高市早苗首相は、26日放送された「news23」の党首討論(収録は25日)で、統一協会の内部文書とされる「TM特別報告書」について「明らかに誤り」「出所不明の文書」と発言した。

れいわ新選組の大石晃子共同代表が「自民党も維新も、今スキャンダルじゃないですか。維新は国保逃れね。自民党も統一教会との文書が出てきた」と発言した。これに対し、首相は「それ名誉毀損(きそん)になりますよ。出所不明の文書について」と指摘。大石氏が「報道もされてるし、名誉毀損なんかになりえない」と反論すると、首相は「その文書なるものを見ましたけれども、明らかに誤りです」と主張した。
「TM特別報告書」は、韓国検察が韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領側に金品を贈ったとして、旧統一教会の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁らを捜査する過程で発覚したもので「出所不明の文書」ではない。いま総裁は政治資金法違反などの罪で起訴され公判中だ。
また、高市氏が「誤り」というのは、以下の箇所で、ほんとうは奈良県出身なのに神奈川県出身だとしていることだ。
「高市氏に関しては、安倍元首相が強く推薦しているということと、神奈川県出身であるため、その現場の高市氏の後援会と我々とは親密な関係があります」
たしかに「誤り」なのだが、この文章で言いたいのは、高市氏と安倍氏の関係性と神奈川県の高市氏の後援会と統一協会との「親密」さである。高市氏は、その「親密」さをも「誤り」と言い切れるのか。
『毎日新聞』のファクトチェックでは、報告書を「明らかに誤り」とする首相の発言は「ミスリード」だとしている。
《教団はこの報告書について、検察側が教団の元世界本部長、ユン・ヨンホ被告=請託禁止法違反罪などで公判中=から押収したものの一部と思われる「内部向け資料」との見解を示している。
教団の徳野英治元会長は報告書について、毎日新聞の取材に対し「私の報告が含まれるのは事実だ」と認めている。
つまり、報告書は徳野氏らの報告に基づき、ユン被告が作成したものの一部である可能性が高く、「出所」が全く不明とは言いがたい。
一方、報告書の内容については首相が指摘するように、首相の出身地を「神奈川県」と記載するなど誤りを含むのは事実だ。
ただ、事実が裏付けられた記述もある。報告書で「元々マッチング家庭(会員)だった」と記載された長島昭久・前衆院議員は今月7日、X(ツイッター)で事実関係を認めた。
また、佐藤啓官房副長官は毎日新聞の取材に対し、自身の妻が教団の「応援集会」に参加していたとする報告書の記述について「私の代理として妻が参加したことは事実だ」と認めた。
これらの事実を踏まえると、報告書について「明らかに誤り」とする首相の発言は、報告書の記述が全て虚偽であるとの誤解を与える余地が大きく、「ミスリード」だといえる。》【藤田剛】(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20260131/ddm/012/040/091000c
さて、統一協会における「日本の復帰」である。これは日本を「天一国」にする過程で、韓国に完全にひれ伏させ、韓国に奉仕する国に作り変えることを意味する。
以下は、国際勝共連合の会長、梶栗正義氏の2018年10月18日の報告である。
「特に、お母様は天正宮の集会において、日本国家復帰に関して深刻かつ貴いお言葉をくださり、我々をご指導くださいました。
日本という国が歴史的に蕩減すべき過去、日本指導者たちの歴史認識問題と共に、特に安倍首相については7日間原理修練を受けさせると同時に、夫人を結びつけて祝福を受けるようよく導かなければならないという祝福と激励のお言葉をくださいました。
お母様は、日本という国が過去100年史において韓民族に与えた罪について柳寛順烈士を例に挙げられるなど日本の罪を強調されながらも、天の父母様が人類救済6000年の歴史をかけて準備してこられた真の父母様を日本という国と指導者たちが正しくお迎えして一つになり、天の摂理を助けて天が期待する役割を果たし遂げる時、初めてその蕩減を脱することができるとおっしゃり、天が準備された時と歴史的な使命についてお言葉をくださいました。
私は、お母様が日本の蕩減をお話しされているにもかかわらず、そのお言葉の中に愛と生命を感じ、そのお言葉の中に溶け込んでしまいたい衝動を覚えました。天の父母様の真の愛の中で再出発できる契機となったようです。お母様の愛の前に改めて伏して感謝を捧げます。」
2018. 10. 18
梶栗正義
安倍首相に7日間原理修練させよ、そして夫人を結びつけて祝福を受けさせよと真のお母様True Motherが言っているという。またもや、背筋がぞぞっとなるが、彼らは本気である。
蕩減とは、統一協会では、罪を消滅させるために必要な代償を払うという独特な意味を持つ言葉である。日本のリーダーを洗脳して、日本という罪深い国家に代償を払わせようとしている。
この集団を「愛国者」を自認する保守派が容認し、手を組むというのが私には理解不能である。

注)報告文中に出てくる柳寛順(ユ・グァンスン、1902年-1920年)は、朝鮮の独立運動家で「独立の乙女(パラン・セ)」、「韓国のジャンヌ・ダルク」として尊敬されている。ソウルの梨花学堂(梨花女子大学校の前身)の学生として1919年の三・一独立運動に参加。両親は憲兵の銃撃で殺され、彼女は逮捕されたあと、拷問を受け、1920年9月28日、17歳(数え年で18歳)で獄中で亡くなっている。
(つづく)