以下の内容はhttps://tails-of-devil.hatenablog.com/entry/2025/07/03/233200より取得しました。


映画「国宝」

画像は公式サイトより

妻と映画館へいってきました。
息子はこういう映画はパスですが、妻はネットで好評ということで見たいと。
私も気にはなっていました。
3時間に及ぶ長い映画ですが、長さはあまり感じさせない出来栄えでしたね。
人間の半生を描いているのでどうしても長くなります。
それは邦画でも洋画でも同じで、短く描くというのは難しいですね。

映画の概要

監督:李相日

脚本:奥寺佐渡

原作:吉田修一

公開日:2025年6月6日

上映時間:174分

キャスト

立花喜久雄(花井東一郎):吉沢亮

花井半二郎:渡辺謙

俊介(花井半弥):横浜流星

幸子(花井半次郎の妻):寺島しのぶ

福田春江:高畑充希

彰子(吾妻千五郎の娘):森七菜

藤駒:見上愛

吾妻千五郎:中村鴈治郎

梅木:嶋田久作

竹野:三浦貴大

立花権五郎:永瀬正敏

立花マツ:宮澤エマ

小野川万菊(人間国宝):田中泯

あらすじ

長崎立花組の親分である立花権五郎の子どもとして生まれた立花喜久雄。
抗争により落命した権五郎。
喜久雄は歌舞伎の部屋子として花井半次郎に引き取られます。
半次郎には跡取り息子である俊介がおり、喜久雄とは同い年。
育ちも立場も違う二人ですが、半次郎は息子の俊介(半弥)と別け隔てなく、喜久雄(東一郎)にも厳しく指導をします。
二人はライバルとしての気持ちもありながらも、共有する部分も多く、親友以上の仲でもあるのですが、歌舞伎の世界では「芸」だけでは成り立たず、「血」が物を言う世界。
二人は女形として人気を集めます。
そんな折、半次郎が怪我をし、代役として誰を立てるのか?ということになりました。
当然息子である俊介がなるべきところと周りは思っていましたが、半次郎が指名したのは喜久雄でした。
俊介は悔しいながらも喜久雄を祝福しますが、やはり耐えられず、歌舞伎の世界から失踪します。
そしてそのままの状態で月日は流れ、花井半次郎は花井白虎を襲名し、半次郎の名跡は喜久雄が継ぐことになりました。
しかし襲名式で吐血した花井白虎は間もなくなくなります。
そして俊介が帰ってきたのです。
俊介は歌舞伎界のサラブレッドとして母の幸子を筆頭に様々な力添えがありました。
逆に、後ろ盾がなくなった喜久雄は、歌舞伎の世界からどんどん遠ざけられていきます。
そんな折、喜久雄は芸姑との隠し子騒動に加え、歌舞伎界の大御所の娘とのスキャンダルで、ほぼ歌舞伎界から追放されたような形となります。
かつて晴れの舞台で活躍した歌舞伎役者が今や温泉旅館で舞うというドサ回りに身をやつしてしまいます。
そして月日が過ぎて、過去のこともほとぼりが冷めた頃、俊介の呼びかけもあり、二人は若い頃一緒に舞った題目を再び演じることになります。
しかし、それも長くは続きませんでした。
俊介は糖尿病で片足を切断することになります。
俊介は半次郎の演目であった「曽根崎心中」をどうしてもやりたいというのでした。
喜久雄は俊介とともに舞台に上がります。
俊介は最後まで立派に演じきりますが、反対側の足にも壊疽が周り、間もなく亡くなってしまうのです。
そんな親友以上の人間を失っても、喜久雄は半次郎として演じ続けていくのでした。
更に月日は流れ、喜久雄は花井半次郎として人間国宝となります。

感想

評判通りの作品でした。
きれいな映像。
そして主演である吉沢亮さんの演技も素晴らしかったです。
問題を起こして、しばらく謹慎中だったようですが、役者としては素晴らしいと思います。劇中で人間国宝である女形小野川万菊からきれいな顔立ちを褒められているシーンが有りましたが、本当に整った顔立ちでした。歌舞伎の世界からすれば付け焼き刃のような舞かもしれませんが、私のような素人から見れば、素晴らしい女形を演じていました。
共演の横浜流星さんも見事な演技でした。「正体」の映画も素晴らしかったですが、今回の映画も役どころは難しいと思います。歌舞伎役者の息子として生まれた苦悩とプレッシャー、そして同い年の才能ある人間との競争というなんとも言えない立場です。
脇を固める俳優さんたちも素晴らしく、見終えたあとの喪失感が結構ありましたが、やはりお互いのことを最もよく知る戦友のような俊坊が亡くなる前の「曽根崎心中」でのシーンなどは理屈抜きに感涙ものでした。
伝説のロックバンド、クイーンのボーカルであるフレディ・マーキュリーの障害を描いた「ボヘミアン・ラプソディ」を見たときと同じような感動がありました。
あのときも不覚にも涙を流していましたが、この映画も気がついたら頬を濡らしていました。還暦のジジイの涙なんてなんにも感動はありません。むしろ汚らしい?位かもしれませんが、まだまだ自分の心にも涙を流すだけの情感が残っているということでしょう。
ともかく、それは妻にも指摘されましたが、「泣いていないよ」と誤魔化しておきました。
歌舞伎なんて世襲でしょ、というセリフがありますが、まさにその通りで、この映画にも嫌と言うほどそういう点が見せつけられます。
そんなことを知ってもなお、部屋子の喜久雄に代役を指名した先代の半次郎(渡辺謙さん)が悪いんだ~と思っていましたが、あえてそれで良かったのではないか?という妻の感想もありました。
世襲の息子をそのまま歌舞伎の世界で簡単に生きられるようにすれば、そこまでの芸になってしまいます。
親の跡を継ぐためには必要な試練だったのかもしれません。
それと同時に芸姑との間に子供がいても親らしいことは何一つとせず、すべてを「歌舞伎」に注力した喜久雄は、その芸を国宝に値するだけの高みを目指しました。
私は歌舞伎のことは知らないし、歌舞伎の芸を見てもどこがいいのかもわかりません。
確かに相当な稽古を積まねばできないことだと思いますが、それに対しての価値は見いだせません。
この映画を見て歌舞伎の魅力がわかったということは全くありませんが、二人の歌舞伎役者の人生を描いたこの作品は、純粋に映画としてよくできていました。
多分原作も素晴らしい作品だと思います。
読んでみようかな?

 

 

tails-of-devil.hatenablog.com

 

tails-of-devil.hatenablog.com

 

 




以上の内容はhttps://tails-of-devil.hatenablog.com/entry/2025/07/03/233200より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14