研究支援ツール「Deep Research」とは?
OpenAIのDeep Researchは、ChatGPT内で利用できる新機能で、ユーザーが提示した複雑な課題に対し、AIがインターネットを検索し、関連するオンラインソースから情報を収集、分析、統合して、まるで研究アナリストが作成したかのような詳細なレポートを生成します。
従来、専門家が手作業で行っていたリサーチ作業を、短時間で効率よく完結できる点が大きな特徴です。
処理にかかる時間は5分から30分と、課題の複雑さに応じて変動しますが、その結果は、引用元とともにレポートとして返されるため、信頼性の検証もしやすくなっています。
利用シーンとそのメリット
1. 専門的なリサーチ作業の効率化
金融、科学、法律など、情報の正確性が求められる分野では、最新の学術論文や統計データを迅速に収集・整理できるため、授業や研究、企業の意思決定支援などに役立ちます。従来は数時間、時には数日を要していたリサーチが、大幅に短縮されます。
2. 学生や研究者の情報リテラシー向上
Deep Researchは、情報源が明示されたレポートを出力するため、出典を確認しながら学習を進めることができます。これにより、学生や若手研究者は、信頼できる情報の選別や分析手法を学ぶことになります。
3. ビジネスやコンサルティングの迅速な意思決定
経営戦略や市場調査など、迅速な判断が求められるシーンでは、Deep Researchが集めた最新データとその分析結果が、意思決定をサポートする強力なツールとなります。企業はこれを活用することで、競争優位性を高めることが可能です。
早速使ってみた!
とりあえず「生成AIの教育利用に関する学術的研究」を調査させてみました。海外文献を含めるように指定しています。
挙動はこちらの動画から。
ちなみに時間が掛かったので4倍速しています。
詳しい内容を紹介していきます。
まず、ややアバウトなプロンプトだったので観点を示すよう言われました。

AIを使うには「問いたて」の力が必要ですね。反省です。
今回は「活用方法」に観点を絞って調査させました。
詳細なレポートが作成される
待つこと5分・・
以下のような、非常に詳細なレポートが作成されました。





正直、時間がかなりかかると感じましたが、完成品を見て驚きました。
当然ファクトチェックが必須にはなりますが、このような膨大なレポートを調査込みで5分程度でやってのけるなんて恐ろしいです。
これを人間が行えばどれだけの時間が掛かるのかわかりません。
そのまま対話を続けられる
調査結果が出力されてもそのまま対話を続けられるため、調査結果をもとにしてディスカッションをしたり、別の指示をしたりすることができます。
今回は調査結果を踏まえて生成AIの実用的かつ有効な活用方法を提案させました。




このDeep Researchは最終的に情報源を確認することは欠かせませんが、関心のあるテーマについて初めて調査する際にはかなり有用です。
教師の仕事は日々忙しいですが、このDeep Researchを使えば調査した先行研究や理論を踏まえた質の高い教育実践を行うことができます。
今現在は時間が5分程度掛かっていますが、この時間も短縮していくことが予想されます。
一体どこまで進展するのでしょうか。
2025年はAIの年ですね。
また別の活用方法などがあれば随時紹介したいと思います。