算数の授業で生成AIを活用する
前回は国語授業での生成AI活用について紹介しました。
今回の記事では、算数の授業で生成AIを活用する方法について紹介します。
誤答の分析
誤答の原因がわからないことってありませんか?
子どもたちも自分で何がわかっていないのか認知できていないことは多いです。
そのようなときに生成AIで誤答の分析をさせると便利です。


どうしてその誤答が生まれるか簡単な説明が出力されます。
指導ポイントまで生成されるため、授業内でサッと生成AIを使うことでどうアプローチするか作戦を瞬時に立てることができます。
誤答を作成する
誤答の作成も容易です。
誤答の取り上げは単に間違いを修正する意味もありますが、理解を深めたい場合にも効果的です。
生成AIを使えば授業内ですぐに誤答を作ることができます。

続いて、誤答をしてしまう児童へのアプローチ方法について聞きました。

この時刻と時間の問題では、つまずいてしまう児童に対して生成AIの回答の③の支援を私はよく行います。
複数示されるため、各自に応じた方法を提供することができます。
難易度別の類題を作成する
教科書に記載されている問題の類題で練習させたいときに、難易度別の類題を作成することができます。

難易度別の問題は簡単に作れるわけでないので、非常に助かりますね。
パフォーマンス課題の作成
パフォーマンス課題とは、知識やスキルを実際の状況や具体的な場面でどのように活用できるかを評価するための課題のことです。
単に知識を問うテストとは異なり、学習者が持っている能力や理解度を、実践的で具体的なパフォーマンス(行動、作品、発表、問題解決など)を通して測定します。
こうした難易度の高い問題は作成するのが容易ではないため、生成AIの活用に適しています。



日常生活の場面が取り上げられています。
この問題に取り組むことで、算数で習得した知識や技能の汎化が期待できそうです。
思考過程を明らかにする
やや主観的ですが、問題を解く際には思考の手順なるものがあると思います。
その思考過程を生成AIに解説させます。


この思考過程を示すことで、問題が解けなかった子は考え方がわかります。
問題が解けた子は自分の考えと比較ができます。
1人ずつ生成AIを使えるようになれば、こうした使い方が可能となり個に応じた学びが実現するだろうと感じています。
子どもの学びを深める質問を考える
授業をしていて、子どもたちが基本的事項を理解できている様子であれば、一歩踏み込んだ発問をすると理解が深まり、子どもたちの思考力にも働きかけることができます。
その探求的な発問を生成AIに考えさせました。

事前に想定しておくに越したことはありませんが、子どもたちの様子を見ながら、その場で生成AIを使うだけでも十分に対応できます。
公式の理解を促す
算数の公式を正しく理解するために、噛み砕いた説明を生成AIに考えさせることができます。


うさぎの例などは簡単で子どもたちも理解しやすいでしょう。
やや難解な公式や概念も平易な言葉で説明されます。
ちなみにこのうさぎの場面をClaude3.7でアニメーション化しました。
www.youtube.com
将来的な活用方法にはなりますが、複数のAIを使えばこのようなことが授業内で実行できます。
生成AI活用により、授業内での対応力が向上
特に算数では数種類の問題を解いて考えることがメインとなるため、他教科よりも瞬時の対応が多く求められます。
もちろん私たちの経験や知識を活用しますが、それに加えて生成AIを補助的に活用して、誤答の分析や概念や公式の説明などをさせることにより、私たちの対応の質も上がります。
45分や50分の授業内で多くの手立てを子どもたちに提供できると感じました。
もちろん、事前に想定しておくべきですが授業は生もの。
何が起こるかわからないため、生成AIは頼れる相棒になると思います。
それでは、今回はここまでにします。
次回は理科での活用を紹介します!

(image FX)