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映画『ラスト、コーション』……非情の愛、極限の愛……


2007年ヴェネツィア国際映画祭グランプリ《金獅子賞》に輝く『ラスト、コーション』。
ブロークバック・マウンテン』でオスカーを受賞したアン・リー監督作品。
いろんな意味で、見たいと思っていた映画だ。
佐賀で良質の映画を提供し続けてくれている【シエマ】で、3月末から上映されている。
佐賀県で見ることはできないのではないかと思っていたので、上映が決まった時は嬉しかったし、早く見に行きたいと思っていた。
4月に入ってからの休みは、いずれも登山に出かけていたので、今日こそはと思っていた。
今日の上映は13時25分からだったので、午前中は紀伊国屋書店で地図を買い、県立図書館で本を15冊借りた。

世界遺産 屋久島の撮り方』三好和義小学館
屋久島、もっと知りたい 自然編』中田隆昭(南方新社
屋久島 日常としての旅路』日吉眞夫(麗澤大学出版会)
縄文杉に会う』立松和平講談社
屋久島 高地の植物』川原勝征(南方新社
『「屋久島の森」のメッセージ』山尾三省(大和出版)
屋久島ジュウソウ』森絵都集英社
屋久島の森のすがた』金谷整一・吉丸博志編(文一総合出版
屋久島の山岳』太田五雄(八重岳書房)
『山からの贈り物』田部井淳子角川学芸出版
『風の天主堂』内田洋一(日本経済新聞出版社
『山の旅 本の旅』大森久雄(平凡社
『焚き火の焚きつけ』黒田薫(つり人社
『山は真剣勝負』山田哲哉(東京新聞出版局)
『座右の良寛松本市壽(アートデイズ)

15冊のうち9冊が、屋久島関係の本。
屋久島に行く前に、しっかり勉強しておかなくては――。
ちなみに、『屋久島ジュウソウ』を読むのは三度目。
『山は真剣勝負』を読むのは四度目。
この2冊は、何故かしらよく借りて、何度も読む。

さて、本日のメインイベント……映画『ラスト、コーション』。
いや~、素晴らしかったです!
本当に見て良かった!


《あらすじ》
1942年、日本占領下の上海。
人々に恐れられた、傀儡政権下特務機関の顔役イー(トニー・レオン)。
イー暗殺の命を受け、彼の元へと忍び寄る女スパイ、ワン(タン・ウェイ)。
ワンはイーを誘惑し、やがてその魅力で彼を堕とすことに成功し、一目をはばかる危険で激しい逢瀬を重ねるふたり…。
戦時の節、明日をも知れぬ死と隣り合わせの彼らは、背負う任務こそ敵対すれど、肌を重ね合わせるそのひとときだけ、愛の深淵を享受し、そしてひとつになる事ができるのだ。
しかし運命の時は刻々と迫っていた――。
ワンはイー暗殺計画を遂に決断する。


トニー・レオンの演技も素晴らしかったが、私は何と言ってもタン・ウェイの魅力に取り憑かれてしまった。
この女優は凄い!
オーデションで約1万人の中から選ばれたそうだが、その美貌と体当たりの演技に、完全にノックアウトされてしまった。
スッピンの時の初々しさ、化粧をした時の妖艶さ。
そしてベッドシーンの清楚でありながら淫らな表情。
どう言ったらいいか……この女優には「覚悟」があるように思った。
中途半端な「覚悟」ではなく、命をかけたような本物の「覚悟」。


人生最大のテーマは人を愛すること。
心にとどめるには残酷すぎる美しさだ。
タン・ウェイがしがみついて離れない…。
――奥田瑛二

パンフレットに書かれてあった奥田瑛二の言葉が、すべてを語っているように感じた。
私もしばらくはタン・ウェイの幻影から逃れられそうにない。


暴力的なまでにお互いを激しく求め合う、スリリングで危険に満ちた禁断の愛。
その末に待っているものは――
この映画の中国語タイトルは『色|戒』
Lustは、仏教用語で「色」「欲」「感情」。
cautionは、「戒め」「誓い」。
ラスト、コーション』と言われても、何のことだか解らないが、『色|戒』なら、なんとなく解る。
そして、この映画は、特に「色」の方ばかりが話題になっているが、本当は「戒」の方が重要なテーマなのかもしれない。
エンドロールに流れる美しい音楽を聴きながら、私はそう思った。



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