
韓国スタジオドラゴン制作のサスペンス・スリラー・ドラマです。
サスペンス・スリラーというかサイコパス過ぎて胸糞悪さと気持ち悪さがとんでもない作品です。
全10話。
1話あたり45分から65分と決まっていませんが、第1話、第2話のみが長くて、ほかは45分から50分程度です。
あらすじ
タクシー運転手のオ・テクはもともと幸せな家族でしたが、後輩と起業し、社長となったために責任を負わされ、多額の借金を背負っています。
ある日、豚の夢を見たのですが、これは吉夢とばかりに翌日は客が絶えません。
そしてある乗客を乗せることになるのですが、モクポ(木浦)に送ってほしいという長距離の乗客でした。
次の運転手と交代の時間で一旦は断るものの、彼の提示する高額の報酬に釣られて、乗せることになります。
彼はクム・ヒョクスという人物で、所見は非常に腰の低い好青年に見えました。
しかし、徐々に彼は恐ろしい素顔を見せていくのです。
彼は人を殺害することに喜びを感じるサイコパスでした。
警察は連続殺人犯よりも政治家の警護を優先します。
息子をクム・ヒョクスに殺されたと訴えるファン・スンギュの声に耳を貸しません。
ファン・スンギュは単独でタクシー運転手を追いかけるのでした。
感想
第1話から怒涛の展開でした。
序盤でサイコパスの殺人のエグさがこれでもか?というほどで、これどういう落とし所になるんだろう?ずっとこんな感じなの?とこっちが心配するくらいでした。
主人公の運転手はお人好しを絵に描いたような人で、序盤の表情は本当に朗らか。
本来は借金まみれで家族とも一緒に暮らせていないなど、暗いイメージになりがちですが、前向きに人生を考え、真面目に借金を返済しています。
そもそもこの借金自体が理不尽な感じですが、真面目な人だということがわかります。
このタクシー運転手を演じる俳優さん、イ・ソンミンさんは名優と言われるだけあって、本当にすごい表情をしてくれます。
お人好しから、段々と悲壮感を漂わせ、中盤から後半にかけてはなにかに取り憑かれたように真犯人に対する復讐劇が始まりますが、序盤とはもはや別人のような表情で、結構怖いです。
それにしてサイコパスの殺人犯にはトリックがあって、そこがまた分かりづらいところ。
サイコパスを演じていた俳優ユ・ヨンソクさんもすごい演技でしたが、あまりに残忍過ぎて演技の評価がしづらいです。
ストーリーがエグいというか、こんな原作、脚本を書く人はどういう人間性なのかと思ってしまいます。
エンターテイメントと割り切ってみるにはちょっと辛いかもしれませんが、割り切ることができればインパクトのあるドラマなので見ごたえはあります。
それにしても犯人の母親が権力者でありながら、本当に同仕様もないクソ親っぷりで、彼女に鉄槌が落ちないことがストレスを感じましたね。
タクシーの運転手には絶対になりたくないと思います。