
からつ勤労者山岳会の9月の月例山行は「涌蓋山」。
参加したのは26名。
週間天気予報では9月21日はずっと「晴れ」の予報だったのに、直前で「雨」に変わった。
雨具を着用しての登山を覚悟する。
8:05
地蔵原登山口に到着。
すぐに出発準備をする。
この時点では、まだ雨は降っていなかった。
準備ができたところで、一般参加の方もおられたので、輪になって自己紹介をする。
その後、皆でラジオ体操をして、各自ストレッチ。
8:21
地蔵原登山口より出発。

この地蔵原登山口周辺には、花がたくさん咲いていた。
キツリフネがいろんな花の中に混じって雑草のように咲いていたので驚いた。

クサフジの鮮やかな色が特に目立っていた。

8:28
涌蓋山が見えてきた。
だが上の方は雲に隠れている。

樹林帯に入ると、急に薄暗くなった。
ある場所ではギンリョウソウがたくさん見られた。

ツチアケビを発見!
ウィンナーソーセージのような異様な形に皆驚く。

9:11
林道に出る。
ここまでの50分間、けっこう急な坂道が続いたので、ホッとした。
だが、この辺りから雨が降ってきた。
雲の中に入ったのだろう。
全員、雨具を装着。

9:24
林道をしばらく歩き、右にある登山道に入る。
雨が激しさを増してきた。
おまけに急坂が続き、滑る斜面に苦労する。
この状態が1時間以上も続き、皆、疲労困憊。
昨年6月の大船山を思い出す。
途中、いくつかの花も見かけたが、写真に撮る余裕はなかった。
10:36
ようやく涌蓋山山頂に到着。

雨のために全く展望はなく、ガッカリ。
でも山頂には、マツムシソウやアキノキリンソウ、ヤマラッキョウなどが所狭しと咲いていて、癒される。


10:51
涌蓋山山頂を出発。
滑る斜面を注意しながら下る。
途中、イヨフウロを発見!

9月7日に登った雲仙で見たフクオウソウも咲いていた。

11:46
雨はさらに激しくなり、雨宿りできそうな場所もなく、少し樹木のある場所で昼食にする。
木の下にいても、絶え間なく雨の滴が落ちてくる。
シートを被ったり、傘をさしたり、皆いろいろ工夫して食べていた。
食事をしていると、牛さんがぞろぞろとやってきたのでビックリ。

12:14
激しく降る雨、それに牛さんに見られていることもあって、早々に昼食を切り上げる。
エスケープルートを使っての下山も検討されたが、予定通りミソコブシ山に向けて歩き出す。
ワレモコウを写真に撮っていたら、雨が小降りになってきた。

ミソコブシ山の斜面を登り始めたあたりから雨が止み、展望が得られるようになった。

12:28
ミソコブシ山山頂に到着。

涌蓋山方面を眺める。
垂れ込めていた雲はすっかりなくなっていた。

続いて、くじゅう連山方面を眺める。
これほどの展望が得られるとは予想していなかったので、驚く。
あの昼食時の激しい雨は何だったんだ……と、しばし茫然。

阿蘇方面の眺めも素晴らしい。

根子岳の姿もはっきり見えた。

阿蘇方面から右に目を転じる。
御前岳、釈迦ヶ岳、渡神岳などが連なる方面には、雲海が見られた。

押し寄せて来る荒波のような美しい光景に目を奪われた。
エスケープルートを使って下山しなくて本当に良かった。
あの激しい雨の後に、山の神様はこんなに素晴らしい風景を我々に用意して下さっていた。
感謝!

12:40
ミソコブシ山を出発。
天候も回復し、足取りも軽やかになる。

ミソコブシ山を下りた所で、振り返る。
美しい山の形にウットリする。

ママコナの群落地を通り抜ける。

13:25
休憩して雨具の上着を脱ぐ。
13:39
一目山にとりつく。

13:54
一目山山頂に到着。

一目山からの展望も素晴らしかった。

涌蓋山方面を振り返ると、我々が歩いてきた山々の連なりが見えた。

最初は激しい雨が降り、どうなることかと思ったが、今回も素晴らしい山行であった。
あの雨がなかったら、この雨上がりの風景も見ることができなかったのだ。
あの雨がなかったら、これほど風景に感動することもなかったような気がする。
あの雨にも感謝しなければならない……私はそう思った。
すべてのものに感謝し、皆で万歳三唱をする。
からつ労山の皆の声が、周囲の山々に木霊していった。