統一協会の「復帰」(Restoration)思想はきわめて独特で、人類史は、神の側が奪われたものを取り戻す過程ととらえる。
アダムとエバ(イブ)の堕落により、本来は神側に属すべき「長子」つまり第一の立場(主導権・優先権・相続権)がサタン側に奪われたと説かれる。これを「長子の逆転」という。
カイン(長子)がサタン側、アベル(次子)が神側になってしまったので、これを逆転させて本来の形に戻さないといけない。現実の世界に当てはめると、日本がサタン側(エバ国家)で韓国が神側(アダム国家)となり、韓国は日本から「長子権」を奪い返さなくてはならないとされる。
日本は植民地支配をはじめ過去の罪を背負う立場であり、献金・人的支援・従属によって「長子国家」であるべき韓国を助ける立場にある。教団の資金の7割は日本で集めているとされるが、サタン側である日本人からお金をむしり取るのは当然なのである。
長子権復帰は「三大復帰」の一つで、父母権復帰、王権復帰もあり、それはまた今度学ぶことにして、この「復帰」というキーワードに注意しながらTM特別報告を読んでいくと、背筋が寒くなることがある。
報告の最後に「天一国 6年 8月 23日(陽暦 2018年 10月 2日)」と彼らの独自の暦が登場する。天一国とは最終目標の「天宙平和統一国」という地上天国のこと。天という字は、二の間に人が挟まった形をしている。アダムとエバが一つになり、神と人が一つになった世界だそうだが、問題は、統一協会はこれを単に宗教上の「国」ではなく、現実の国家にしようとしていることである。
なぜ、反日的な教義をもつ統一協会が、懸命に自民党を応援し、政権に食い込もうとするのか。それを根底で支えているのが「復帰」という思想だと思われる。
2018年10月2日の徳野英治氏(神日本家庭連合会長)報告より
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「そして梶栗会長が非常に嬉しい報告をしました。それは安倍政権が本日、新たに第4次内閣組閣を行い、まず大臣(長官)発表をし、副大臣と政務官という大臣の次のポストまで含めれば、今後、相当な数の我々と縁のある国会議員が多く任命されるものと期待しています。その最終結果は後日報告申し上げますが、本日はまず、新たに発表された大臣および大臣級の重要ポストに我々と非常に近い国会議員が6名選ばれました。簡単に報告申し上げます。
① 福岡出身の衆議院議員原田義昭は環境大臣に任命されました。
この議員は今年8月のブラジルでのILCと大会に参加した国会議員の一人で、8選の第一のベテラン議員です。実は2015年に日本統一教会が家庭連合に名称変更する際、非常に大きな貢献をしてくれた国会議員です。我々と本当に近く、我々の集会には必ず来てくれるほどの人物です。

② 吉川貴盛という北海道出身の衆議院議員は農林水産大臣に任命されました。
この人物は自民党本部で経理局長、すなわち資金管理を長年担当してきて、自民党内では非常に信頼の厚い人物です。この国会議員も我々と非常に近い人物です。私自身も二度、1対1でこの国会議員と会談したことがあります。
③平井卓也という四国香川県出身の衆議院議員はIT担当大臣に任命されました。
真のお母様が2014年に松が美しい『栗林公園』を訪問されたことがありますが、その松が美しい公園がある香川県出身の国会議員です。この人物もピースロードイベントなどを通じて我々と非常に近い人物です。
④下村博文という衆議院議員は安倍首相と近く、『安倍首相の心腹』と呼ばれており、また我々とも非常に近い人物です。
この人物は今回、自民党内の憲法改正推進本部という、健康保険法改正において大変重要な、実務総責任者に任命されました。

⑤ 今回の組閣で多くのマスコミを驚かせたのは、山下貴司という岡山県出身の衆議院議員です。53歳で、しかも当選回数3選という国会議員の中ではまだ経験が浅い人物ですが、今回法務大臣に抜擢任命されました。
山下議員は今年7月の善進様(韓鶴子総裁の子息)をお迎えした岡山1万人大会にも参加され、また昨年6月と12月の5千人ファミリーフェスティバルにも最初から最後まで参加し、私の講演を最初から最後まで聴いた国会議員です。また山下議員は東京大学法学部出身で、米国コロンビア大学ロースクールに留学しており、その後、日本でも優秀な検事として勤務した経歴もあります。本当に素晴らしい経歴ですが、まさか若い山下議員が法務大臣に起用されるとは私を含め誰も想像しておらず、日本全国民がかなり驚いています。
本当に真の父母様の天運によるものとしか言いようがありません。
⑥萩生田光一という東京出身の衆議院議員は、我々と安倍首相との間を斡旋してくれる、本当に安倍首相の愛弟子と言える議員ですが、今回も自民党幹事長代行という与党である自民党内の重要な核心ポストを継続することになっています。この萩生田議員がこれまで三度、我々と安倍首相との会談をセッティングしてくれた人物です。
上記のように、計6名の我々に近い国会議員たちが安倍内閣の大臣および大臣クラスのポストに任命されました。これから副大臣と政務官という大臣の次のポストの人事が発表されます。我々と近い国会議員たちが続けてさらに多く任命されるものと考えられます。
したがって、我々と近い国会議員たちが安倍内閣の核心に多く入っているということは、それだけ我々の意見が安倍内閣に反映されやすいと客観的に考えても間違いありません。
真のお母様が望まれる国家復帰に向かって、私と梶栗会長が一つになり、さらに推進してまいります。」
天一国 6年 8月 23日(陽暦 2018年 10月 2日)
神日本家庭連合 会長 徳野英治 拝上
(つづく)