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かたつむりがやってくる たまちゃんのおつかい便 森沢明夫

森沢明夫さんの小説ですが、久しぶりに読みました。
いつも心が洗われるような感覚になれます。
ただ、強烈な印象がないため、内容は割と早めに記憶から消し飛んでしましますが、毎回本当にいいお話を書かれるなあと思っています。

今回のお話は田舎で買い物難民となっている高齢者のための配送販売をはじめた若い女性のお話です。
それだけでは小説にはならないので、彼女を取り巻く人やその背景といったものもたくさんあって、人間って結局一人で生きているわけではなく、様々な人と関わり合いがあって生きているんだと思えます。

主人公のたまちゃんこと葉山珠美が主人公ですが、常に彼女の語りではなく、その他の人物の語りもあり、そういうところからそれそれの登場人物の人となりが描かれます。
たまちゃんの実父は葉山正太郎。
若い頃はやんちゃなタイプ。
元漁師で現在は居酒屋「たなぼた」の主人。
亡き妻との間に生まれた愛娘がたまちゃんですが、今は後妻にフィリピン人のシャーリーンがいます。
このシャーリーンという人物とたまちゃんの関係がこの物語で語られることが多いのですが、ふたりとも悪い人ではないながら、うまくいきません。
たまちゃんにとっては義理の母、しかもフィリピン人で考え方も文化も違います。
父とシャーリーンとは非常に仲睦まじいことには特に悪い感情はないのですが、義理とはいえ母親。
母親として認められようとするシャーリーンと、絶対に認めたくない娘とのやり取りがなんともいい難いところです。
ささくれた感情をなだめてくれるのが一番大好きな祖母の静子。
母の実母でいつもたまちゃんの味方なのです。
そもそもこの大好きなおばあちゃんが買い物難民という事にならないようにと始めたビジネスがは過疎地域での配送販売なんですね。
静子ばあちゃんは物静かで素敵な女性であり、たまちゃんのことをとても大事に思っているのですが、冷静に状況を見つめています。
娘婿の後妻であるシャーリーンに対しても悪い感情はまったくなく、婿にも色々と感謝しているのです。
この小説の中で描かれるのは1年位の間の出来事ですが、様々なことがあります。
数少ない地元の同窓生、壮介が親の自動車修理工を引き継いでやっていて、たまちゃんの訪問販売のために格安の軽の冷蔵車を見つけてきます。
その軽自動車のペイント、デザインを手掛けたのが同窓生の真紀ちゃん。
東京で就職した彼女は、心に傷を負ったまま、引きこもり生活状態。
明るいたまちゃんに引きずられるように段々と心をひらいていくというのもあります。
たまちゃんのお客様は高齢者ですから、「死」というものが身近なんですが、この物語の中でもそういうシーンがあります。
なかなか泣かせてくれる物語です。
毎度のことながら、森沢さんの作品にはほっこりとする内容とジーンとする部分があって、本当に感情を揺さぶるのが上手いですよね。

なんだかんだといいながら結構読んでいます。
Kindle Unlimitedばかりなのは申し訳ないですが・・・

 

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