
映画を映画館で見るのが好きだ。
テレビで見る映画と、映画館で見る映画は、はっきり言って別物だ。
映画館で見た映画を、テレビで見ても、映画館で見たときの感動は得られない。
だからなるべく映画館に足を運ぶようにしている。
映画を見るとき、世間の評判や、映画評論家の評価などはまったく気にしない。
自分が見たいものを見る。
私の好きな監督、私の好きな女優、私の好きな土地が舞台、私の好きな小説が原作…
私が映画を見る理由は様々だが、「私の好きな…」が私の絶対的な選択基準。
薬師丸ひろ子と小雪が出ているという理由だけで、2年前『ALWAYS 三丁目の夕日』という映画を見た。
映画自体にはそれほど期待していなかっただけに、感動が大きかった。
肩を震わせ、声を出して嗚咽しそうになって、必死で堪えた記憶がある。
2年経った今でも、その時の感動は忘れてはいない。
茶川竜之介(吉岡秀隆)と古行淳之介(須賀健太)とのやりとりで泣き、
鈴木トモエ(薬師丸ひろ子)と星野六子(堀北真希)とのやりとりで泣き、
茶川竜之介と石崎ヒロミ(小雪)とのやりとりで泣いた。
もう一度見たくて、二度目は母と姉を連れて見に行った。
そして、ストーリーは全て分かっているのに、2度目も大泣きしてしまった。

今日、その続編である『ALWAYS 続・三丁目の夕日』を見に行った。
先入観なしで見たかったので、予告編や、ネットでの評価など、まったく見なかった。
必要なかった。
私は続編が見られるだけで良かった。
続編が見られるだけで、嬉しかった。
私には、一つだけ知りたいことがあった。
その後の石崎ヒロミ(小雪)の消息である。
左手をかざして、じっと指先を見ていたヒロミの姿が忘れられなかった。
今回のこの続編は、その私の望みを見事に叶えてくれた。
小雪の演技が素晴らしかった。
そして、またまた泣かされてしまった。

この『ALWAYS 続・三丁目の夕日』には、前作にも増して名言が多かった。
それぞれの人物が語る言葉のひとつひとつが胸に染みた。
特に、ラスト近くに夕日を見ながら古行淳之介(須賀健太)が語る言葉が良かった。
この作品を象徴するかのような言葉だった。
この続編には、前作には登場しなかった俳優も出ていて、
ヒロミの先輩の踊り子に手塚理美、
淳之介が通う小学校の先生に吹石一恵、
トモエの昔なじみの男に上川隆也、
ヒロミに好意を抱く男に渡辺いっけい、
など、随所でキラリと光る演技をみせていた。
上映時間は2時間26分とのことだったが、アッという間だった。
もっともっとこの映画の中に浸っていたかった。
近いうちに、また母と姉を連れて、再度見に行きたいと思っている。