOH+福山雅治柴咲コウのユニット)による「KISSして」も良かった。


平均視聴率も21.9%を記録、すぐに映画化も決まった。
そして今年公開されたのが、映画『容疑者Xの献身』である。
10月4日より公開され、現在、観客動員300万人。
興行収入は38億を記録し、実写の日本映画としては久々の4週連続1位を記録している。

公開されて一ヶ月以上も経つのに、なぜまだ見に行っていないのか?
それは、原作となっている小説の『容疑者Xの献身』を読んでいたからだ。
読んで3年も経つのに、その読後感の悪さを私の脳が憶えていたからだ。

花岡靖子は娘・美里とアパートでの二人暮らし。
物語は靖子の元夫、富樫慎二が彼女の居所を突き止め、訪ねてきた事から始まる。どこに引っ越しても疫病神のように現れ、暴力を振るう富樫を靖子と美里は大喧嘩の末、殺してしまう。今後の成り行きを想像し呆然とする母子に救いの手を差し伸べたのは、隣人の天才数学者・石神だった。彼は自らの論理的思考によって二人に指示を出す。
そして3月11日、旧江戸川で富樫の死体が発見される。警察は花岡母子のアリバイを聞いて目をつけるが、捜査が進むにつれ、あと1歩といったところでことごとくズレが生ずる事に気づく。困り果てた草薙刑事は、友人の天才物理学者、湯川に相談を持ちかける。
すると、驚いたことに石神と湯川は大学時代の友人だった。彼は当初この事件に傍観を通していたが、やがて石神が犯行に絡んでいることを知り、独自に解明に乗り出していく。
天才数学者と天才物理学者の、殺人事件をめぐる隠蔽と解明が激しい攻防を生む長編ミステリー。そしてクライマックスでは倫理を超える真実の全貌が明かされる。
      (ストーリーはフリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)より引用)

天才数学者といわれる石神のアリバイ工作に無理があり、結局、この男が余計なことをしなければ、花岡靖子と娘の犯罪は情状酌量の余地があり、もっとも軽い刑ですんだのではないか……ということだ。
どこが天才なのかさっぱり解らない……というのが私の素直な感想であった。
ということで、映画を見に行こうか行くまいかと迷っていたのだが、今日(6日)思い切って見に行ってきた。
そして、見た感想はというと――これが、傑作と言っていいほど良かった。
原作の欠点が、見事に修復されていたのだ。
天才数学者・石神の役を堤真一が演じているのだが、堤真一が原作の石神のイメージと違いすぎるので心配していたが、彼の演技力でカバーしていて、それほどの違和感はなかった。
堤真一は、数学者に縁のある男優で、フジテレビ系で2000年10~12月に放送されたテレビドラマ『やまとなでしこ』でも、慶明大学理学部数学科卒業後マサチューセッツ工科大学に留学した経験をもち、最終回で、数学を学ぶために再び留学する男の役を演じていた)


花岡靖子役の松雪泰子もなかなか好演していた。


原作の読後感と違って、映画の方は、見終わっても心地よさが残った。
エンドロールと共に流れる「最愛」を聴きながら、満足感に浸った。


最後の最後、『ガリレオ』のテーマ曲「知覚と快楽の螺旋」で締めくくったのも良かった。


この映画、評論家の間では評価は高くないが、一般ではすこぶる高い。
私が今日見てきた感じでは、一般の人たちに軍配が上がりそうだ。

このブログを書き終えた後、ビッグニュースが飛び込んできた。
再来年のNHK大河ドラマ龍馬伝』の主人公・坂本龍馬役に、福山雅治が決まったとのこと。
脚本は『容疑者Xの献身』と同じく福田靖
再来年が楽しみだ!

【追記】
書き忘れたのですが、この作品で登山のシーンがあります。
石神の趣味がなぜか「登山」ということで、湯川と一緒に山登りするをするのです。
つまり、堤真一福山雅治が一緒に登山をするのです。
しかも冬山。
堤真一は『クライマーズ・ハイ』で経験済みですが、福山雅治はおそらく初めてなのでは……?
福山雅治の登山姿を見ることができるだけでも、この作品を見る価値はあるかもしれません。
MILLETやMAMMUTのザックやアウターを身につけ、12万6000円もするGPSまで携帯しているのが、ちょっと初心者らしくないし、無人小屋泊まりにしてはザックがちょっと小さい……など、ツッコミどころはあるのですが、貴重な映像です。



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